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男ひとりで温泉へ。自殺じゃありません。カレーと西京焼きと田中角栄と。富山生活まもなく7年目。

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大阪天満から越中富山へ罷り越して、正式赴任日でいうと明日で7周年を迎えるのだけど。9月の投稿数はたぶん過去最低になってしまった。ブロガー殺すに刃物はいらず、ヒマを奪ってしまえばいいってことか。 9月某日、お取引先のゴルフコンペが福井県あわらゴルフクラブでかいさいされることになり、前夜は芦原温泉にひとりで投宿。自殺願望しゃとまちがわれたらどうしようかと心配したけど、けっこうビジネスで一人来られる客も多いそうな。温泉をたっぷり楽しんで、芦原温泉にある行きつけのお店でカラオケタイムとまいりました。 このコースに来るのは4年ぶりかなあ。林に打ち込んだらもう脱出だけでどんだけ大変か。おかげさまで115を叩いて、お得意先にも申し訳ないかぎり。 9月某休日のランチ。すっかりお気に入りとなった富山市荒町の「アオヤギ食堂」でチキンカレーを。とにかく手の込んだ味で、解析・表現とも私にあとうものにあらず。 これも久しぶりの自炊だったなあ。たぶん9月12日の夜。さやいんげんを炒め煮とするのがちょっとマイブームでして。さつま揚げの細切りがよく合います。鮭の西京焼きは大和百貨店で購入してしまいました。なんでもかんでも自主制作しないと気が済まないような、自炊原理主義者じゃないもんで。抜くべき手は抜くのです。 田中角栄さんもここんとこお気に入りで、関連書籍をちょこちょこ読んでます。このひとがいなかったら、北陸新幹線はとても開通しなかったでしょうね。東京人にもっと上手にアピールしていれば、あんなひどい晩年にはならなかったと思います。 これはまた富山の某団体主催ゴルフコンペで富山カントリーへ。スコアは95だったっけ。とにかく「優勝パートナー賞」をもらえたので良かった。このコンペで10位以内に入賞すると翌日の新聞に掲載され、ゴルフ三昧をしているのが満天下に公表されるので、スコアメイクに気を使うのです。 コンペ、会食の後はひとり酒。日曜日の夜にはこの店に来ることが多いかな。髑髏を相手に、ユーライア・ヒープの「対自核~look at yourslf」なんて思い出しつつ。 その翌日には黒部市へ仕事で。備えあれば憂いなし。急に涼しくなっているからね。今年は雪が深いかもしれない。

残暑はどこへ。「和風カレー」で禁酒の夜を。

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9月に入って以来、残暑すら感じることなく一気に(越中では)秋が深まりつつあります。どういうわけか本業が忙しく、夜のお付き合いも連夜ただならず。これじゃアル中になっちまうので、意を決して禁酒することに。わずか一晩ではありますが。 アルコールと相性の悪いメニューといえば、私にとってはカレーライスです。ただ市販のカレールーを使うととんでもないカロリーになるので、和風カレーを自作しています。 ・玉ねぎを(翌日が休日ならニンニクと)胡麻油少々で炒める ・豚の薄切り肉を加えて、カレー粉を溶きながら和風の出汁を注ぐ ・酒、醤油、みりんで味加減を ・片栗粉で好みのとろみを調節 まあ言ってみれば関西風カレーうどんの「アタマ」ですね。これが結構イケるんです。 もとがもとだから、翌日のお昼ごはんでもこうやって活躍します。七味やら一味やらを振り込んでかなり「激辛」にするのが私の好みです。 これは金沢のバー「マルティニ」でいただいたスイカのカクテル。行ってしまった夏を惜しみながら。 休日の晩餐。天候不順のせいか野菜が高くて、質も落ちてきていますね。豊穣の秋というわけにはいかないのが残念。茄子も皮が固いし。 地元新聞社のセミナーへ。坂田さん、原作の漫画も面白いですけど、講演もお上手ですね。90分間まったく退屈することもなく話を聞かせてもらいました。それだけで自分も上達した気分で会場を後にしたのですけど、単なる錯覚であったことが翌々日に露見してしまいましたが。

神田「まつや」で蕎麦と酒。田中角栄・リアル鬼ごっこ・金魚姫。気が付けば読書の秋なのだなあ。

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蕎麦屋、それも神田の老舗で夕方早い時間から日本酒を一献なんて、池波正太郎みたいで恰好いいでしょう。「まつや」の「天たね」と「鴨汁蕎麦」で常温の酒を酌むなんて、こればっかりはいくら若造が池波ぶってもだめですね。よくぞ五十路を越えにけり。 その翌日は京都の四条高辻下る、なんとも昭和エレジーなスナックで、こんなハウスウィスキーを炭酸で割って、カラオケにいそしみました。店主(女性)も、見様によっては50代なれど話題から察するに、はたまた共通の知人がすでに霊界へとたびだっておられることから類推するに、実のところは70過ぎかも知れませぬ。いくつになっても女性は謎であります。 次回にあの方面へ行った際、この店があったところがすでに整地されていて、近所の店に聞いたところが「え~廃業されてもう10年以上になられますよ・・」なんて。そんな、なまねこなまねこ妖怪変化みたいな怪談だったらどうしよう。 戦後日本の正体を、わずか30歳にして認識して歌にしたのはミスチルの桜井君ですが、私はこの本を読んで「なるほど戦後民主主義の正体って」と考えを深くいたしました。政権というものがいかに集中排除的に独善と独裁となすものであるか。それを説いたのが丸山眞男だとするならば、そんな学者論議は放っておいて、しかし平和と民主主義こそが祖国復興の基本文法であると、仕事の基礎においていたのが田中角栄なのでしょうね。 かたや「理念」をもって数々の俊秀に「戦後民主主義」を教え、かたや「平和と民主主義」の徹底こそが、半年雪に振り込められる越後を切り開いていくのだと実行したわけで。 いまこんな時期だからこそ、少しでも多くの人に読んでもらいたい本でした。 あまり物事を思いつめるのも身体に悪いので。出張帰りは新装なった「粋宏閣」にてビールと餃子。夏の疲れを追い払うのに最強のコンビですよね。 日本全土を支配下に置く「王様」が、自分と同じ苗字をもつ全国の佐藤さんを「狩る」物語です。荒唐無稽にして、背景・設定ともめちゃくちゃにいい加減。でも読み始めたらやめられません。今の若い人が本を読まないなんてことはありません。彼らが面白がってくれる、時代のテンポにあったエンタテインメントがないだけです。 ときどき無性に食べたくなる「塩苅食堂」のモヤシラーメンとチャーシューおにぎり。大