博多濃厚豚骨ラーメンの夜。ヒコーキヲタクの本性発揮。日本国餃子事情。
またまた小松空港からボンバルディアCRJ-700で博多へ。GEのTF34エンジンをリアの上加減に装着しているさまは同じ系列のエンジンを積むA10サンダーボルトⅡを思わせないでもない。リージョナルジェットだけに、折り畳み式のステップを搭載していて、昔のYS11を思い出した。 博多で仕事をすると夜が楽しい。中洲はある種の天国だよなあ。バーをはしごした挙句に薬院のラーメン店「八ちゃん」へ。ここは20年くらい昔に来て、ラードの濃さにたまげた記憶がある。今は代替わりしたらしく、小ぎれいになってかつての薄暗い怪しい雰囲気はなくなってしまった。 親指ほどの餃子が名物らしく、とどめのビールに合わせて注文。パクリにグビリでこれは楽しい。こんな餃子が富山にもあったらなあ。毎晩行ってしまいそう。 かつての過激さが薄れたといっても遺伝子は充分で、表面を覆うラードが湯気を押さえてしまっている。見かけによらず途方もなく熱いから、猫舌の紳士淑女はご用心。 次の日も朝からずっと会議。途中昼飯は取引先のカレーマニアの方が推薦する、スリランカカレーの店へ。店名が複雑すぎて覚えられず。「超辛口」を頼んだのだけど、そして私は大概の辛口はどうってことがない鉄の舌と胃腸を誇っているのだけど、結構厳しいものが。 夕方の便で小松へ向かう。帰りはIBEXとのコードシェア便ではなくて、全日空のB737-500で。たぶん前世紀からANKで使用していた古強者と思われる。 小松から空港バスで金沢駅へ。「おもてなしドーム」で金沢のクラシック楽団が「田園交響曲」を演奏していた。駅でフル編成のクラシックをやるとは、やるよなあ。空中に浮かぶ金沢のゆるキャラ「ひゃくまんさん」が「越中さにはこんな文化催事はできんやろ」と見下ろしていた。 餃子は続くよどこまでも。新幹線に乗り換えて富山へ着いたら結構なお時間で。空腹に耐えきれず駅前の「粋宏閣」へ。餃子もあんかけヤキソバも富山的に味が濃いのだけど、そこはビールでごまかして。