総裁選と年金の前途は。酒のアテを作ろう。タイガース伊藤の乱調から東京MERへ。隠居生活の時間割は。
阪神タイガースが優勝して2週間ばかり経った。CSまでの3週間ほどがなんとなくモラトリアムである。新聞の1面は総裁選だけれど、現役世代の票田が欲しいのか「年金積み上げ」など私のような隠居族が喜ぶような政策は見当たらず。 それでもボリュームゾーンの団塊世代が投票圧力をかけている間は高齢者に配慮せざるを得ないけれど、彼らが卒業してしまったらあからさまな老人いじめがはじまるんだろうなあ。 まああんまり先のことを考えても厭世的になるばかりだ。酒でも飲んで日々の憂さをはらすこととする。 我が家では飲食関係は私の担当となっており、買い出し~調理~片付けまでは朝昼晩の3食をこなすことになっている。ただ夕食後は酔っ払っていて手元が危ういので概ね奥様が皿やグラスを洗ってくれる。ありがたいことだ。 もともと自宅で飲酒の習慣がない彼女に「酒のアテ」をいくつも並べるという発想はなく、 それは居酒屋なんぞで注文するもんだと思っていた気配が濃厚である。毎晩外食できればいいのだろうけど、年金生活はそんな贅沢を許さない。基本は三食自宅となる。 昼食のカレー炒飯 いっぽう人生において独身生活が総延長30有余年のわたしは、自炊のベテランでもある。 酒飲み歴は40有余年におよぶ。なので「酒のアテ」をちょこちょこ作るのは負担でもなんでもなく、その夜を充実して過ごすためのよろこびですらある。 夕餉の膳は19時過ぎに始まり、初夏~晩秋はビール2缶、麦焼酎のソーダ割を3~4杯かたむけつつ、21時過ぎまで延々続く。食後はウィスキーのハイボールに切り替わる。 野球シーズンは阪神タイガースのナイター中継を見ながら(幸いなことに彼女も阪神ファンで、ありがたき限り)アテをつついたり、飲んだり。食事の間は彼女が飲み物係をつとめてくれるうえに、弱いながらもそこそこつきあってくれる。気持ちが宥和的になって会話も円滑になる。酒神バッカス様に感謝の一刻である。 これは昨夜の夕食で、冷ややっこ、生トマト、オクラとなめ茸のおろし和え、鰯の生姜煮、 切り干し大根煮、ゴボウと人参のきんぴら風で、鰯はデパ地下で買ってきたもの(半球の地下で5尾280円なり)で、きんぴらは昨夜の残りである。それぞれのレシピはまたの機会に。 タイガースは伊藤将司が牧と宮崎がいない飛車角落ちの横浜打線に滅多打ちされて、試合中盤で興趣はなはだしく欠落する展開...