投稿

2011の投稿を表示しています

競輪グランプリと年越し蕎麦

イメージ
年の瀬に寝込んでしまった。クリスマスから発熱して、月曜火曜と会社を休んではあはあいいながらベッドにいた。ヤブ医者に行ったらインフルエンザは陰性と診察されて、何の変哲もない風邪薬を処方された。その晩、ここ数年では記録ものの39度3分をマークした。 雪は三日間降り続け、富山市内の積雪は41㎝を記録した。 12月にしては数年ぶりの大雪らしい。高熱でフラフラしている身で、買い物に出て滑って転んでさらに骨折なんてことになると洒落じゃないからね。歩いて2分のコンビニへも行くのがためらわれた。水曜日には雪もやんで出社したけど、家の裏道は融雪装置がないんで完全なるアイスバーン。歩くには相当のコツが必要です。 晴れてさえいれば雪景色は結構なもので、立山連峰もご覧のとおり。知り合いの保育士いわく「幼稚園児が、お山がきれい、って言うんだよね。誰に教えられたわけでもないのに。純真な目で見ても立山は美しいんだねえ」と。ア・プリオリにビューティフルなんですね。カントの超越論的にトランツェンデンタルに絶景なんですね。すごいよなあ。 寝込んでいるあいだはロクなもんを食ってなかったので、お昼はご馳走にした。桜町「集」でエビ天丼セット950円。エビがプリプリで天つゆがいい感じに甘辛で満足。新そばの手打ちそばはいつもながらこれまた満足。 三十日晦日は富山競輪最終場外発売日。年に一度の平塚競輪グランプリ。賞金1億円は国内最高額のレースで、深谷はじめ超一流選手が競い合う。いかにも鉄板レースなんだけどなぜか展開が毎年予測通りに行かず、中穴で大儲けする可能性が高い。 めずらしく満員状態の車券売り場。発売締め切り10分前には発券機の前に並ばないと買いそびれてしまう。モニターで試合展開を見ながら一喜一憂する。7周レースだから見どころたっぷり。あれれ、落車が重なって狙った車番が消えていく。3連単をキレイにはずして「今年はもうこれくらいにしといたるわ」と悪態つきつつ帰路につく。 さて本日は大晦日。いろいろあった2011年でございました。私の誕生日には東日本がエライことになりましたし。総理大臣は無能総理から泥鰌総理へ。将軍様はお隠れになるし。世界史に残る一年でした。で、ちょっと早いですけど朝から年越しそばをいただきます。 納豆とナメコを乗っけた特製おろ

自家製加湿器で発熱に対抗。越中疾病記。

イメージ
富山はホワイトクリスマスで、恋人たちにはムード満点だったかもしれないけど。雪はその後三日間にわたって降り続けてこーんなことになってしまった。 雪国の路面電車はよほどのことがない限り運休にはならない。クルマ持たぬ私としては食料品などの買い物はどうしても路面電車に頼らざるを得ない。大和百貨店とスーパー「ピアゴ」に出かけたのが25日。なんだか身体の節々が痛くてやたらに寒気がした。 野菜も食べんといかんからなあ。柳の下「末広軒」で野菜ラーメンと半チャーハン。いつもならワシワシと一気に片付けるのに、どうもね。 熱っぽいので体温計ではかってみたら、38度7分。ありゃあインフルエンザにかかったかと思い、26日の早朝からとにかく病院へ。パッチテストの結果は陰性でインフルエンザじゃなくて上顎扁桃腺炎とのご診断。注射を一発ぶち込まれて、クスリをもらって帰った。しかしあの医者ひょっとしたらヤブじゃないのかと訝しんでおります。パッチテストでは看護師が自信なさげにマニュアル読みながらおぼつかない手つきでそそくさとやっちゃうし。出されたクスリは風邪のときと一緒やし。 まあ病因は遊びすぎと不摂生にあるから、威風堂々と病人づらはできへんけど。クリスマス前にカラオケに行って1971年メドレーとかを熱唱しすぎたのも悪かったのかもしれない。小雪散る中、有馬富士CCでゴルフしたり。まあ他にも色々しでかしているけど、ここで書くわけにはいかぬからねえ。 スッポンスープの在庫がまだあるから、栄養と休養に努めてとっとと治してしまおう。なんとか熱も下がりだしているし。まあ50代になって自分の体力限界がどのへんにあるかは把握することができたのは価値だったかも。来年はハンドルの遊びの範囲をよく自覚して、仕事メインで頑張ることにしたいもんです。 外気温がマイナス2度の富山で寝室の暖房器具はエアコンと電気敷毛布なんだけど、エアコン暖房はとても部屋が乾燥いたします。といって今日明日を争う事態にのんびり通販で加湿器なんか買っておれんので、熱にうなされつつ自作しました。 中学校の頃に理科の実験で習った「サイホンの原理」を応用して。上下に導水することで表面積を増やすひと工夫を入れて。なんだかんだといって今朝(28日)はなんとか36度台まで熱も下がったので、こいつも

私の好きな悪い癖。深夜の麺づくり。

イメージ
飲みに出ると夕食はあまり食べないほうです。とくに和食の時がひどくて、ポツポツとつまむ程度。天敵の刺身なんか出てたらホントに食欲が減速します。それなのにバーをハシゴしたりカラオケ行ったりするから、家に帰った頃合いにハラが減るんですよね。こういう時にカロリーの高いラーメンなんか食べるとてきめんに体重に反映するから、とにかくいったん自宅までは戻ることにしています。悪い癖が出てきて、ひとり深夜にゴソゴソと。 ふふ。私には強い味方が控えているんです。後輩から送ってもらって以来すっかりはまっている「イワタニのすっぽんスープ」。30缶入りで9000円だからちょっとお高いですけど。鶏がらスープを思いっきり上品にしたようなお味で、どんな料理のベースにもなります。おまけにコラーゲンでお肌ツヤツヤに。スタミナもつくんでしょうねえ。連日連夜のご活躍にかかわらず風邪ひとつひかんのやから。 似たような写真が並びますんでご勘弁を。すっぽんスープ1缶に出し汁を加えて、ヒガシマルのうすくち醤油と味醂で味を調整します。カトキチの冷凍うどんを湯がいて、スープにぶち込んで、薄揚げ、白ネギ、キムチをどっさり入れてひと煮立ち。最後に溶き卵を回しかけて完成。そうそうおろしショウガもわさっと入れます。あったまるし、適度に刺激があって胃も活発に動くし。豚骨ラーメンとか牛丼とか食べるより体に良さそうだよね。 もっとあっさりいきたい夜は「にゅうめん」仕立てにいたします。すっぽんスープに出し汁、味付けは富山名産穴の谷(あなんたん、と読みます)の白醤油と味醂で。白ネギの青いところをごく薄切りにして、まんなかに卵を落として。両サイドには焼海苔をならべて、海苔の下には氷見の梅干が忍ばせてございます。繊細にしてたおやかなること貴女のごとき一品。 良く似ているけど微妙に違うのです。こちらはネギと卵だけでシンプルにしたもの。いずれを食しても胃にはもたれず、おまけに翌日にお酒も残らないと言う嬉しい副作用もあります。深夜に包丁やら鍋やら振り回してケガひとつしない程度にしか酔っていなければ、二日酔いもせんだろうと言われればその通りですが。 確かに前後不覚になるまで酔っぱらって帰った時は、出所不明のコンビニの袋がテーブルに乗っていてそこかしこにオニギリやらサンドイッチやらの包み紙が散乱していたりし

くまちゃん。ラーメン。愛国。沖縄。

イメージ
移動が続くと本を読む量が増える。飛行機や長距離列車の中って他にすることないもんね。パソコン開いて仕事している人もいるけど、大事な資料をとなりから覗かれたらどないするねん、の気持ちから僕はやらないことにしています。iPhoneでメールくらいなら送受信しますけど。 すっかりお気に入りの角田光代。むかし村松梢風が「女と食い物が書けなきゃ一人前の小説家じゃない」と言っていたけど、「男と食い物」がきちんと書ける(描ける)角田光代は凄いよね。あと、絲山秋子に井上荒野かなあ。女流作家なんて言い方じたいどうかと思うけど、いまは女性の小説家のほうがチカラがあるような。男は稼げるミステリーに走りすぎかも。 あまり普段は読まない新書版を2冊。「ラーメンと愛国」は中国から移入されたラーメンが、安藤百福の手によって「工業化・量産化」されて「国民食」となったこと。さらに一方では食のマスプロ化・大資本による寡占化(すかいらーく・マクドナルド・KFCなど)に対して、ラーメンの世界ではインスタントラーメンによる工業化へのアンチテーゼで「職人芸」が再評価されはじめた。1990年以降、「ラーメン道」にいそしむ職人たちがメディアで取り上げられ、スターに、更にカリスマ化して行った過程などが取り上げられている。ラーメンを通じた戦後日本の産業史かな。かつて片棒をかついでいた世界なので、懐かしいおもいをしながら読みました。しかしラーメンの世界がいまや愛国ナショナリズムの方向にに突き進んでいるとはねえ。 デミングによるマスプロ生産の導入から、バブル崩壊を経て「失われた20年」があり、ようやく曙光がきざしたところへ大震災と福島原発事故。台頭するナショナリズム。どうなるのだ日本。 こちらは那覇空港で購入して、帰路のJALとJRサンダーバードで読んだもの。かつての長寿王国沖縄が、いまや肥満率№1であり60歳以下の成人病率も全国トップであること。その原因は「アメリカ世(ゆ~)」になって以来の食生活変化にあること。でも、もともと大酒のみの土地柄に「飲み会の最後、シメにステーキとご飯を食べるから、太った」というのには思わず納得。前夜にバーのハシゴの最後に寄った沖縄そば屋で店主から「ナイチャー(沖縄人)はそばじゃなくてステーキよ。肉食べてメシ食ったら二日酔いせんもの」と言われていたからね。

沖縄ゴルフ逃避行

イメージ
やっぱりヒンシュクものでしょう。関西ゴルフ出張から木曜の昼に富山に戻って24時間ちょいといただけでまたサンダーバードに乗車。金曜の夜はまたまた大阪泊まり。右へフラフラ左にフラフラ。最後は新地本通のバーで締めて、ホテルに帰ったのは2時過ぎでした。 目覚めるや、テレビにスイッチオン。「おはよう朝日です土曜日」なんてやっている。地元テレビ局制作の朝ワイド番組がある幸福感は、地方に引っ越さないとわからんもんね。「尾は朝」のABC、「よーいドン」のKTVには頑張り続けて欲しい。東京の話題しか放送しないネットワイドなんかいらんのや。 前説が長くてすまん。土曜の朝は8時に伊丹空港集合で、JALに乗っかって一路沖縄を目指していったのです。もちろん仕事なんかじゃなく。いわゆるひとつの「休暇」でございます。 中年〜初老のおっさんばかり数名で、観光なんか関心なし。2泊3日3ラウンド、ゴルフと宴会一筋なんでございます。おおこの青空が琉球の空まで続いておりますように。 到着するなりホテルにも寄らずに「沖縄カントリークラブ」へ。曇天残念。かつて米軍が造成し、今はオリックスグループが経営する。フェアウェイは狭いし風はキツイし。距離もしっかりあってなかなかの難コースでした。キャディについたのがJGA登録のプロだったので色々教えられることも多くて。 スタートが遅かったんであがり3ホールはナイタープレイに。生涯初体験。なにしろ照明が当たっていたって、ボールとクラブの距離感がつかめないんだもん。まして暗がりに入ったら闇夜に浮かぶかすかに白いボールめがけてクラブを振り下ろすわけで。最終ホールなんか訳が分からなくなって11打を叩きました。結局あがって51.54の105でした。 「郷土料理は私詳しいからまかせていてね〜」って四半世紀前に流行った全日空の沖縄キャンペーンソング「私の夏・森高千里」じゃないけど、夕食は郷土料理。店が暗いので写真は撮れず。それからガールズバーとサーファーバーをハシゴして、飲んでの締めは沖縄ソバ。いわゆるソーキソバですね。カツオ出汁が泡盛で疲れた胃腸に優しゅうございます。 ところでガールズバーの名前が先々週に大連で大暴れしたカラオケバーの店と同じ名前なのにはびっくり。何たる偶然。 こいつはそば屋の飼い猫で、目付きは悪

またまた焼肉と、ABCゴルフ倶楽部と。

イメージ
映画「大脱走」のテーマを頭の中で鳴らしながら、またまた冬の越中から逃避行を重ねてしまった。大連に行って翌日東京へさらに日を経ずして関西へ。こたびは仕事を2件片付けることと、お取引先と名門ABCゴルフ倶楽部でラウンドすることと。富山出発は12月は6日のことでございました。随分昔のことみたい。(今日は13日) はい。まずはカバンに本だけ詰め込んで。大阪へのお伴は川本三郎の「小説を、映画を、鉄道が走る」で、文学と映画でふりかえる昭和鉄道史ってかんじ。しかし「鉄」な作家は文体も似てくるのかねえ。関川夏央の一連の鉄道随筆と読みながらごっちゃになりそうでした。普段のエッセイはこんなにペダンティックじゃないもん。 サンダーバードに持ち込んだ富山駅「源」の幕の内弁当。これはなかなかに美味しい駅弁ですよ。私は知り合いみんなにおすすめするんですけど。 この時期富山じゃあり得ない天候のもと、天下の名門ABCゴルフ倶楽部でプレイ。お取引先と一緒で緊張したのか、スコアは大荒れとなりました。特に最後の名物池越えホールの18番ロング(石川遼がなぎさバンカーから水切りショットでイーグルとって優勝した)では、池に2たび叩き込み、11打であがる始末。スイング改造が全く実らず。 クラブハウスの名物料理はカレーラーメンで、約4半世紀まえに2代目だかの料理長が神戸の中華街で食べたものをベースに創意工夫したものなんだとか。その頃はまだホテルプラザが健在で、セカンドシェフがこのゴルフ場に出向してましたから。熱くて辛くて冬のゴルフにはぴったりのお昼ご飯でございます。 この見事な肉を見るがいい、なんて。大阪市北区天神橋筋にある特に名を隠す焼肉店「Y」にて。お取引先をご案内してゴルフのあとの宴会とあいなりました。カリフォルニアワインを飲みながら、絶品の肉をつぎつぎと焼いては食い焙っては食い。 満腹の腹を抱えて大阪市北区北新地界隈に出撃し、美人ホステスに囲まれて談笑。さらにカラオケスナックに攻勢をかけて深夜まで絶唱。したのかどうなのかは秘中の秘。だって誰が読んでるかわからないんだもん。 さらば大阪。12月8日の開戦記念日。しかし何ですね。世間では山本五十六ブームだとか。私からすると、真珠湾奇襲なんてロジスティクスの基本もわかってない無謀な振る舞いですけど。

焼肉担々麺牛鮭定食な日々。

イメージ
先週火曜日に大連から帰ってきてから、夜明けと夜更けが十たび繰り返されてもう12月も初旬が終わろうとしている。だいたい夜更けから出動して夜明け前に帰宅したり宿に戻ったりしてるんだけど。今日も帰宅したのは午前5時で、さすがに半日休暇を頂いてこうやってサイトを更新している次第。サラリーマンとしていかがなもんでしょう。 中国南方航空のオンボロA319型機が富山空港にランディングしたのが16時で、そのまま荷物だけ置いて17時には出社して、23時まで残業。疲れたやんけと同僚並びにIT 会社のナゾの美女と出かけた夕食が焼肉で、まあええか11月29日で「いい肉」の日だからって。深夜に食うもんじゃないでしょう。 焼肉のあとは恒例の紅白歌合戦となり、明け方に帰宅。昼飯は二日酔退治でカレーラーメン。会社近くの「味里」で。洗面器みたいな丼に和風のカレースープ、薄揚げに鶏肉が入ってトッピングが海老フライ。和洋印混淆の不思議なお味。しっかり汗かいて悪霊退散。 忙しいことは嬉しいのだけど、カレーラーメンを食ったその足で東京へ。越後湯沢駅で「Maxとき」のご到着です。今年は12月になってもまだ越後湯沢に積雪なし。暖冬なのかしらん。都会はともかく豪雪地帯に住む身にはありがたいお話です。 ギロッポンなんて言うと一発芸人の鼠先輩みたいだけど、六本木の行きつけのバーで。同僚後輩とお仕事の話で激論数刻。ホテルに帰ったらやっぱり2時で。 朝もはよから麹町でお仕事して、なんとかお昼前に脱走。銀座「はしご」で鶏糸だんだんめん。辛くてちょいと酸っぱくて。お酒の翌日には最高のメニューです。奥に見える沢庵の細義理が「龍馬たくあん」という逸品でこの店でしか食べられない不思議な漬け物なの。業務用の2kgパックなら通販で購入可能だけど、独り暮らしじゃ食いきれないし。 戻って翌日は金沢へ。金沢営業所の面々と合同忘年会。今年はホントにいろいろありましたねえなんていいながら。さすがに古い町だから、京都みたいにお茶屋を改造したバーなんかもございまして。 そのまま金沢に泊まって、土曜日はゴルフ大会のつもりが大雨で中止に。残念無念。しかたがないから富山に帰って打ちっぱなしへ行ってせめて練習をして。私はレフティなんで「右の壁