執行猶予か実刑か。越中「雪の判決」記。

毎日降り続ける雪をただぼんやりと眺めている。たまに半日くらい晴れ間が出ることはあるけれど、次の降雪にむけてのわずかな執行猶予期間にしか感じられないし。


営業先の富山競輪場で。駐車場越しの立山連峰が美しい。除雪された雪と山並みが偶然にているのが凄いよね。仕事ついでに車券を買って大穴一発当てて、といきたいけれどこの日は競輪休日で全国どこでもやっていないから、場外車券売り場も閉まっています。残念と言うべきが未然の損害を防げたと喜ぶべきか。


ゴルフコンペに誘われてホイホイとまた関西へ。ほかにも老父の快気祝いやら一族郎党集まっての宴会とかもあったのだけど、モチベーションの柱は雪のない土地でのゴルフです。奈良の杜ゴルフクラブはアコーディアの運営と思えないほどに手入れがいい。オーバーシードでフェアウェイは冬でもきちんと芝が生えている。北陸人には何よりの眼福なり。


こんなえげつないホールもあるんですけど、OBを叩いたのはこの日はこのホールだけ。46/47で93は自己最高記録。夜は祝杯大会でもう一晩泊まってしまい、月曜日に半休を頂いて富山に戻ったのはここだけの内緒の話。最終ホールでアプローチミスと30センチのパットをショートするという、考えられないミスがあったのだけど、それがなければ89でした。

まあ今年のゴルフ目標が「90を切る」なんだし、あまり念頭に目標達成しても後がつまらんから、成果を上げるのは富山がシーズンに入ってから、と言うことにしておきましょう。


往復のサンダーバードでずっと読んでいた本。私が最も尊敬する広告マン、ディヴィッド・オグルヴィの評伝。スコットランド生まれで、オックスフォードを中退して台所用石炭オーブンのセールスマンになり、第二次世界大戦中は故国イギリスのためにスパイを生業にした。「商品を売る」コピーライターとしては全米随一の才能を誇った。いやまあ凄い男がいたもんだ。彼の著作は大概読んだけど、評伝は初めて。


昨日は午前2時までお得意先を接遇申し上げておりました。シメに寄ったバーで「ラスティ・ネイル」なぞ。直訳すれば「錆びた釘」。スコッチウィスキーにオレンジリキュールのドランビュイを割ったもので、相当にキツイけど、心があったまるカクテルです。帰り道には雪がチラチラと。


起き出してみればこんな有様で。明け方に集中的に降ったらしい。わずか数時間で40センチの積雪でございます。越中の実力なり。近所のローソンに行くにもゴム長が必須。でも新雪だからまだまだ歩きやすいのだ。こいつがクルマのタイヤで圧雪となって固く凍りつくと、冗談ごとじゃなくなる。


先日の一族郎党宴会で、姪御様から早めのバレンタインプレゼントいただきました。愛情が3本。そのうち1本を今朝ほど服用。睡眠不足と二日酔いに一撃。いくら窓際サラリーマンといえども、きちんと営業回りをしてささやかにでも数字を上げないとね、いまどきどんなリストラが待っているやら。


午後になっても雪は容赦なく降り続いておりまして、路肩なんかヒトの背丈ほども雪が重なっております。道路も融雪がないところは、雪と氷と水がミックスされて下手くそが溶いた天ぷら粉のごとく。さすがにスタッドレスをはいたFFの営業車も右へ左へとスリップするわ、発進するにもタイヤが空転するんで、いったんバックして勢いをつけないと前に行かないわと大騒ぎ。ブレーキが利かなくなっているトラックとかタンクローリーが後ろにいませんようにと、お祈りしながらスリル満点の営業活動でございます。まるで実刑判決を受けて受刑している心境です。春よ来い、早く来い。

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