石川遼が優勝した御殿場コースへ再び。ランクルと蕎麦と信濃路と生姜焼き。
10月になった。越中富山に居を移してからついに丸4年が経過し、5年目へと突入である。当初は2年か3年で大阪に戻れるもんだと思っていたけれど。しかし堅忍自重ですごす4年は長いけれど私みたいに遊び倒していると時間の経過はまさしく光陰矢のごとし。
伊達や酔狂みたいな人生と自覚はしている。お取引先様のお付き合いと言いながら、今年もまた太平洋クラブ御殿場ゴルフコースへ行ってきた。富士山の麓で本当に一幅の絵のような。昨年はこのコースで石川遼が優勝したっけ。
プレイ前日は仕事が立て込んで、高岡へ12時半に行かねばならず昼飯は富山駅構内の「立山そば」でかきあげ蕎麦に生卵とお稲荷さんを添えた。私の好男子ぶりにほだされたのか、立山かまぼこが定法と異なり2枚も投入されていた。幸先やよし。
富山から御殿場へ行くにはJRなら北陸本線とほくほく線で越後湯沢へ、上越新幹線で東京へ。さらに東海道新幹線・東海道本線・国府津線をのりついで7時間48分かけるか。ヒコーキなら羽田経由高速バスで乗り継ぎ含めて5時間。クルマでいくなら富山から神岡~松本~諏訪をへて富士山の外輪をかすめながら5時間半。
出発時間がはっきりしなかったのでクルマを選択。小生は運転をしないので(!)カメラマンの大師匠に運転をお願いし、大師匠のトヨタランドクルーザー4200CCディーゼルターボなどという戦車みたいないかついクルマで夕方4時に富山を出発した。
18時過ぎに松本到着。「信濃では月と仏とおらが蕎麦」と一茶の句にあることだし、街道筋の「懶屋」なる蕎麦屋に飛び込んで夕食とした。昼も蕎麦だったんだけど。辛味大根おろし蕎麦1050円は大食いの富山ケンミンも満足する盛りの良さもさることながら、さすがに本場ですね。明日の帰路にもきっと寄ろうと決心して再び出発。
途中でノロノロ運転の14トントラックに道をふさがれたり、覆面パトカーみたいな運転をする後続車に警戒して遵法運転に徹したりして、御殿場のホテルに21時半到着。翌日は7時出発ってことで、ホテルの地下にあるバーでハイボールを3杯ほど啜って退散。
11フィートなどという女子プロトーナメントなみの高速グリーンに翻弄されつつも、なんとか49/48の97でホールアウト。自分としては上々の出来。で、ゴルフを終わってお茶して、すぐにまた富山へ向けてクルマは出発。途中諏訪湖のサービスエリアでコーヒーブレイク。「松本でまた蕎麦っすね」とそれだけを楽しみにクルマは走る走る。
まあ日ごろの行ないがいかがなるものか、こういうときに露見いたしますね。楽しみにしていた蕎麦屋は見事に定休日。昨日と異なりゴルフの後だし腹ペコだし。エイヤと街道筋の洋食屋「ポム!」に乱入し、「豚肉生姜焼き定食」をオーダー。これが実に野菜たっぷりで美味しかったりして、日ごろの行ないが複雑怪奇であることを立証してしまった。
往復11時間を運転してくださった大師匠に悪いので、道中はアルコールなし。無事に富山にたどり着いたら、頭が妙に興奮していて荷物を降ろしてすぐに桜木町へ突撃。この48時間で仕事6時間、ゴルフ6時間、食事休憩5時間、睡眠が8時間。クルマの往復が11時間で・・・飲んでいたのが8時間とはこれいかに。やっぱり伊達や酔狂で生きているんだなあ。
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