富山ブラックラーメンと県観光課の力学。人生初の立山登山。道具にはお金をかけないと。韋駄天伝説。

2週間ほど前のことであります。またまた富山へ行ってまいりました。行き出すと続くんですねえ。サンダーバードから新幹線を乗り継いで。駅の一階に伝統的富山ブラックラーメン「大喜」が出店しているので、迷わず直行。元々のコンセプトが「ご飯にあうラーメン」なので、まあ醤油の原液をすするがごとき強烈な塩気なのね。で、いつものように「小ライス」を頼もうとしたのだけど、メニューに「昆布おにぎ
り」が追加されているのを発見して、驚きつつ注文。

某広告会社制作による県の観光ポスターには、このブラックラーメンに、店にはない昆布おにぎりが添えられている。間違えて観光客が注文して気分を悪くしたらどないするねん、と思っていたけど、ようやく現実が追いついたようで何より。


翌日が、なんと人生初の立山登山なのでした。バスで室堂まで上がって、散策路を歩き回ったことはあるけれど。今回は室堂から雄山山頂、3003メートルを目指すんである。
57歳、登山経験なし。果たして生還できるのやら。


中間地点の山小屋を過ぎて、あと残り300メートルを登るのが大変だった。両手両足を駆使して、懸垂とヒンズースクワットを同時進行してるみたいなもんだった。


頂上についても、さらに尾山神社まで参詣に行くので、もうひと頑張り残っているのでした。3003メートルでも充分に空気薄いし。とても固形物を食べる元気なし。


達成感というよりも、尾羽打ち枯らした感じですよねー。一応トレッキングシューズは履いて行ったのだけど、安物だったのですぐに足首を捻ってしまう。登山道具だけは金を惜しんだらあきませんね。


通販で買った登山杖。1500円で安かったのだけど、ぐにゃりと曲がってしまい、今回でそのまま使えなくなってしまった。でもまあこれがなかったら下山できなかったと思うので、たった一回の逢瀬だったけど感謝してます。


下山の途中ですっかりへばってしまい、随分と遅れてしまったのだけど、ハーフウエィを過ぎたあたりで「あと少しで生ビールが飲めるんだ」と思い出してからは一瀉千里。全く別人になって山を駆け下り、若い人もゴボウ抜きにしてしまったのは、ここだけの話。

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