日本列島ラーメン・蕎麦でよじれ旅
越中富山の窓際族も年度末となると色々と忙しい。去年もそうだけどなぜか3月は旅が重なってしまう。先々週東京から帰って二日後には九州へ。富山空港からは羽田と千歳にしか飛んでいないので、陸路を富山~新大阪~博多~熊本~博多~小倉~博多と渡り歩くことになります。
富山駅でまずは腹ごしらえ。駅構内の「立山そば」で天ぷらそばに生玉子入れて。それと「源」ご自慢のますのすしを一切れ。朝の立ち食いそばってどうしてこうも魅惑的なんでしょう。
サンダーバードで新大阪へ。3時間と27分かかるんです。ここでさらに40分の待ち合わせを経て九州新幹線「さくら」に乗り換え。博多まで2時間40分。ざっと7時間の道のりです。でもJR九州の車両って「居住性」と「デザイン」が見事に融和していますね。
博多からちょいと熊本に足を伸ばして「桂花ラーメン」。熊本競輪場での打ち合わせの帰りに寸暇を惜しんで立ち寄った。東京新宿の支店にはたまに行くけど、やっぱり本店は違います。溶かし込んだラードが唇にまとわりついてなんともエロいのね。こげ茶色は「麻油(マーユ)」といってニンニクを精製してごま油に溶かし込んだもの。こいつのパンチがまたすばらしい。
しかし九州新幹線ってのは便利ですね。博多をベースに小倉でも熊本でも、富山から金沢・高岡の感覚でヒョイと行って帰られる。
取って返して博多の朝は散歩がてらに「天草大王ラーメン」を。お店の名前は出しません。だって味がほとんど「サッポロ一番塩ラーメン」だもん。何でもかんでも本場に行けばおいしいとは限らないのは、札幌ラーメン横丁で実証済みだけど。まあ「天草大王」に惹かれた自分がアホなのです。
JR博多駅はそれはそれはすごい大伽藍になっていまして。東京駅や新装なった大阪駅よりも広く大きく楽しいですね。一日遊べます。駅の二階に「ラーメン通り」みたいなコーナーがあって、においにつられて入った「一幸舎」で博多ラーメンを。仕事も終わっていたので、生ビールに餃子までつけちゃって。見た目よりあっさりしてます。しかし博多じゃ二晩よく飲みよく唄いよく遊んだ。
博多からさらに大阪へ。朝5時まで騒いでゴルフに行って、前半で65も叩いてしまった。30センチのパットを4回も外して。完全に酔っ払っていましたね。後半は立ち直って52で。めざすコンパクトスイングが身についてきた感じ。
富山に帰った翌日、ランチは「電気ビル地下食堂」に。お目当ての定食が売り切れだったので、天ぷらそばとおにぎりのセットを注文。天ぷらそばに赤巻き蒲鉾がナルトみたいに乗っかっているのがいかにも富山県やなあ。
大食らいがそろう富山県だけあって、おにぎりの大きさが半端やありまへん。ご飯二杯半くらい使ってますね。とろろ昆布でまぶしてあるのも富山ならではの風習です。なんかインビな感じを受けるのは私が助平だからでしょうか。
富山に帰ってほっとする間もなくまた大阪へ。福島(原発じゃなくて大阪市福島区)のスタジオで仕事だったので、朝飯は近畿一円に店を構える「都そば」へ。淡口醤油のきいた関西味が郷愁をそそります。
こんだけでっかいお揚げさんが乗って290円とはお値打ちだと思いませんか。大阪生まれなんで安くて旨いものには、自然と尊敬の念がわきますね。七味唐辛子を闇雲に振りかけて。
おとといの月曜日は大阪の本社で会議などございました。遊んでラーメンばっかり食ってるわけじゃないんですよと言いつつ、お昼は大阪駅前第3ビルの地下。「信濃路」で「宝天麺」なるトマトラーメンを。セロリとニンニクがきいて、なかなかのもの。食後に消臭グミをサービスしてくれるのもうれしい限り。
そして昨日。サンダーバードで再び富山へ。五日ぶりに戻ってまいりました。大阪じゃ晴天だったのに富山に着けば横殴りの雪。市内は積もっていませんでしたけど、ちょっと外れたあたりはしっかり積雪しておりました。春はまだまだ遠いなあ。
富山市新富町の蕎麦屋「集」で親子丼とかけ蕎麦のセット。ここの蕎麦は「おわら風の盆」で有名な八尾町から蕎麦を取り寄せています。田舎蕎麦でなかなかにウマイ。
しかしまあ、毎日長いものばっかりよく食べているよなあ。
久しぶりの青空に、立山連峰がきれいでしょう。あまりの気持ちよさに「一風堂」のとなりにある「ゴルフ5」で、アイアンセットを衝動買いしてしまったのは、ここだけの秘密ということで。
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