牛鮭定食・ブラックラーメンに美女に競輪。あいまに「苦役列車」と「錨を上げよ」。多忙な連休。。
日本近代私小説のなかでも、ここまで自分をクズに書いて平然としている作家って。読後感、醜悪。ただしこれは最上の褒め言葉。作者の意図通りの感情を抱いてしまった。のたくたした語り口に乗せられてしまい、自分に苦笑。
そんな本を読んでしまった夜は、お酒も飲まずに牛鮭定食なのさ。とっとと食って催眠導入剤飲んで、午後10時には眠ってしまった。母親の誕生日であることも忘れて。
2日連続の禁酒ができたらエライねんけどな。禁酒の翌日は会社の歓送迎会で、張り切って飲み過ぎてきたくしたのは午前3時。いつもの愚行を繰り返して。お昼ご飯はブラックラーメンでたるんだ頭脳と胃袋に延髄切りをかまして覚醒させちゃって。
二日酔いの日に限って忙しいのね。おまけに夜はご接待とかあったりするんですよね。この晩は桜木町「大将軍」で焼肉。赤身のロースが意外とウマかったね。
ご接待に美女のアシストは必須でございます。桜木町の美姫にお力添えをいただいて、お客様との会話も弾んでまいりますね。でも翌日が朝早くからお仕事なんで、午前零時すぎには帰宅いたしましたとも。
憲法記念日とやらで世間では連休後半スタートなんて騒いでました。私は朝7時半から能登半島を縦断してお仕事でした。さらに高岡でひと仕事。最後は岩瀬の富山競輪場へ。日刊スポーツ社杯だったので、なんとか第10レースには駆けつけられました。
投資金額6000円。奪還金額0円。どうしてこんなに勝てないんでしょうか。ジャンが鳴るまではヨミ通りに展開するのに。ぐやじい。
こんな日はウマいものでも食って(本当にウマかったです。島崎さん。また後日きちんとレポートいたします)、酒飲んで寝るに限るんですけど。酔ったあげくに手に取った本が百田尚樹の「錨を上げよ」だった。大した邂逅となりましたねえ。
読み出したら止まりまへん。昭和30年生まれの主人公は、大阪市内に生まれ、東淀川区で育って。紆余曲折はあるけど同志社大学に進学してって、まるきりオレやんか。生まれ年が5年ほどちゃうけど。まあ概ね同年代や。大学時代に悩んだり困惑したこともおんなじ。
私が入学した頃もサークルとかは学友会の支配下にあって、反動有理なんて立て看板が学内中に張り巡らされていた。右翼も左翼もふくめて、物事を盲信するのが大嫌いになったのは、社学同諸君との空虚空論の繰り返しに疲れてしまったからに他ならない。
連休は4日・5日と2日間だけお休みをいただいて、まあいろいろあったけど基本的には「錨を上げよ」に取っ掴まってしまった。実質読書時間18時間ほどで上下巻1200ページを読破。いやいや仕事よりも疲れた。愛とは難しいものなんですね。
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