雪国より逃避。餃子と水煮牛肉とロンドンティールーム。
律儀なことに裏日本では師走に入るなり雪が続いている。真珠湾奇襲の記念日でもある12月8日、出張ついでに暖かい表日本でゴルフでもするべいと予定していたものの。北陸本線が全面運休となって、にっちもさっちも行きまへん。
こういうときは水平思考。いつぞやの大事故以来すっかりヘタレになって、風だ雪だというとすぐに運休するJRと違って、高速バスは走ってるもんね。民間企業のしぶとさです。名鉄バスで富山~名古屋、そして東海道新幹線で名古屋~新大阪とまわったのサ。バスに4時間、新幹線に1時間。
車中猛烈にハラが減っていたけど、大阪到着後にどうしても「餃子+生ビール」を堪能したかったので忍の一字。行きたかった「珉珉」は満員では入れなかったけど、「大阪王将」が空いていたので迷わず襲撃した。富山で行きつけの餃子屋が店を閉じて以来、重度の餃子欠乏症が続いているんであります。
三木よかわCCにて。凱風快晴じゃあ~りませんか。そりゃ風は強いし冷たいしだけど、このお日さまの下でゴルフできるなんて、望外のしあわせでござります。富山ケンミン各位には嫌われるだろうなあ。ちなみに私が白球を追いかけている時分、越中じゃ吹雪のすえに46センチの積雪だったとか。帝国海軍が誇る大和型戦艦の主砲口径やんけ。おそるべし越中の冬。
夜はゴルフ仲間と大阪キタの「双龍居」へ。旨くて安くて量が多くて。しかし辛いものはとことん激辛なので食事と言うより格闘技だな。名物の「四川風水煮牛肉」は、牛肉と野菜を大量のラー油と唐辛子と花椒を、これでもかと言うほどぶち込んで煮たもの。恐ろしく辛い。具を引き上げて喰った後にラーメンを入れて、「熱いカライウマイでもカライでもウマイ」などと意味不明な言語を発しながら啜りこんで、もって宴のシメといたすのである。
月曜日も大阪にいて(仕事なんです、仕事)朝から打ち合わせを重ねたりして。お昼ごはんのその後は堂島の「London Tea Room」でアフタヌーンティーなぞ。ふだんお茶コーヒー紅茶の類はほとんど嗜まないのだけど、ここの紅茶は別格官幣大社で、英国のホテルで飲むより美味しい気がする。いかにもブリティッシュな昔ながらのケーキを添えて。
このあと雪の越中に戻るかと思いきや、またまた東海道新幹線に乗ってこんどはお江戸に向かったのでした。いつまで雪の現実から逃避し続けるのやら。
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