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師走と云ったら麺ですよね。大みそかまでネバー麺ディングストーリー。海老天そばのコロモ疑惑。

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師走と云ったら麺類ですよね。年越し蕎麦のこともあるけど、何しろ師匠が走り回るほどのせわしなさで、のんびり飯を食っている場合じゃないし。その多忙なリズムですすりこむとまた一層麺類って味わいが増すような。 出張にでかけるときとか、富山駅の「立山そば」で朝食をしたためること多し。ちょっと甘めの出汁がちょっと名古屋駅の「きしめん」に似ていなくもない。ただ越中ならではの習慣で麺の量が大阪東京の駅そばに比して1.5倍くらいございます。一杯で満腹確実。 今年は例外的に雪が少ない越中富山ではあるけれど、やっぱり朝は寒い。あんかけ卵とじうどんに温泉卵など落としてスタミナアップ。チューブ入りでいいから生姜をぶっこんでやると芯から温まります。 天ぷらそばを食いたくなって千石町「まるぜん」へ。定食セットが安かったので注文した。すげーボリュームに圧倒されました。しかしエビがいくら高価になっているからって、このコロモはないよね。十二単の紫式部かよ。 積雪クローズの富山を避けて「アーク吉川ゴルフクラブ」へ。太平洋側はさすがに晴天。とはいえ空気は冷たいのでぐっと冷えた。そんな身体に「石焼カレー天ぷらラーメンごはん入り」などというヘビーメニューを注入。ぐつぐつ煮えるカレーラーメンの下にご飯が敷いてあり、麺をあらかた平らげたら全体をかき回してカレーおじやにする寸法。暑くて辛くて最高なり。 ゴルフに行ったついでに仕事をしているわけではもちろんなく、仕事のついでにゴルフを入れているだけだから誤解のなきように。で、堂島かいわいに宿泊の際は「つるつる庵」の刻みそば320円が定番になる。天かす入れ放題がうれしいじゃないですか。 朝が刻みそばなのに昼も麺類。「堂島麻辣麺」で「白胡麻坦々麺」にジャスミンライスを付けて。これ結構辛くてしっかりした味で大好きなんです。富山に支店を出してくんねえかな。 土日に出張が重なっておまけに寒くて雨の日が延々続くから買い物に出られず。手持ちの野菜が小松菜一把に白ネギ少々だけになってしまった。小松菜は刻んで胡麻油でツナ缶と炒めて常備菜に。これは飯によし酒によし、最高のオカズです。それとにゅうめんで朝ごはんに。 今日がクリスマスだからあと出社が二日間。出張帰りにネギと豚バラだけは買って帰ったから、明日から二

おもしろいほど悲しくて、悲しいほどに真面目な日本人。吉村昭と土山しげると江上剛と。読書のごった煮は時間と金とスペースの無駄なのか。

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今の日本からするとこんなバカな時代が本当にあったのかと思うのが昭和10年代の日本で、国際連盟脱退以降は他国との関係性に盲目となり、8月15日の敗戦にむかって猪突猛進をやっていた。その折に国民を言葉ひとつで高揚させようと乱発されたのが「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」「ぜいたくは敵だ」「進め一億火の玉だ」などのスローガンである。 今も新聞の論調をみるに、たまにDNAを感じさせる極端な表現が散見するけれど、冷静な論理的思考を失った国家がどうなったかわかっているんでしょうかねえ。 その昭和10年代に結核のため出征することもならず、病床でひたすら自分と向き合っていたのが吉村昭である。歴史小説のためにあらゆる手段で事実を収集する態度こそ「冷たい情熱」と云いたくなる。 小説への厳しさはともかく、日常生活においては含羞のある素敵な酒呑みであったようで、文壇酒徒番付で横綱ととなったこともあるけど、けして人に迷惑をかけない酒豪として知られた。食べ物にたいする態度も謙虚で、また純粋培養の東京下町の江戸っ子で、だから職人ぶるもの嫌いだし、 理屈や値段で食べることも嫌っていた。そんな呑み助になりたいもんだ。 土山しげるの「食マンガ」はどこまで行くのか。「闘飯」とは与えられたテーマ(料理)を空っぽの皿やどんぶりを相手に、さも最上級のそれが盛られているかのように食べる真似をし、その迫真さを競う競技のことと、この漫画では設定されている。そこに表流と裏流があり演者をめぐって巨額の掛け金も動いていく。この国において「食」はすでにファンタジーにまで昇華してしまっている。恐ろしいことだと思いませんか。 大阪ド根性敗戦焼け跡闇市復興小説とでも申しましょうか。復員した怪力男丑松が、「みんなに腹いっぱい飯食わしたるねん」と頑張る小説で、読んでいると間違いなく元気だけは沸いてきます。小説現代に連載中は欠かさず読んでいたから内容は分かっているのに文庫になったら買ってしまう。困ったもんです。本には金とスペースと時間がかかるということがまだわかっていないと見える。 これだっていずれ文庫になるのを待って買えばせめて金とスペースの倹約にだけはなるのに。どんどん「水滸外伝」に近付いて行くような。ただ講談では武松たちがドロップアウトしていくのに、北方外伝では岳飛が南へと流れて

究極の豚汁ををもとめて、独身男の探究心。山代温泉・温泉たまごに晴天の兼六園。真の社会資本充実とは。

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冬場の手軽な栄養補給と体温管理に豚汁って便利で良い。根菜類と豚肉から味が出るからだし汁は不要とする説もあるけど、私は昆布とカツオさらに干しシイタケでとった「我が家のだし汁」を使うことにしている。だって味の深みが全然違うんだもん。 いろんな野菜をぶち込んだほうがウマいんだろうけど、面倒だから家の貯蔵品である大根・人参・タマネギだけでやっつける。ポイントは豚肉で、ご当地名産「黒部名水ポーク」をつかう。煮込んでもカスカスにならず味が濃い、ちょいとお高いけれどすごい肉ですね。 仕込んだのは日曜日。お昼が遅くてヘビーだったので、晩酌のお供に。結構イケるんです、豚汁で焼酎って。あと温泉卵をそえて。 温泉卵は金沢駅2階のスーパーで買ったもの。山代温泉の名物で冬場なら常温で2週間もつ。というか冷蔵庫に入れると風味が激減するので、一番寒い部屋に放置している。こいつがある間は定例の出し巻きを焼かないから朝の支度が少し楽になるかな。 豚汁は冷蔵庫で保管すると3日くらい大丈夫なので、朝から手抜き三昧ができる。そしてふつうにスーパーで売っている温度卵とまったくコクのちがう名品の温泉卵がうれしい。たまに金沢へ遊びに行くといろいろ富山にない収穫があっていいですね。 日曜日はできればゴルフに出かけたいほどの陽気だった。でもまあ金沢で遊んでくれるひとがいることのハッピーをこそ噛みしめて。感謝感謝。ひとりで兼六園を散策しても思索が深まりはしないからな。私の場合は。 金沢城の二の丸あとはみごとな芝生平原になっており、さあゴルフ場にしてみるならば520ヤードのパー5ってとこかな。左右が広すぎて私ですらOBを打つのが難しそうな。 ここにはかつて金沢大学のキャンパスがあり、左打ちでドローボールヒッターのわたしなら、旧教育学部のあたりにティーショットを落とすといい感じであるようだ。しかし市内一等地をこれだけ広々とした芝生にして市民に開放するとは、石川県と金沢市はいいセンスしていますねえ。富山ケンミンとしては悔しいような羨ましいような。

チキンラーメン。ヒガシマルカレーうどんスープ。激辛ホルモンラーメン。冬の越中ゴルフに奇怪な出来事。

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あれれと気がついたらもう師走。五十路をすぎたあたりから地球の自転が速くなったんでねえのかと思えるほどに月日が飛ぶように過ぎ去っていく。つまり越中富山にもまた冬が来ちまったってことで、とりもなおさずそいつはゴルフシーズンの終焉を意味する。 11月30日と12月1日は富山県内でプレイする今シーズン最終のつもりで連日ゴルフ場へと向かった。29日の晩が業界の会合ですっかり遅くなってしまったので、朝からきちんと飯をしつらえる時間がなく、チキンラーメンに生卵をブッこんで。関西人のソウルフードやね。 富山カントリーでのラウンドでは49・47の96で、2組のコンペなのになぜかベスグロとなってしまった。OB5発も出したのになあ。みんなレベル低すぎるんでないかい。しかし連日の氷雨を縫ってラウンドしたのにご覧のとおりのお天気で、前日に「雪かも知れないから延期しよう」なんて言っていたのが嘘みたい。あまりに日頃の行いが不品行だと、気象をつかさどる鬼神もこれを恐れて雨師を遠ざけるものとみえる。  30日のラウンドでは後輩のF君が生涯初めての100切りに成功したので、事前の約束通り焼き肉をご馳走した。さらに梯子酒となったから、12月1日の朝飯はカレーうどんとした。そもそも米びつにすでに米がなくなって数日、多忙と悪天候のおかげで買い出しに行けなかったからね。コンビニで買った冷凍うどんに「ヒガシマルカレーうどんスープ」、具は薄揚げとタマネギと長ネギの青いところで。結構イケるんですよこれが、即席と思えぬくらい。 今年最後の県内ラウンドは、一番好きな棚山ゴルフクラブへ。ここは戦略性があって品格があっておまけにセーフティーゾーンがめちゃ狭い「ドS」系のコースなんでドMの私は「いいわいいわもっと苛めてちょうだい」なんて悶えながら喜んでいるのですね。 神の計らいかはたまた悪魔の計らいか。天気予報は完全に雨だったのに最終ホールまで降らずにもってしまった。おそるべき強運。仕事に取っておきたいような。お昼ごはんは料理長推薦の「激辛ホルモンラーメン」で、丼の底から赤くて凶暴なものがわきあがってきて、おかげで二日酔いが飛びました。 この日のラウンドには不可思議な体験が勃発。なぜか後半の各ティーグラウンドにまっさらの「ダンロップXXIO(ゼクシオ)」ボール

秋の京都で紅葉紀行。元市民ならではのマル秘ルートをご紹介。猫の平和と新島八重と。

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大阪出張の道すがら、京都に途中下車。学生時代に4年社会人になってからも5年あまりと、足掛け9年も住んだ土地だから、街の構図は良く分かっている。11月23日勤労感謝の日、まさしく見ごろの紅葉を求めて南禅寺へ。何のかんの言っても大したもんだよね。人出も恐ろしいほどだけど。 京都での南禅寺~永観堂~哲学の道という、お定まりながらベストな紅葉鑑賞コースを楽しくスムーズに回るには地元民ならではのコツがある。いつもこのおバカなサイトをご覧いただいているお礼にこっそり伝授いたします。 JR京都駅からのスタートであれば、黒山の人だかりとなっているタクシー乗り場とか積み残し連発のバス乗り場に列を作ってはならない。 シーズンの京都は河原町通りと東山通りが慢性的に渋滞して、岡崎道まで40分近く満員のバスに閉じ込められる事態がふつうに出現する。 さいわい古都に似つかわしくない大量高速交通機関が地下を走っているから、京都駅から「烏丸御池」まで地下鉄で移動するのが一番。秋の空の高さに突き刺さらんばかりの勢いあるケヤキ並木を東方へ、寺町方面に移動しよう。 南禅寺から銀閣寺(哲学の道の終点)まではかなりの距離があるから、まずは腹ごしらえが肝心。麩屋町御池下ルの「晦日庵河道屋」へおもむいて、九条葱の香りもやさしい「鴨南蛮」に舌鼓を打つことがベストの選択でしょうね。なにより温まるし。この美味を私一人でいただいたのか、楽し麗しの相棒がいたのかはご推察にお任せするとして。 御池通を市役所方向に横断したら、おもむろにタクシーをつかまえるといい。永観堂でも南禅寺でも1000円未満で到達する。ただしそれらの門前まで行くとなるとクルマで人込みをかき分けることになり、周囲の「バカヤロ迷惑なんだよ」的視線に耐えるという相当な根性が必要だから、「クルマをとめやすいところまで」と運転手様に申し伝えておくことが大事である。 まああの辺まで行けば人の流れに乗ってしまえば、あとはあまりに見事な絶景を見上げて嘆息しながら歩くだけでいい。あと哲学の道では間違えて疎水に落ちないように。落ちたって高が知れた水深だから打ち身くらいですむだろうけど、まずみっともないし着替えを買うのも馬鹿馬鹿しいし。 この日は11月下旬と思えぬほどの陽気だったので、道端で猫が日向ぼっこしていた。やっぱ

秋サバから寒ブリへ。氷見寒ブリに焼酎驀進。キース・エマーソンはハイボールで。

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11月中旬にして立山連峰はもちろん冠雪、どころか16日には富山市内で初雪が観察される始末で、どうやら今年は冬将軍の到来が早そうだ。 そろそろ寒ブリが氷見にあがるころなのだけど、まだ店頭で見かけないので好物のサバが続くのである。本当に毎日でも平気なんだけどね。ピーマンとニンジンのきんぴらはクックパッドを参考にしてつくった。何となく腕が覚えているメニューでもクックパッドで確認できると安心して調理に取り組めるのがいいですよね。デジタル時代ならでは、パソコンに住んでいるイヤミがなくてしかも万能の姑みたいなもんか。 こちらは外食。会社の隣「ホテルグランテラス富山」にある和食「こし路」のランチ。880円にしては充実しているけど、12時まわって行くと品切れなのが難。同じようにサバを調理してもプロの仕事はちゃいますね。 日曜日はとてもとても暖かくて、11月の富山じゃないみたい。ふんわかした天気を楽しみつつ午後3時過ぎに大和百貨店地下食品売り場へ。 どうやら今年は豊漁らしい、氷見の寒ブリが並んでおりました。二切れで780円は高いか安いか。絶対的価格としてはちょっと厳しいけど「初モノ」には弱いんで即買いしました。ゴルフでOB打ってブリヂストンのツアーステージ一発なくすのと同じ値段だもん。次のラウンドで慎重にプレイすれば良いわけで。 グリルで塩焼きの方が美味しいのは百も承知しております。しかし手間も時間も味のうち。フライパンで安直に照り焼きとさせていただきました。さすがは氷見の天然ブリで、塩する時間もなくそのまま焼いたのだけど、生臭さのひとつもなく。この日は禁酒禁煙の覚悟をしていたにもかかわらず、焼酎いっちゃいました。 旨い肴があると酒がすすむのは自然の道理で焼酎の杯が重なって、テレビでCATVをつけてみれば、お懐かしや。キースエマーソン様がすっかりお年を召した姿て映っているではありませんか。 伝説のプログレッシブロックバンド「ELP」の再結成ライブに出くわしたのですね。もう興奮ただならず。焼酎はウィスキーのハイボールにすり替わって、ひとりロック状態が深夜まで。そのあと「Thin Lizzy」の「Whiskey in the jar」まで出てきてしまって。う〜んやっぱり「ロックじゃない奴ぁロクデナシ』

角田光代・井上荒野・森江都・江國香織の競作を堪能「チーズと塩と豆と」。当代一は関川夏央。老いたり椎名誠。哀しみの川端康成。今週の本棚。

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「チーズと塩と豆」はヨーロッパを舞台に「食べること」「恋愛」をテーマにした競作集。天気大荒れの日曜日にソファーで寝そべりつつ楽しませていただきました。 角田光代は 戦闘的に食事を作る女を。戦地に僻地に炊き出しボランティアにでかける、ミシュラン三ツ星レストランのお嬢様。シェフたる父に反抗して・バスクの因習から抜け出して、砲弾飛び交う中で鍋をふるう。「だって最後の一食だとしても幸せに美味しいことができれば」「数十日後・数年後の復興だって今日の食事がなくて飢えてしまったらあり得ないのよ」その厳しさが恋人を遠ざけてしまう。 井上荒野は老教師と教え子のままごとみたいな恋愛~結婚が崩れていくさまを、イタリア・トリノからコモ湖のあたりの美しい山岳風景と描いて。ああ年はとりたくないと実感する私53歳。 森絵都は フランス・ブルターニュ(フランスの富山と言われる田舎)を舞台に、母親との桎梏と息子と故郷回帰を一枚のガレットに託して。ブルターニュの奇習が富山のさまざまに重なって私には二重におもしろかったな。 江國香織は「男と男の愛情・嫉妬・世界観」で、簡単にいえばボーイズラブなんだけど、これは肝心かなめの部分が体験不足でようわからん。女のサイドから「男同士ってきっとこうなんだ」と描かれているようだけど、ごめんなさい、皮膚感覚として共有できない。 後輩の野球ファンから勧められて、アマゾンの古書コーナーからお取り寄せ。1960年代にもしも阪神タイガースと阪急ブレーブスが日本シリーズで相打つことになったらどうなったか。文体が1960年代SFで(上梓されたのもそのころだから仕方ないが)、筒井康隆のスラップスティックからエロとグロをなくしたような。しかしこのへんの本を面白がっていた連中はいま65歳~75歳の年金受給年代なんだなあ。この国を好きなようにしやがって。 私が今時点で最も好きな文章家といえば、関川夏央にとどめをさす。どうやったらこんなに明快に文章日本語をあやつることができるのか。北朝鮮・韓国・中国に対して冷静かつキチンと批判的であり、かつて積み上げた膨大な取材が、その三つの国が持つ哀れなまでのバカバカしさをそれこそ清明な文章でつづっている。 当年きって69歳の椎名誠翁がしたためたエッセイ集。もともと頑固なたちだっ

万能調味料自家製ニンニク醤油。毛髪再生の援軍、生筋子。雪も間近な越中より。

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土曜日は晴天でめったにないゴルフ日和だった。立山連峰を見はるかす呉羽カントリークラブでたぶん今シーズン最後の晴天下でのプレイを満喫した。 一転変わって本日は夜明け前から台風並みの吹き降りで、新聞の天気欄を見るになんと月曜夜から雪の予報が出ているではないか。足掛け5年の富山生活でも最も早い降雪予測である。 昼っからラーメンでも食べに出たかったけれど断念して、貯蔵食材でパスタを作った。オリーブオイルでニンニクを熱して、ザク切りにしたトマトを入れて。味付けは自家製のニンニク醤油を使う。フライパンに茹で上げたスパゲティを戻し入れて味をなじませて。 東京有楽町の「ジャポネ」が出している「ジャリコ」が原型だけれども、マーガリンを常備していないので代わりにオリーブオイルを使っている。シンプルだけど旨いのよね。 拙宅ではいろんな炒め物の隠し味に「ニンニク醤油」をつかうので、本日は冷蔵庫に残ったニンニクをまた醤油漬けにした。 まあ皮を剥いて薄皮もきれいに掃除して、根の部分を切り落とすだけなんだけど。台所で立ってやるとくたびれるから、テレビでゴルフなんぞ見つつテーブルで作業する。 醤油は100均ショップで売っているヒゲ田醤油を使っている。ニンニクの匂いが染み渡るから高級品を使う必要を感じない。密閉容器になみなみ注いで冷蔵庫へ。だいたい漬け込んで一ヶ月くらいから使うようにしている。漬けたニンニクはスライスして焼酎のアテによく、また料理の香り付けにも最適。 雨風はなかなか弱まる気色すらなかったけれど、食材の備蓄も心細いし夜はしっかりと野菜も食べたいし、悪天候をものともせずに買い物に出た。 おかげで大和百貨店の地下にて、地元富山県生地漁港に上がった鮭の生筋子を入手することに成功した。ざっくりとほぐしてもらって持ち帰った。 ぬるま湯に塩をとかして、筋子の掃除をする。きっと微生物学者みたいな表情でやってるんでしょうね。 煮切った酒と味淋と白醤油で味付けして冷蔵庫へ。来週も朝が楽しみだあ。イクラは酒のアテにするよりも炊きたての飯がいちばん。 前夜の豚汁をあっためて、自家製イクラと(瓶詰めの)鮭のほぐし身で朝っぱらから鮭親子丼。たまりませんね。市販の醤油漬けと違って皮が固くないから、サラサ