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サンダーバード~のぞみ~とき~はくたか 1泊2日で本州半周。 北京ダックにかき揚げうどん。

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あわただしい出張をしてしまった。月曜の朝早くから高岡で商談。昼前までかかったので、高岡駅前の「氷見うどん 美濃屋」で昼メシ。朝抜きだったので猛然と腹が減っており、白エビ掻き揚げ入りうどん大盛にチラシ寿司、さらに高岡名物大仏コロッケと。 高岡駅は雪の中。サンダーバードに乗って大阪へ。大阪着が15時37分で、16時から大阪本社で打ち合わせ。とにかく遅れずに走ってくれと祈りつつ乗車した。 乗ってしまえば自分がジタバタしてもしょうがない。「止むを得ない事は即ち止むを得ない」と達観されていたのは内田百閒翁だったっけ。小品集「麗らかや」を閲読しつつ北陸路を西へ向かう。 大阪ではこれまたせっせと商談と打ち合わせに励んで、よく頑張ったから夜は奮発して北京ダックをはじめ中華の名品をスタッフとともに。残念だったのは後ろのボックスに大阪勤務時代の上司先輩の一群がおわしましたことか。旨くて安い店はやっぱり大阪にしかないねんなあ。 熱燗の紹興酒をたっぷりと頂いて、そのあとは北区エリアで沈没。記憶なし。多分午前2時半くらいにホテルに戻ったような。朝起きたらもちろん二日酔いだったけど、どうしても8時前にはホテルを出発しなければならず。 新大阪発午前8時57分の「のぞみ2号」に乗車。富山から大阪へ来て今度は東京なんである。よくこき使ってくれる会社だよな。まあ仕事があるだけ今の時代は有り難いか。 裏日本とちがいますね~この青空は表日本のもの。 立山連峰のようなカルデラを見慣れてしまうと、富士山のようなコニーデは異質感がございます。しかし久しぶりに見上げてみればやっぱり「富士は日本一の山」だな。 東京についてすぐにこの巨大ビルの中に吸い込まれました。デリバリーの鮭弁当くいつつ激論ざっと1時間半。打ち合わせが終わるなり東京駅へ直行なのです。なにしろ18時までに富山へ戻らねばならず。 さすがに鮭弁当では食い足りなかったか。上越新幹線からほくほく線に乗り換える越後湯沢駅に手立ち食いの「雪割り蕎麦」もかっ込んで。なんせ夜は取引先の年賀会で、パーティー料理ってやつはガツガツ食うわけにいかないからね。体面上。 国境の長~いトンネルを抜けるとそこは雪国、お約束です。1泊2日分の寝不足を取り戻すべく、うつらうつらとまどろみながら

暴風雪警報。富山の名物ラーメン。雪とパラボラアンテナ。

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魚津の「金太郎温泉」で吹雪の一夜が明けた。いやあさすがに暴風雪警報が発令されただけはありました。一晩中吹雪いておりました。酒飲んでは温泉につかっていただけなんでべつにドってことはないですが。 おっさん 18名の旅行会なんで、酔って説教する輩あり。男に抱きつく不心得者あり。酔っ払いなんてそんなもんですが。 自宅前はざっと40センチの積雪。越中富山で4度目の冬ですからね。もう馴れたもんです。 「これしきのことで。国じゅうの物笑いの種になるわ」なんて。ドズル・ザビですか。 軽く二日酔いだったので、お昼はラーメンで。ブラックラーメンに次ぐご当地名物は「まるたかや」で、モツの油カスがいい感じに下品で大好き。結構クセになります。 ラグビートップリーグのワイルドカードを見ようと、帰宅してスカパーのスイッチを入れると、ご覧のような案内が。まさか受信料の引き落としができてなくて止められたんじゃねえよな、と画面に近づいて見てみれば。 そうなんです。パラボラアンテナの表面が半分以上雪に覆われてしまうと受信不能になってしまうんですね。この冬では初めての事態。 台所でつかうシリコン製のスパテラが役に立ちます。しなやかなのでアンテナを痛めることなくスッキリと除雪に成功。雪国ならではの出来事ではございますが。 たちまちに受信状態を回復。NEC vs トヨタ のゲームはトヨタの勝利に終わり、ちょっと残念かな。 ところで金太郎温泉は硫黄泉の源泉かけ流しなんだけど、夜になってもまだ身体からほんのりと硫黄のニオイが漂っております。身体のどこかに効いているといいんですけどね。

麻婆豆腐と黒澤明。

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いつもいつも桜木町に伺候して明け方まで飲んだくれているわけではありませぬ。たまには会社帰りにちゃちゃっと夕食を済ませて早い時間に帰宅することだってあるのです。近所の中華「華」にて、麻婆豆腐定食870円なり。土鍋の麻婆豆腐に鶏と大根のサラダ、野菜スープに飯と杏仁豆腐で、なかなかのボリュームがあります。 黒澤明の「まあだだよ」が見たくなり、iTunesにアクセス。30日間のレンタル料がHDでわずかに300円だからね~ おまけに期限が切れるとアクセス権が自動的に消滅するので、絶対に延滞料金が発生しない。私のような無精者には持って来いのシステムだなあ。 作家の内田百閒とお弟子さんたちの物語なんだけど、これはほんとにいいもんです。所ジョージと香川京子、寺尾聡がいい感じ。 黒澤監督は肩に力が入った作品はちっとも面白くないけど、娯楽作品をまともに作ったら天才ですよね。「まあだだよ」は遺作になってしまったけれど、もちっと長生きして「冥途」とか「サラサーテの盤」とか映画化してもらいたかったなあ。 ハイボール飲んで映画見て。こういう引きこもり生活も悪くないと思いつつ、さらに読みかけの「ゆげ福」を手にして寝室へ。諸君、私はもう寝るぞ。 今日は昼前から3時間だけ立山連峰が顔を出してくれました。午後2時過ぎには暗雲立ち込めて夕方5時以降は氷雨が降り出しております。天気予報によれば明日の朝から雪に変わって週末からは大雪なんだとか。北国の春はまだまだ遠いのう。

湯豆腐豚しゃぶスキヤキと、鍋三昧の週末にテロ対策を模索する。やっぱしデルタフォースの出番かと。

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雪の世界で営業をしていると気分的にも冷え込んできますね。越中営業哀歌。この日はアイスバーンの北陸自動車道、能越道、千里浜自動車道などを駆け巡って雪の能登半島を半周いたしました。景色はロマンチックだけど、中年初老の男3人じゃどうしようもないよね。 昼飯に海老天2本入りの特大天ぷら蕎麦なぞ平らげたので、妙に食欲のない金曜の夜。あっさりと湯豆腐で。昆布を敷いて作ると、鍋が進んでいくにしたがって出汁に昆布の匂いが付きすぎるんで、あらかじめ昆布だしはきちんと取っておくのです。ポン酢に紅葉おろしで。酒は石川の福正宗・純米を、きちんと徳利をお湯で熱燗にして。レンジでやるとおいしくないもん。 土曜日もお寒うございました。お昼がタンメン一杯でかなりライトだったので、栄養つけようと。先週一週間引き続いていた風邪にトドメも刺しておきたかったからね。豚しゃぶでございます。 豚肉には贅沢をする主義なんで、富山名物「立山名水ポーク」を使用。肩ロースがグラム380円なり。いい値段するでしょう。でも味が深くて、脂身もしつこくなく甘いのです。大根おろしをたっぷり作って、おろしポン酢で大満足。酒はいいちこの水割りで。 日曜の朝飯はいつものごとし。炊き立ての飯に出汁巻き玉子、熱々の味噌汁で幸福感が得られるなんて、私もお手軽な男やね。まあ自分で作ってるだけマシとしますか。 風邪がほとんど完治したせいか。日曜日は朝から身体が軽快に動いて、掃除洗濯に精を出した。労働すると腹が減るのは万国の真理。いただきものの辛子明太子が冷凍してあったから、解凍して明太子スパを製作。 クックパッドにレシピを投稿しようかと思うほどの傑作でしたわよ、奥様。 いくら簡単なものばかりと言え、朝昼晩と自炊が続くと面倒で(世間の主婦の皆さんはホントに偉いナ。敬服します)、日曜の夜も鍋と相成った。文字通りの鍋三昧であります。やはりここは大好物のスキヤキで締めたいと。 大和百貨店の地価で、バーゲンの愛知産牛モモ肉薄切りグラム580円。スキヤキにするさい、私は霜降よりも赤身が好物。肉そのものよりも、肉と野菜のエキスを吸ったシラタキとか焼豆腐が好ましくなりました。やっぱり年ですわ。 特に松茸麩はすべての旨い汁を含みきって、肉にあらず野菜にあらず。不思議な下手味が臨界に達しております

風邪。ミツマメとトーストと。「神去村」に「霧島カルデラ」。

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先週半ばくらいから風邪を引いてしまった。年末年始、誠心誠意にお取引先様と向かい合って、明け方まで酒を飲み、喉を嗄らして熱唱したせいに違いない。労災おりる・・わけないか。 11日の金曜ぐらいがピークだったみたいで、たぶん38度くらいあったんでしょうね。よく土曜日は朝から食欲がなく、近所のコンビニでとりあえずの熱量源に喉のとおりがよさそうなものを物色しました。酒飲みの風上にも置けない品揃えだと反省しています。 開高健は「精神の疲れにはアルコール、肉体の疲れには甘いもの」と称して、疲れてくると栄太楼の缶入りミツマメを愛用していた。あれはさすがに文豪用で、私には少し甘さがくどいのでもっぱらはごろも缶詰の「甘みあっさりミツマメ」を購入しています。寒天のカリカリ感が好みにぴったしなのです。 昼前にはさすがに腹が減り、グランドプラザ方面へ。インカ音楽のコンサートがあるからって期待していたけど時間を間違えたみたい。寒いなか待ってても風が悪化するだけなんで「一平飯店」へ。 冬場はいつもこの「ウマニソバ」630円を注文するのです。野菜たっぷりだし、あんかけなんで途方もなく熱くてあったまるし。富山ケンミンの胃袋にあわせて盛りが豪快なので、体調がすぐれないと完食できないのが残念。まあフツーのラーメンなら2玉ぶん入っとります。 そんなこんなで週末は諸々の療養に精を出しました。酒もほとんど飲めず。なにより食欲がげんなり。ご迷惑やらご心配をおかけした方々には、心より感謝とお詫びを申し上げます。 火曜は朝から大阪でお仕事。なので月曜日に変則ルートで大阪へ。ロイヤルホテルにチェックイン。夕食はセブンイレブンのサンドイッチが精一杯。 三浦しをんの「神去なあなあ日常」を読みながら。風邪の諸症状は喉から鼻づまりへと移行を開始しており、それに合わせて風邪薬も路線を変更。 本邦でもめずらしい「熱血林業イナカ小説」。川原泉あたりが題材にしそうだな。高校を卒業と同時に有無を言わせずに三重県の山奥、神話と伝奇渦巻く世界に「林業労働者」として放り込まれた横浜育ちのシティボーイの青春記、とでも申しましょうか。読んで損はいたしません。 おとなしく本読んで寝たのが良かったのか、翌朝には食欲が久しぶりに復帰なさって、ご覧のとおり。ロイヤルホテル中庭にたた

夜遊びダイエットとは。立山連峰の絶景。天ぷら。昭和のスナックに消防出初式。

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初出社の日(1月4日)に、まあこんな感じで同僚と飲みに出た。 出門何所見 ウチヲデテミリャアアテドモナイガ 春色満平蕪 正月キブンガドコニモミエタ 可嘆無知己 トコロガ会ヒタイヒトモナク 高陽一酒徒 アサガヤアタリデオオザケノンダ 井伏鱒二「厄除け詩集」から「田家春望」なり。我々は阿佐ヶ谷などという結構な街に住んでいるわけじゃないので、男二人でイタめし屋を訪れてキャンティワインを2本たいらげた。さらに桜町のスナックでウィスキーを開け、まだもう一軒まわって文字通りに「オオザケノンダ」状態になって、たぶん午前4時過ぎに帰宅したような。 起きてみればもうお昼前で、まずは冷たいものしか胃に入らない。「パピコイチゴ味」なんてありがたいものがフリーザーにあったので。これでひとごごちがつく。 洗濯と掃除だけ何となくいい加減に済ませて時計を見ると午後2時。さすがにお腹もすいてまいります。外に出てみると快晴。立山連峰がくっきりと。我が家の2軒となりは富山市役所で、ここには地上高90mの展望塔がある。こんな日は自らの高所恐怖症も忘れてエレベーターに乗り込みます。 全市が雪に覆われて、その先に立山連峰。たぶん薬師岳だと思う。 展望塔には無料の大型双眼鏡がついていて、山容がこんなに近くに見えます。アイピースに携帯のレンズ部分を接近させて写真を撮るにはなかなかの技術が必要でございます。 ちょいと方角を変えて、呉羽丘陵ごしに新湊大橋と北陸電力富山新港火力発電所が望見される。志賀原発が停止しているなかで、この火力発電所に何かあると大変なことになる。 ま、エネルギー問題に言及するのはこの稿の任にあらず。また別の機会に。 撮影会が終わってからは大和百貨店6階の食堂街へ。「新宿つな八」がテナントで入っていて、江戸前風天ぷらが大好物なもんでタマの贅沢にまいります。お昼の定食は1260円で海老が2尾、キス、茄子、南瓜に小エビのかき揚げがつく。 よくまあ午前4時過ぎまで飲んでいて、天ぷらなんか食えるなあと言われるけど。そんだけ遅くまで騒いでいるとさすがに腹も減るのです。だいたい明け方まで遊んで帰るとマジに体重が減っていて驚くし。下手なダイエット法より有効でございます。痩せたい方は私と夜っぴて騒ぎましょう。健康の保証はいたしませんが。

謹賀新年 多田神社に椎名誠。八重の桜に雪の北陸路。 

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生まれ故郷ではないけれど、現在の実家は兵庫県川西市にある。ここいらで初詣というとこの「多田神社」がデフォルトとなっている。天禄元年(970年)に源満仲が建立した天台宗寺院が濫觴で、清和源氏の発祥とされる。源平藤橘の一角がここに築かれたことになる。 あけましておめでとうございます。 というわけで私も有難い多田神社に初詣に参りました。 由緒正しいとはいえ田舎の神社に、これほどまでに参詣客があるとは思わなんだ。アベノミクスで景気回復が期待されているけれど、やはり氏神様にもきちんと祈願しておこうということか。 実家にいると老親と深酒するわけにも行かず、早々と寝室に引きこもることになり、となると本を読むしかやることがない。江弘毅は関西のタウン誌「meets」の元編集長でありがちなグルメ雑誌でなく「街場で暮らす/食べる/装う」を指針にしていた。どうしたって街中でしか生活できない私にとっては大いに参考になる雑誌だった。その江弘毅が「大阪/京都/神戸」の飲食について思うところを書き切っている。メチャ楽しい本でした。 椎名誠と言えば軽いタッチの私小説、というのが大方の判断でしかも絶対に濡れ場は書かないので一家全員誰が読んでも大丈夫と言われる。その椎名誠が自らの恋愛歴を力強いベッドシーン描写まで入れて書き上げた青春の記。ただし東京オリンピック前後の青春時代と、冒険作家?であった1980年代が交差しながら物語が進む。 西村賢太の「苦役列車」の要素も(日雇い労働者の日常など)もあったり、美人局との決闘があったり。かとおもえば生涯の夢であった桜蘭での撮影記やパタゴニア、ヤクートでの命がけの撮影行が折り込まれる。とにかく私小説好きにはたまらない一冊。 今週末から始まるNHK大河ドラマ「八重の桜」の主人公八重は同志社大学の創始者新島襄の妻女であったのだけど、私は同志社OBのくせして八重さんのことをちっとも知らなかった。とりあえず入門書を買ってにわか勉強。いやはやお転婆なお嬢さんだったんですねえ。詳しい話を書くとNHKさんの営業妨害になりそうなんで中身の紹介は控えさせていただきます。 しかし美味しいウィスキーを傾けながら読書に耽るのは人生の楽しみでありますね。 仕事始めが4日なので、2日中には富山へ戻らねばならない。冬場