コロナ渦における飲酒生活とは。
酒なくて何が己の人生ぞ。コロナ渦にあっても呑兵衛というものは秘術を尽くして飲んでしまう生き物なんです。我が家の酒棚、成長と更新を重ねております。12年物のシングルモルトを中心にざっと30本。1週間に約2本が更新されて、新しい仲間が入ってまいります。この週はシングルトンの12年とベンリアックの12年。シングルトンは切れ味が良くてハイボールに最適で、ベンリアックはしっとりと甘みがあるので水と半々のトゥワイスアップにしています。 いくら家に旨酒がしこたまあっても、外でバーテンダーが注いでくれるお酒はまた別格で。 4月20日現在の大阪では、19時ラストオーダーの20時閉店なら大丈夫なので定刻17:30に在宅勤務を終えるや否や、近所のBarに突進します。だから残業なんてことになるとほんとに情けない表情となるわけです。 滋味あふれるギネススタウトは大好きで、ビールって穀物からできているんやなあ、と実感できる飲み物です。 こちらは別の店で飲むGoose IPA というアメリカはシカゴのクラフトビール。ホップの甘苦さがオトナの質感です。こんなに繊細な味のビールも作れるんですね。 頑張って時短営業してくれる店もあるんで、私も救われていて鬱にならずに済んでいます。狂気の戦時下じゃあるまいし、オトナにはオトナの場所と時間を用意しておくのが文化というものじゃないでしょうか。抜本的な対策には取り掛からないで「自粛」と「要請」で市民だけを締め上げるのは戦争が好きな政治家の常套手段なので気をつけないと。 そして堪え切れなくなっている飲食店経営者のこんな悲鳴を見ると、心が痛みます。 Barで一献してからは、自宅に戻って用意しておいた夕食というか晩酌にとりかかります。酔っぱらって包丁を使うのは危険極まりないので、包丁仕事は出かける前に(仕事をしつつ)片付けておいて、帰宅したらササっと火を通します。 ちょっとだけ映り込んでいる「奥の松」は福島の地酒で、旨すぎず、濃すぎず、すべらかに喉を通っていく、私にとっては理想に近いのみごこちの酒です。 とても事前準備ができなくて、おまけにナイターをつけたら阪神タイガースがいい試合をしていて、凝ったものをつくるゆとりがないときは、男子料理の定番であるパスタですませることも多々ございます。セロリの葉っぱが大好きなので、セロリとベーコンでペペロンチーノ風に仕立ててみまし