大阪人にとってカレーは宗教なんである。プロ野球開幕に向けての準備。マンボウ発令。

私も無類のカレー好きと知られる大阪人のひとりなのだけれど、ここ最近はスリランカカレーをベースとした「大阪スパイスカレー」にすっかりハマってしまっております。住んでいる北区天神橋界隈がまたスパイスカレーの名店揃いとなってますし。
その代表格が幾度となく登場している「ガネーシュN」で、昼休みの時間帯は行列必至、40分待ちもザラという次第で、私は地の利を生かして午後2時頃に訪うことにしています。
レギュラーメニューの豆カレーに日替わりを合わせて「あいがけ」にして、ついでに激辛グリーンチリを添えるのがマイスタイル。この日は骨つきポークカレーで、この皿全体をまぜこぜにしながらいただきます。混沌から湧き上がるスパイスの多重奏ですね。


またある日はマトンカレーで、羊の匂いが気にならない方にはとにかくおすすめしたいもの。かつてシルクロードをめぐる仕事をしていて、あのあたりはイスラム圏なのでお肉といえば羊で、香草といえばコリアンダーつまりパクチーなんで、まあ懐かしの味わいなのです。


「ガネーシュN」のたたずまいです。店頭の椅子にメニューボードがのっていて、「チキン」と表示されているときは、いくら空いていても無念のおももちで立ち去ります。鶏肉、大好物なんですが昨春以来、アレルギー源となってしまい、1年以上ご無沙汰しています。焼鳥とも、ケンタッキーとも、からあげクンともご無沙汰なんです。


そんな「出入り禁止」の日には、別の名店へ。「ガネーシュN」から徒歩5分圏内の「わかつき」を目指します。こちらはちょっと和風テイストなスパイスカレーで、これは牛肉と薄揚げのカレーです。デフォルトで用意されているキーマカレーを小皿でもらって、これもまぜあわせながら食べていきます。頭の中に香りの曼荼羅が広がってまいります。


あと行きつけだったBarの向かいに「山口カレー」があり、こちらに出向くことも。わっせわっせとかき込んでいくと、カレーってなんという豊饒な世界なんだろうかと。カレーは世界であり宗教であり。Barの方は緊急事態宣言いらい閉店なんです。寂しいねえ。


私のお昼休憩は(在宅勤務なので)カレー店めぐりと天満界隈の散歩に終始するのですが、途中で本屋に寄ることも。まもなくプロ野球開幕なので、野球中継に必携の「プロ野球選手名鑑」と、新聞の書評で気になっていた半藤一利の「歴史と人生」を。


全ての関西人は、まったき阪神ファンであることこそが祝福であり、カレー好きであることが本願であると信じています。それはきっと歴史が証明するでしょう。
なんて、アホなことを書いているうちにマンボウが発令されてしまいました。Barも19時オーダーズトップの20時閉店なので、またまた生活リズムを変えないと。
 

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