GW突入前、カレーばかり食べていた。カレーを食べない日って ①どこの店に行っても「チキン」「エビ」を避けられない。②めずらしくリモートでなく出社している。③医者の予約などでのんびりカレーを食べてられない。④リモート会議が串刺しに重なっていて自宅で何か食べるしかない。チキンとエビは好物なのだがアレルギーのおかげで昨春以来ご遠慮せざるを得ず。4月27日はJR天満駅西側のスナックビルにある「ハルモニア」へ。可愛らしい小体な店だったけど、ポークのカレーはなかなかこってりしていて、スパイスカレーと欧風カレーの合間にある、それでとても上質なものだった。隣で大盛りを平らげた50代後半と見受けられるいかにも普通のおじさんがPaypayでサラッと払って出ていった。
4月26日は南天満「わかつき」へ。他の行きつけがお休みだったり、昨日も行っていたりだったので。この日の日替わりはエビカレー。デフォのメニューにあるけれど今まで手を出していなかった「梅紫蘇と蛸のカレー」に挑戦することにした。カレーに束縛はないと思いながら意外と冒険しないんです。ミュージシャンの財津和夫は肉が苦手で、原宿のイタリアンではいつも蛸を注文していたと何かの本にあったっけ。確かに蛸は海の肉でした。梅とカレーに巻き込まれてとんでもなく楽しい味わいになっていました。
4月25日天神橋筋一丁目「ヤムヤム食堂」へ。ここはスナックに間借りなのだけどスナックの方はこの1月から開店しているのをみたことがない。キーマカレーと「赤魚とアサリのカレー」をあいがけにして。ご飯に乗っけられたフライドオニオンと刻んで添えられた生玉ねぎの歯触りが相剋関係でおもしろい。アサリと赤魚って居酒屋で酒蒸しと味噌漬で出てくるもんだけど、こうやってスパイスカレーとも野合するのね。そういう節操のなさって好きだな。
4月23日「わかつき」にてラムラックのカレー。前日は眼科検診の帰りに阪急三番街の寿司屋でバタバタっと大急ぎで定食を食べざるを得ない状況で、恩人に竹葉亭の鰻でもてなしたかったのだけどお時間がないということで。先生、人生を渡っていくって並大抵じゃないですね。
なのでカレーには別小皿で激辛グリーンチリを取り、混ぜ込みながら。生きていくって時に激辛だけど、だから平時のありがたみがいっそう嬉しいのかも。
4月21日「わかつき」にて豚肩ロースとズッキーニのカレーを。和風出汁がベースになっていて基本的には優しい味なのだけど、クミンとかコリアンダーとかスパイスが涼風のように吹き渡っている。大阪風のスパイスカレーの楽しさは毎日食べても発見の連続で、なかなかに飽きないところが大きい。
4月19日 なぜかこの4月中下旬にかけて「ガネーシュN」と相性が悪く、行列のない日はエビだったりチキンだったり。定休だったり臨時休業だったり。男と女のタイミングも難しいけどカレーとのマッチングもまた艱難が待つ。ということで「わかつき」へ。野菜たっぷりのキーマカレーが日替わりだったので。店主が狭いキッチンでセルクルを振り回していて、まるで「フレンチの鉄人」やなあ、と思っていたら、セルクル固めのカレーが出てきた。かつてデパートのフェアで一世を風靡した東京市ヶ谷の「パク森カレー」を思い出した。将棋の「山崩し」を思い出しながら、ちょびちょびと崩しては薬味とまぜこぜにしていると、気分は天竺浪人なのですね。
4月17日天神一丁目の「ガネーシュN」にて茄子とキーマのカレーと豆カレーのあいがけを。そういえば昨年の4月7日、コロナ禍と在宅勤務が始まって1ヶ月ほどの日に、商店街で近所のご夫婦に会って、ここのカレーをテイクアウトにして滝川公園で花見をしたのだった。ソーシャルディスタンスが言われ始めた時で、ベンチの端っこに座りあって食べたっけ。あれが大阪スパイスカレーとの出会いでもあったのだけど。いつもは行列の店が、テイクアウト専門になり、また流石の天神橋筋商店街も第一次戒厳令ということでさすがに人流もなく。すぐに受け取ることができたのだった。爾来一年有余の日々がすぎて、人間としての価値観もなんだか変わってしまったけど、最初に食べた「ガネーシュN」のスパイス構成が私にとってスパイスカレーの須弥山になっていることは間違いない。初心おそるべし。
コメント
コメントを投稿