首都逍遥

久しぶりに上京している。
富山から東京は、時間的には大阪より若干近い。特急「はくたか」と上越新幹線を乗り継ぐと、3時間10分ほどで東京駅へ着く。飛行機なら一時間だが、鉄分が豊富な私が未乗車路線に乗れる機会をのがすわけがない。

「チャンスは最大限に生かす。それがわたしの主義だ」

荒波押し寄せる日本海もいい眺めだったし、六日市から越後湯沢にかけての大雪もまた、富山立山と違う迫力で、人をして圧倒するものがあった。そういえば1月2日に富山へ戻るに、越前福井を通過して越中に至った。そのわずか5日後に今度は越中から越後へと廻りったのだから、一週間のうちに越前・越中・越後と越のみちをたどったことになる。




いずこも雪であった。時に大雪となりひと晩ふた晩と吹き荒れる。
越路吹雪とは単なる語呂合わせでなくて、正岡子規が主張するところの「写生」に他ならないと納得したしだいである。

本日の仕事も終了したので、これから有楽町のガード下に出撃し、モツ煮込みと焼酎のお湯割りでハッピーになる予定である。そのあとは、銀座の裏通りにあるちょいとすてきなバー(いやスナックかな)でハイボールを傾けたい。余力があれば六本木まで足を伸ばしたいけれど。

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