帰阪そして帰富

東京から戻った翌日、関西へと向かった。月曜に仕事があったので一足先に戻ってゴルフでもしようかという魂胆である。




さらに、こればかりは大阪へ帰らないと味わうことのできない、コナモン各種(たこ焼き・お好み焼き・豚平焼き・ソース焼きそばエトセトラ)を楽しんだ。やはり本場である。東京も含めて異郷の地で食するとどうも雰囲気とか、勢いが違うのである。味付けに大きな差があるわけではないけれど。
また、だし加減がこれしか有り得へん刻みうどんも堪能した。金色の澄んだ出し汁には固い白葱でなく、緑鮮やかな青葱の削ぎ切りが大量にのっていてそれが全体に品のいい甘みを加えている。絶妙というしかない。おまけにどれもこれも安いし。ただしいずれも、大阪人のソウルフードだから身びいきになっていることには平にご容赦を。




晴天の三田ゴルフクラブでは、前半立ち上がり3ホールで25打を重ねる、乱調のスタートながらパットが面白いくらい決まってなんとか56であがり、後半はさらに立ち直って48でまとめることができた。汗ばむような陽気で、列島のオモテとウラでこうも違うかと思ったし、なんだか後ろめたいような気分にもなったことも素直に白状しよう。

同伴プレーヤーの何樫君は、発見と開眼が時には毎ホールのように訪れる天才であり、ゴルフに対して真摯に取り組む努力の人でもある。ティーグラウンドに立つたびに「これや!忘れとった」とか「そうや、ここんとこに気がつかへんかった」などと自己分析と発見を繰り返す。そして入念にスイングチェックを実施する。だがナイスショットが飛び出すのは、おおむね彼が静かにかつ素早い身のこなしからスイングを開始するときである。この日は三田に静寂が訪れており、私は8枚のハンデをいただきながら完敗したのである。古人に曰く「沈黙は金なり」。




堀川神社の終いえびすにも出かけていき、この一年の商売繁盛を祈った。皆様にも福が舞い降りますように。堀川神社へ行く道すがら、10月まで住んでいたアパートの玄関先を通った。ほんの数ヶ月前まで、積雪消えぬ越中の地に住もうとは想像だにつかなかったけれど、現実にいま住民票を置いているのは富山市である。

あすはひさしぶりに大喜で富山ブラックでもいただこうかな、と少しの感慨をもちながらサンダーバードに乗車した。

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