富山湾の冬の果実

 越中の国、富山は朝から断続的に雪。予報では今夜から大雪になるらしい。と言うてもここんとこの大雪予報はずっと外れとるからなあ。ま、福沢諭吉先生じゃないけど「いつも最悪に備えておけ」なんで、外の用事は済ませておくに越したことはない。で、クリーニング屋へ。



ワイシャツの出し入れをして、昼飯は駅前の「8番ラーメン」にて酸辣湯麺にする。辛くって酸っぱくてとても暖まる一品なの。ここに写ってへんけど、餃子も一人前頼んだ。カロリーオーバーやけど食欲には勝てん。大汗かいて、酢に噎せて。優雅じゃないけど夢中になって喰った。

食後は駅地下のスーパー「アルビス」にてお買い物。今夜はモヤシと白菜と薄揚げの鍋するつもり。味出しに豚バラを少々つかうので、バラ肉やらなんやらを購入した。




魚売り場にて。小さなスーパーなんだけど、鮮魚は充実している。地物コーナーをのぞいてみる。こいつはゲンゲ。幻魚と書く。富山湾の深海に棲むヌメヌメの魚。吸い物や天ぷらにする。コラーゲンのかたまりで、食べた翌日にはお肌ツルツルとか。で、見かけの不気味さのわりに女性に人気。




ようやくシーズンインのスルメイカ(マイカ)なり。まだ液晶が輝いているほどの鮮度だ。イカソーメンにしてよし。刺身によく寿司ダネによし。コリコリして、とても甘くて。冬の海の果実。




紅ズワイガニ。生地港での朝獲れのようだ。このサイズなら一枚195円。富山じゃカニは贅沢品にあらず。脚が1本もげたヤツなんか150円で売っている始末だもん。茹でて喰ってもいいが、ブツ切りにして味噌汁がすんばらしいのだ。ミョウガとエノキダケが合う。




熱帯魚みたいやけど、これも生地港産のシマダイ。石垣ダイににてなくもないが、このサイズでしか売っていないから、これで成魚なんだろう。煮付けにしたのを食べたことがあるけれど、さっぱりとした白身だった。惣菜魚やね。




富山湾の王様、氷見港の天然ブリ。今年は豊漁で、年明けから値段も下がってきた。二切れで382円はさすがに本場やね。こいつの塩焼きでイッパイってえのもいいけれど。明日はそうっすかな。

更新しながら、ラグビーの大学選手権決勝を観戦している。東京は晴天やんけ。表日本と裏日本のこの違い。こちらは、刻一刻と雪の勢いが増しております。さて優勝は帝京大学。すばらしいフォワードプレイで、見ごたえ充分だった。Jsportsの解説者がお決まりの早稲田びいきなのは、まあしゃあないか。

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