幸せのランチ

名前だけなんだけどな。家の裏にある「ハッピー食堂」は矢鱈な大盛で定評がある。見かけによあらず大飯食いの富山県民に愛される店で、市内にも数店が展開する。まあまあお年のアマゾン達が店内狭しとサービスに駆け回る。


当店の名物は「チャーシュー丼」で、大盛のメシに角煮風のチャーシューがぎっしりと乗りさらに目玉焼きがトッピングされる。私の胃袋ではとても太刀打ちできないので、喫食たことはない。資料映像でご勘弁いただきたい。ウチの事務所のrice-fence君はこいつの大盛を平らげる。ニーチェのいわゆる超人に近いんじゃないか。


昨日私がいただいたのはこの冷やし中華。麺の量だけで通常の1.5倍はあるし具は盛りだくさんだしこの一杯で私なぞ夕方までハラが減ることなんぞないのだけど。なぜかここでは更にご飯がサービスでついてくる。炭水化物のオンパレード。もう動けまへん。


店のマッチがまた昭和レトロで可愛いのだ。いまどきマッチを常備しているのもめずらしいけど。こは禁煙でなく、お昼時も皆さん盛大にプカプカやっている。まあそれもええやんか、って店の雰囲気がある。私は酒を飲むときとゴルフをするとき以外は喫煙しないので、煙たいことは煙たいけど。


会社の隣にあるビルに「夢里」なる蕎麦屋あり。店主はもと警察官との噂がある。創作メニューに意欲的で、いままでもカルボナーラうどんとか牛肉ぶっ掛け蕎麦とかエビフライカレーラーメンとか、すべてが味覚的に成功しているとは思えないけど。従業員のおばちゃんに「これホントにおいしいの?」と聞いても力のない微苦笑が返ってくることも幾度かあった。


これは「冷やし三種盛り麺」で、つめたい蕎麦うどんラーメンをひと盛りにしてしまったもの。富山名産白エビのかきあげ、チャーシュー、油揚げの甘煮、キュウリの千切りに錦糸玉子までのっかっている。麺はそれぞれひと玉あるので普通の3人前ほどのボリュウムとなる。食後はあまりに幸福で意識が遠のくのを感じることが出来る偉大なる逸品である。

こんだけ良く食う富山県人に肥満体が少ないのはおどろきで、女性がたもしっかり召し上がるのだけど皆さんスリムである。立山の伏流水を用いた水道のせいなのかしら。食べてやせたい人は是非越中へお越しあれ。

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