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2月, 2013の投稿を表示しています

人間ドック。中性脂肪。DHAと葉酸と。春はまだ遠く。ランニングへの決意。

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年に1回会社の命令により人間ドックへゆく。場所は大阪の帝国ホテルクリニック。まあ半日間にわたって身体のあちらこちらを突付きまわされて、その日のうちに結果が出て医師からの「健康指導」となる。中性脂肪とγ-GTPが危険水域で、週2日の禁酒を申し渡される。他にも色々あったのだけど、まるで病人のようにうちしおれて、ホテルの東に流れる大川べりをとぼとぼ歩いた。 あと一ヶ月もすると、川沿いの桜が満開となって川面は花びらに覆われる。大阪時代は毎年ここらで花見をしたもんだった。富山の桜は4月下旬か。春はまだ遠いか。 来し方行く末などに思いを馳せながら、しかしあったかいな大阪はなどとも感じつつ。春の気にさそわれて彷徨ううちに大阪天満宮へ。参詣してみるになんともう梅がほころんでいるではないか。 「梅は咲いたか~桜はまだかいな~柳なよなよ風次第。山吹きゃ浮気でトテチテチン、色ばっかりしょんがい~な~」 30年ほども前、京都在住時代に祇園花見小路の「叶屋」で老妓に教わった端唄を思い出した。 そうそう散歩中に地域猫のコロニーを発見。人がいじめていないと見えて、こちらに擦り寄ってくる。猫はいいな。 散々歩いて(多分6キロくらい)天神橋筋商店街に到着。コロッケで有名な「中村屋」がめずらしく行列をなしていないので、1ヶを購って歩きながらいただいた。こんだけ運動したんだもん、コロッケのひとつくらいええやんか。 週2日の禁酒は意思の力で何とかするとして、他に方策はないのかとネットで色々研究した。中性脂肪にはサプリメントではDHAが良く、また最近のアメリカでの研究で女性用のサプリとされてきた「葉酸」が実は血管の若返りに効くのだという。迷わず購入。 越中の地に積もったまんまの雪が解けて、走り回れるようになったらランニングも始める所存である。血中に溶け込んだ脂肪を燃やすためにも、来るべきゴルフシーズンで「後半の失速」を繰り返さない体力とスタミナをつけるためにも。

行天春彦と飯田与喜 三浦しをんにおける人物造形と禁酒禁煙と麻婆豆腐と。

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三浦しをんのベストセラー「まほろ駅前多田便利軒」に出てくる副主人公?の行天春彦がおもしろい。運動神経敏捷にして、腕力抜群。冷酷にして非情。だからってヒーローでは決してなく、高校時代の同級生、多田啓介が営む便利屋に転がり込んで、働くわけでもなくかなり迷惑な存在として居候を決め込んでいる。 律儀で善人な多田啓介は、行天が居食するようになってから、街のヤクザやら売春婦やら今まで付き合わなかった連中ともかかわりができてしまう。困惑しながらも、行天を追い出すこともできない。 孤独であることを運命付けられてしまったた淋しい魚が2尾、冷たい流れの中で、距離を置きながらも同じ方向を指して漂っているように。 だからといって寂しく悲しい小説ではなく、適度にスラップスティックでサスペンスでしかも根底にコメディが流れている。町中の悪を一身に集めたヤクザな男、星が、じつは19歳の青年であり、酒タバコをやらないばかりか常に心身の鍛錬を怠らず、料理の達人でさえあったりする。おまけに頭脳明哲で、弱いものには実はやさしかったり。 生活力のかけらもなく、ただ腕力と敏捷性と妙に洞察力のするどい頭の持ち主である行天との対比が、第2作の「まほろ駅前番外地」では物語のアヤを作っていく。行天のもつ、非合理性の中にひそむ妙に合理的な暴力原理はとても女性作家が描くものとも思えないけど。 行天春彦から、ダークマターのような影と生活力のなさを取り去って人間味を180度回転させてやると「神去なあなあ日常」「神去なあなあ夜話」に出てくる、飯田与喜になる。「敏捷」と「暴力」はなにか三浦しおんの人物造形になくてはならないものなのだろうか。 一人の作家にはまると、ずんずんと読み拡げていく性分なので当分は三浦しをんを追っかけることになるんだろうな。 ちょいとだけ生活雑記。ここんとこ夜に出撃すると帰宅が午前3時だの5時だのと過激だったので、昨日はまっすぐ帰宅して読書に励んでおりました。夕食は近所の中華「華」で麻婆豆腐定食880円なり。禁酒禁煙の日とする。11時半にはコテンと寝て、朝7時に目覚めてみれば見慣れたようで見慣れはしない銀世界。 絶景でありキレイなのは充分わかったからさ。この冬の雪はこれでさいごにしてほしいもんだなあ。

なか卯のカツ丼、立山そば、鯖の味噌煮にエノキうどん。メシは安直にかぎる。

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わが食生活を振り返るに、大したもん喰ってないなアってのが素直な感想である。男子は口腹のことを論ずるべからず。質実剛健。腹に入ればみな同じ。 家から自転車で5分ばかりでJR富山駅に着く。構内には駅弁の「源」が経営する「立山そば」があり、狭い待合室に魅惑的な香りを撒いている。 二日酔い気味で朝飯を作る気力もないときはここで済ませることが多い。富山県の麺類はどこの店に行っても普通盛りで他県の大盛りほどある。これも見た目以上の充実で、深夜まで暴れて腹ペコの朝にもってこいなのだ。 冷蔵庫を漁って、残りものを適当にぶち込んだうどんを作ることもある。休日の昼とかブランチとかに。ダシはヒガシマルのうどんスープで充分。先週末はエノキダケとネギの青いところと薄揚げをほり込んで、卵でまとめて。うどん玉が大阪よりも50グラムくらい大きいから、うどん一杯で満足。ま、朝から天ぷらそばにますのすしまで食ってるからなあ。 大阪では雪の富山じゃできないゴルフなど楽しんでまいりました。あまりカートに乗らずにせっせと歩く性分なので、朝飯だけはしっかりと。ホテルの向かいに「なか卯」があったのでミニカツ丼とはいからうどんのセットで。充実の朝食がスコアに反映されなかったのは、本人が集中力において欠ける要素が多大にあったことと推測される。 いい年になったし、自分に素直なろうと思う。だからメシもこういう安直で単純なものがいい。会社裏の蕎麦屋「夢里」の鯖味噌煮定食は、サラダにご飯に天かす入りのラーメンまでついてくる。チープでわかりやすい味でいかにも働く男の昼飯、って感じがする。 B級グルメなどと世間は言うけど、本人の身体が欲していて日々元気に暮らせるのならそんなものをクラスファイするほうがおかしいんじゃないのかなあ。

バレンタインのその夜は。富山の街を5軒ハシゴで朝帰り。

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先週の某日。昼飯時になってオフィスの中は自分ひとり(何しろ少人数所帯の地方営業所なんで)となり、前々から気になっていた富山駅前の「九州豚骨ラーメン」にひっそりと出撃した。 まずスープがぬるい。この段階で意欲半減。おまけに豚骨ラーメンには禁じ手のモヤシが入っている。さらにコクを出そうとして大量に投入されているラードが脂くさい。ひさびさの失敗。夕方まで胸焼けがした。 そんなわけで夜は食欲がなく、後輩G君と出かけた割烹ふうスナックでは満員で断られ。まあしゃあないかとセカンドベストで入った居酒屋で「塩鮭・辛口」てのを頼んでみた。 ご覧のとおり何とも懐旧の念を催す塩吹きぶりである。カンピンタンの、昔の塩鮭っちゃア箸の先にちょぼっと取っては飯を頬張るもんだったよね。なんて。もちろん今では飯の代わりに飯のエキス、日本酒をぐびぐびやってるわけなのだけど。いやこれが酒にあうのなんのって。 勢いがついた我々はそのまま新世界(富山のかつての色街)にある、某スナックへと進撃。泡盛と角瓶のハイボールをチャンポンに。昭和レトロなお店で懐メロなど歌ったり。 それだけならばまだいいが。さっきの居酒屋で桜木町の某ママに出くわして「今日はバレンタインだから後で来てね~」としっかり営業されていたのを思い出し、のこのこ行くんだな、これが。そこで閉店まで騒いで。「お寿司行こうよ」とねだられて打出ビルの「寿司久」へ。わりときちんと江戸前なのにとてもリーズナブルで感心。富山じゃお寿司は贅沢品じゃないからねえ。 腹ごなしにカラオケ行こうと意見が一致。美女二人に挟まれて上機嫌(に決まってるよな)でまたお歌の練習にいそしんで。 たぶん午前4時頃かな、帰宅したらこんなものがポストに。遅くに戻って朝刊が入っていると自分がロクデナシになった気分がする。たのむから配達時間を6時くらいに引き下げてくんないかなあ。 明け方まで活躍したせいか、昼になったらハラが減って。ガツンとカツカレーである。金沢風の濃厚ルーにキャベツがよく合う。シャキシャキバリバリといっときました。二日酔いほど食欲が増すのは毎度ながら不可思議なことだな。 お昼休みの残りの時間はアイスモナカを齧りつつ、万城目学の最新エッセイを読む。世の中には瓢箪栽培家の専門誌があることとか、瓢箪に人生を

全国の主婦のあこがれダスキンさんっ!プロの掃除に声なく圧倒される。

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越中富山へ転居してはや3年半。ほったらかしにしていたものがひとつ。台所のレンジフードとガステーブルである。まめに自炊をするほうだけど、揚げ物は絶対にやらないし炒め物も滅多に作らない。煮炊き専門だから台所もあまり汚れない。 会社の内規で3年めにはまたどっかに転勤かと、そのときに敷金からルームクリーニング代を引いてもらえばいいかと思っていた。 豈図らんや。移住歴は3年半を越して、さらに北陸新幹線のごとく延伸せざるべからざる状況となりつつある。さすがにレンジフードも私の魂なみに脂汚れがひどくなり、料理の上に廃油がポタリと落ちてきかねない状況となった。惨状を見上げてみるに、これは分解掃除しかないしシロウトの手に負える状態でもない。 プロに頼もう。なにごとにも正しいプロフェッショナリズムが存在する。電話するなら100番100番、地元のダスキンに見積もりをお願いした。学生時代にダスキンでアルバイトしていたので、あの会社の諸事徹底的であることは身に沁みて知っている。 レンジフードとガステーブルだけじゃなく、この際流し台に風呂場洗面台も徹底清掃しておこうと決意。平日の午前中なら多少安くもなりそうなので「大丈夫です、会社くらい。しょっちゅう二日酔いで半休していますから」などとウチの社長に聞こえたらえらい事になりそうなコメントまでしてしまった。 2月中旬の某吉日、午前9時から12時までと決行時間も固めて、静かにその日を待った。 いよいよ当日。女性5名のプロジェクトチームが定刻に到着した。みんな結構若くて、「お掃除おばさん」的な風情はない。会社の某F君だったら間違いなく携帯番号とメールアドレスを聞き出して合コンを申し出るに相違ない。私?来月53歳ですよ。そんな情熱は天空かなたに置き忘れてしまっております。 水まわりを他人に覗かれるというのは、ある種下着の中を見られているようなはずかしさがある。だから掃除の現場には呼ばれないかぎり立ち会わず、寝室で井上荒野の猫の本など読んで時間の経過を待っていた。そうそう途中で銀行とコンビニにも行ったな。代金は現金決済だし。二日酔いでトマトジュースが飲みたかったし。 拙宅の風景である。初老オトコのひとり暮らしなんてこんなもんだ。テーブルの乱雑さが生活感溢れておる。そんなことには眼もく

糖質ダイエットなんか知るもんか。ラ王。天下一品。大盛り焼飯。

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最近では「糖質」と呼んでいるらしいが、昔でいうと「でんぷん質」ですな。ワタシ大好きです。人間の活動力の源泉はコメと小麦粉なのだよ、古来から。最近では「糖質ダイエット」とかぬかして、飯とか麺を一切摂取しないのが流行らしい。 オトコの体力は、メシと麺をガツンと喰う事から始まるのだよ。草食系とやらの軟弱男子諸君。 これなんか最高な「男の飯」。焼飯に目玉焼きにトンカツと、昭和のご馳走が三重奏になっている。富山市上新町「レストラン ポーク」の「ポーク風ライス+豚かす汁」セット。寒い富山の冬もこれがあれば乗り切れる? 自宅でだって糖質を忘れない。ラーメン好きは自宅でも作ってしまう。最近発売された「日清ラ王」に色々とトッピングして。ありがたや、近所のコンビニにチャーシューもメンマも売っているから、思い立って15分もあればこんなに素敵な昼食ができてしまいますのよ。 私にとっては因縁浅からざる商品なのだけど、今回の「ラ王」はまちがいなくマルちゃん「正麺」よりも良くできていると思う。椎名誠あたりからレベルが低いといわれている、富山のラーメン屋さんは警戒したほうがいいですぜ。即席麺に負けるなんてことのなきよう、ご精進を祈念いたします。 昨年来ちょいと血圧が高めで、血圧降下剤「オルメック20mg.」を服用しているものの、それを隠れ蓑にしてか食養生をする気配なし。上の「麻婆ラーメン」は会社の裏手にある蕎麦屋「夢里」の新商品で、辛くて旨いから最近ハマっている。唐辛子と胡椒をがっつり振りこんで、頭頂部に汗をかくと前夜の酒も飛んでいきます。毛根も飛んでいってそうでちょっとこわいけど。 一昨日までの大阪出張でまた行ってしまいました。「天下一品・北新地店」。学生時代を京都で過ごした人間には抵抗できない魔力が。ラード分が多いので翌日まちがいなく大腸関係に支障をきたすのにね。しかし昔はこれに餃子と丼飯つけて午前3時ごろに喰ってたからな。 これぞ糖質祭り。天神橋筋商店街の南端に位置する「天一更科」の稲荷寿司+中華そばのセット。なんぼほど澱粉を摂取するつもりやねん。しかし和風ダシの昭和レトロな中華そばと巻き寿司稲荷寿司のコラボがたまんないのよ。 しかしなんと言っても私にとっての「糖質=澱粉質の王様」は、大阪堂島のロシア

Kindle・出張・熱燗。男の朝飯と東京の大雪。

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私はアル中でもあるが活字中毒でもあって、読むべき文字がないと酒精の切れたアル中患者のごとく禁断症状を起こす。だから出張の際など常に幾冊かの本を携行せねばならず、結構な荷物で困っていた。 ここのところamazonを開くとトップページで電子書籍Kindleの広告が延々と入っており、ついふらふらとクリックし購入してしまった。こいつならデバイスひとつに何百冊でも放り込める。wifi環境にあれば手軽に読みたい本をダウンロードできる。 文字や絵を自由に拡大縮小できるし、老眼にして強度の乱視である私にはもってこいのデバイスであることが判明。本日からの足かけ六日間の出張に備えて12冊ばかりをダウンロードしておいた。タブレット端末に比べて軽いし、液晶じゃないから眼が疲れない。これで7980円はどうよ、って感じですね。 iPadとiPhone5にiBooksをインストールしてあるけど、やはり読書専用のデバイスには負けますね。単機能家電の強みです。 アマゾンから送られてきたパッケージも、外見は格好よかったんだけどね。開梱してみるとアップルのパッケージングが持つ精密さとエンタテインメント性がないんだよなあ。 電子デバイスじゃないけれど、我が家にさらに家電が拡充された。「美濃焼酒器つき電気酒燗器」なる横着な商品です。好みの燗加減まで加熱~保温してくれるので、人肌から上熱燗まで自由自在。祖父が好きだった月桂冠のレトロボトルをあっためて。 アテはホウレン草の胡麻よごしと湯豆腐。精進の一夜でございます。しかし熱燗で湯豆腐というのは、本当にこたえられませんな。ああ日本人に生まれけりと愛国心が湧いてまいります。 朝8時に出社して出張の予定だったので、6時から起き出して準備。窓の外はひたすら暗く、雪が断続的に降り積もっている。テレビじゃ東京に大雪の予報が出ただけで大騒ぎしているし。たかが5センチくらいの積雪で騒ぐんじゃねーよ。こちらじゃ30センチは積もらないと「雪」とは言わないからねえ。 まず出陣の前に朝飯。いつもの朝飯。中国海軍フリゲートのロックオン問題と、ほんの少ししか降ってない雪のことでNHKも民放も大騒ぎ。これじゃ諸外国からバカにされるわけだわ。湾岸戦争勃発のとき、私はロンドンにいたけれどBBCの落ち着いた放送ぶりに感銘した覚えがありま

暴力セックス犯罪と禁酒禁煙。萬月としおんの夜。

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大阪本社の社長は、読後不要となった本を書類ロッカーの上に並べて「社員各位持ち帰り自由」としてくださっている。先日の大阪出張の帰路はそのなかから花村萬月「夜を撃つ」を頂戴して、サンダーバード大阪富山間の無聊を慰めることとした。 暴力とセックスと犯罪がひたすら繰り返される、どえらくバイオレンスな作品でした。おまけに親殺しまで。カミュの「異邦人」が大きく意識されているのを感じた。主人公の峰岸情は花村萬月にとってのムルソーなんだ。ああル・エトランジェよ。 しかし無口で温厚そうにみえる社長がこんなバイオレンスをお好みとは。人は見かけによらんよな。今後社長の前での言動に気をつけよう。いきなりバットで殴られたりしたらかなわんからな。 食い意地は張ってるほうと自覚しているけど、「どこそこのナニ」にはこだわらない。適当に食いたいものを食うのをモットーにしている。平松洋子はそんな私にとってブエノスアイレス(地球の裏側)な人間である。いい年なんだからそんなに食材ひとつひとつにこだわらなくてもええやんか。 久住昌之の書籍発行ペースが最近すごいの。肩に力の入らない、温泉と銭湯と一杯飲み屋を巡り歩く人生。しかしそんなのんびりライフでよく年に幾冊も上梓できるよな。って思うでしょう。ひどいのこいつ。ほとんどの文章が一行ごとの分かち書き。だからページの3分の2は空白なんです。東海林さだおもその気がありますけどねえ。 禁酒禁煙なんてたやすいことで、だから私は毎週やっている。おもに金曜日。酒を抜いてメシも簡単に済ませて、土曜の明け方まで本にひたります。三浦しおん「神去なあなあ日常」に続く新作。熱血林業青春小説の続編では、神去村の起源から神話伝説伝承芸能がさらに紹介されて、勇気と直紀の純愛も半歩前進していますね。更なる続編が待たれるところ。 神去村は三重県の山奥にあることになっているけど、わが越中富山の山襞にもきっとこんな村があって、素敵なカントリーライフがありそうな気がするねぃね。 禁酒禁煙の夕食となれば、吉野家の牛鮭定食にとどめをさします。注文後2分ほどで出てきて、5分ほどで食事完了。とにかくハラが満ちればいい、この乾燥感がたまらなく好き。 一人の作家が気に入ると、ずらずらずらっと読まなければ気がすまない浪費型の性格なのです。ゆえに「まほろ