朝からステーキ。定番無視の食生活とは。
雑誌「サライ」の人気企画に「定番・朝めし自慢」てのがあって、各界の重鎮というか老いてますます盛んな方々がその壮健を支える朝食を紹介しておられる。皆さん朝から考えられた、バランス上々な(しかし誰が作るんだろうと思うくらい手の込んだ)品々を並べとられますねえ。 こちら大阪の下町・天満に逼塞する窓際かつ定年待ちの独身サラリーマン。徒歩2分に24時間営業のスーパーがあるので、思い立ったら、朝からどんなもんでも仕込んでしまえる、とんでもない環境におります。朝めしはとにかく思いつき。 と言いつつも、最近の過激朝食を。最近、近くの24時間営業スーパー輸入の「アンガスビーフ」を売り出して、これが安くてウマイのです。赤身でそれなりに歯ごたえもあって。こいつを朝から焼いて、パンに挟みつつサラダと食べます。ドナルド・トランプになった気分。 朝の早いゴルフに出かける時には、「すき家」でミニ牛丼。温泉卵をのっけて、おしんこ付けて。ホームランがティーショットでなく、バンカーで出てしまったのはご愛嬌ということにいたしましょうか。 トマトスープなんかも朝からチョチョっと作っちゃいます。玉ねぎのみじん切りをオリーブオイルで炒めて、トマトジュースを注ぎ込み、コンソメの素を加えてひと煮立ち。塩コショウで仕上げれば、なかなかのもんになります。パンにはハムを3枚くらい挟んでやると食べ応えもじゅうぶん。 軽い二日酔いで、何にも作りたくない。そして何か刺激が欲しい時は、出社して30分をなんとかしのいで、用事があるふりをして外出〜堂島地下街のインデアンカレーに潜入いたします。いいですね朝からの辛口カレーって。鉛のように重かった胃が動き出すのを実感いたします。 東京では常宿を新橋においておりまして(東急ステイ新橋がお気に入り)、冬場の朝は駅前ビルまでひょこひょこ歩いて、大好きな「小諸そば」にまいります。ここは「あつもり」をやってくれるんですね。熱々のせいろ蕎麦を、卵を落とした、いかにも東京な「濃い」ツユにに絡めていただくのは、これも一つの至福でございますね。 さて、明日の朝はなんにいたしましょうか。カツ丼なんかもいいですよねえ。