夏こそ食欲~裏日本最高のイタリア料理
夏太りと人は言う。節電の夏、どこに行っても暑くてやりきれないからせめて身体がへばらないようにしっかり食べる。空調が弱い分涼を求めてアイスクリームやらかき氷、清涼飲料水を摂取しすぎてしまう。汗をかくからビールがうまい、ビールのアテにはどうしたって揚げ物とかのハイカロリーなものがおいしくって、唐揚げとか串カツを食べ過ぎてしまう。
私は精神力の強い男だと自称しているので、上記のような理由で体重を増やしたりすることはない。3食きちんと栄養のバランスを考えて、カロリーを計算して、克己心を持って生活を自律している・・
・・・わけなんかないよね。喰いたいものも喰わず我慢に我慢を自らに強いて、馬齢だけ重ねてどないなるねんという方が私のモットーなんで。克己心とか自律とか縁遠い生活を送ってます。
お盆休みも半ば仕事だったけど、篤志家の姉様が越中まで来られていたので美味しく楽しく過ごしました。写真は富山市千石町「まるぜん」の特盛り蕎麦。盛り蕎麦にしてざっと5人前が盛り込まれています。二人がかりで食べたけどなかなかの喰い応えで、満腹。男女五十路にして色気より喰い気。
偶然予約が取れて15日の夜は魚津の「ルチアーノ」へ。誰が何と言おうと私にとっては裏日本随一のイタリア料理店なんですね。この日は暑かったけどビールじゃなくってカンパリソーダから始めて。
店の入り口に「本日予約満員」の札が下がってるけど、テーブルセッティングは二人分だけ。今宵も貸切扱いでございます。
アンティパストは手前から時計周りに「トリッパの冷製」「シャラン鴨のローストバルサミコ風味」「ブロッコリーのピクルス」「富山湾産イワシのエスカベーシュ」「タコとセロリのジェノベーゼ」「サンマの温燻とカポナータ」真ん中が「マンゴーとトマトとホタテのサラダ仕立て」で、ハウスワイン(たぶんフラスカーティ)の白をデカンタで飲みながら。幸せな一晩の幕開けです。
ほの暗い店内でフラッシュなしで撮影したのでピンボケはお許しを。「魚津産バイ貝のグラタン」は、どこで入手しているか不明ながら極上の生クリームとソースアメリケーヌがとけあって、生ウニを裏越しにしてピュレにしたようなお味。しかし生臭さのかけらもない。スプーンがわりのパンも自家製。
ひと口サイズのカルボナーラ。濃厚にしてさわやか。さしずめ熟女にして少女の爽快さを持った貴女のような一品。豚肉の塩漬けであるパンチェッタがいいアクセントになってるけど、これももちろん自家製であります。3ヶ月くらい熟成したものだとか。
これも画面が暗いからわかりづらいよね。「鰻のリゾット」なんですけど。ワインは「モンテプリチアーノダブルッツォ」の赤に切り替わってます。「シェラ・モスカ」に並んで私の好きなワイン。チーズとオリーブオイルにバルサミコの味が「秘中の秘」と言われるタレで煮込まれた鰻とよく合います。鰻の肌がほの青いのは天然モノの証左でしょうか。
メインディッシュの「その①」が「県産キジハタのインフォルノ」でありまして。キジハタは関西でその名をアコウと呼び、鯛以上の高級魚として取引されている稀少な魚です。体長25センチほどで3000円くらいするかなあ。そのキジハタのしかも30センチサイズをオーブンで焼き、しかる後にブロードの煮詰めたものを掛けまわした一品。あえかな白身に、ブロードのこってりしっかりした味かからんで。ただしこのへんでおおむね満腹に。
メインディッシュ②は「コトレットミラネーゼ」ってつまり子牛のカツレツなんだけど、巨大すぎで半分も入らず。残り半分はわがまま言って包んでもらった。
ドルチェはブルーベリーのジェラートにベイクドチーズケーキ、果物の盛り合わせ。チーズケーキの焼き加減は羽毛のごとくふんわりと。「いくら満腹してもまっとうに作られたお菓子なら部隊が変わるようにスルスルと入るもんだ」だとは今年生誕80周年の故開高健の持論やったけど、ほんまですね。
子牛のカツレツをサンドイッチにして、翌日の朝食に。モトネタがいいと、素人があとでいじくっても上々の出来上がりになるんですね。
肉団子もいいですね。ビールの友。
・・・わけなんかないよね。喰いたいものも喰わず我慢に我慢を自らに強いて、馬齢だけ重ねてどないなるねんという方が私のモットーなんで。克己心とか自律とか縁遠い生活を送ってます。
お盆休みも半ば仕事だったけど、篤志家の姉様が越中まで来られていたので美味しく楽しく過ごしました。写真は富山市千石町「まるぜん」の特盛り蕎麦。盛り蕎麦にしてざっと5人前が盛り込まれています。二人がかりで食べたけどなかなかの喰い応えで、満腹。男女五十路にして色気より喰い気。
偶然予約が取れて15日の夜は魚津の「ルチアーノ」へ。誰が何と言おうと私にとっては裏日本随一のイタリア料理店なんですね。この日は暑かったけどビールじゃなくってカンパリソーダから始めて。
店の入り口に「本日予約満員」の札が下がってるけど、テーブルセッティングは二人分だけ。今宵も貸切扱いでございます。
アンティパストは手前から時計周りに「トリッパの冷製」「シャラン鴨のローストバルサミコ風味」「ブロッコリーのピクルス」「富山湾産イワシのエスカベーシュ」「タコとセロリのジェノベーゼ」「サンマの温燻とカポナータ」真ん中が「マンゴーとトマトとホタテのサラダ仕立て」で、ハウスワイン(たぶんフラスカーティ)の白をデカンタで飲みながら。幸せな一晩の幕開けです。
ほの暗い店内でフラッシュなしで撮影したのでピンボケはお許しを。「魚津産バイ貝のグラタン」は、どこで入手しているか不明ながら極上の生クリームとソースアメリケーヌがとけあって、生ウニを裏越しにしてピュレにしたようなお味。しかし生臭さのかけらもない。スプーンがわりのパンも自家製。
ひと口サイズのカルボナーラ。濃厚にしてさわやか。さしずめ熟女にして少女の爽快さを持った貴女のような一品。豚肉の塩漬けであるパンチェッタがいいアクセントになってるけど、これももちろん自家製であります。3ヶ月くらい熟成したものだとか。
これも画面が暗いからわかりづらいよね。「鰻のリゾット」なんですけど。ワインは「モンテプリチアーノダブルッツォ」の赤に切り替わってます。「シェラ・モスカ」に並んで私の好きなワイン。チーズとオリーブオイルにバルサミコの味が「秘中の秘」と言われるタレで煮込まれた鰻とよく合います。鰻の肌がほの青いのは天然モノの証左でしょうか。
メインディッシュの「その①」が「県産キジハタのインフォルノ」でありまして。キジハタは関西でその名をアコウと呼び、鯛以上の高級魚として取引されている稀少な魚です。体長25センチほどで3000円くらいするかなあ。そのキジハタのしかも30センチサイズをオーブンで焼き、しかる後にブロードの煮詰めたものを掛けまわした一品。あえかな白身に、ブロードのこってりしっかりした味かからんで。ただしこのへんでおおむね満腹に。
県内では新湊あたりで釣れます
ドルチェはブルーベリーのジェラートにベイクドチーズケーキ、果物の盛り合わせ。チーズケーキの焼き加減は羽毛のごとくふんわりと。「いくら満腹してもまっとうに作られたお菓子なら部隊が変わるようにスルスルと入るもんだ」だとは今年生誕80周年の故開高健の持論やったけど、ほんまですね。
子牛のカツレツをサンドイッチにして、翌日の朝食に。モトネタがいいと、素人があとでいじくっても上々の出来上がりになるんですね。
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