JRは九州に限る。ラーメンも。
皆さんが夏休み盆休みと民族大移動をしているなか、お仕事で九州は熊本へと行ってまいりました。厳密に仕事は熊本だけだったんですが、ストレートに富山へ帰る手立てがないことを口実に博多に寄ってついでに中学以来の級友と旧交をあっためて。いささか公私混同のニオイがしないでもないですな。
富山から熊本へいくには、まず特急サンダーバードで京都まで。そこから山陽新幹線経由で博多へ。さらに九州新幹線で熊本へ。片道ざっと7時間で今どきではなかなかの長旅かと。いつもサンダーバードで大阪までの3時間半でさえぐったりしてしまうのに。大丈夫かいなと杞憂しつつ車上の人となったんですけど。やっぱり新幹線は快適ですね。疲れなかったもの。
九州新幹線って、車内放送が4カ国語なんですね。日本語・英語・中国語に韓国語まで。やっぱりアジアの玄関なんだなあって実感したりして。博多駅構内もハングルの案内が充実していて、水中翼船ビートル号で簡単に釜山と往還できるってやっぱすごいことなんだ。
何しろ一日に4〜5便が運航していて、片道ざっと2時間半で往復が格安券なら1万5千円だって言いますから。日帰りで釜山の免税店に通う人たちを「ビートル族」と呼ぶんだと。
JR九州は車両のエクステリア・インテリアが優れていることで知られていましてね。デザインの共通性を出すためにドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治にすべてのデザインを一任しているから、どの車両に乗っても一脈通じるものがあります。デザインなんか気にもしないで「詰め込んで早く運ぶ」ことをモットーに、旅客を宅急便の荷物と同じようにしか考えていないJR西日本とえらい違いではありませんか。
普通車両の座席がこれだもんなあ。鉄分豊富な私は鹿児島〜川内間がテスト開業されたときも、開業2週間ほどでわざわざ乗りにいったくらい。素敵ですね。社内全体を木目を基調にして、窓のブラインドも木製だし。「モノ」じゃなくて感情を持った「ヒト」を感動させながら運ぶんだという決心が伝わってまいります。
これが鹿児島から博多まで走ることになったら、絶対に乗ってやるんだと決心していた。だから今年の3月12日の開業は心待ちにしていたのです。ああしかし運命の3月11日。こたびの震災と原発事故で、開通記念に浮かれて九州旅行って気分じゃなかったからねえ。オンエアわずか3日でストップしてしまった開通キャンペーンのCMをネットで見ては、ああ行きたい乗りたいと思っていて。でもこのCMはいつ見ても泣けますね。カンヌで金賞をとれるはず。
泣きたい方はこちらをクリック
http://www.youtube.com/watch?v=UNbJzCFgjnU
鎮西八幡の神もご照覧。正しい生活を送っていると神様が応援してくれるらしい。期せずして熊本エリアでの結構規模の大きな商談が発生しまして、出かけざるを得なくなりました。しかし熊本出張って言うと羨ましがる男性諸君があまりに多いのはなぜでしょうか。
お城以外にはあまり見るものもないところで。夜はVIPをご案内して郷土料理で馬刺に辛子蓮根。肥後赤牛のステーキ。その他諸々。JBAのバーテンダーがやっているいいバーがあったんでそこで深更まで。翌日の昼飯は名物の熊本ラーメンに行こうってことになって、有名な「黒亭」へおもむけば。なんとまあ10名以上の行列でして。この日35℃の熊本で仕事もあるのに熱中症で倒れる訳にも行かず。
タクシーの運転手が3軒ほど隣の「崎陽軒」を「わしらは黒亭よりこっちのほうが好きじゃ」とのたまうので、ご意見に従うことにした。郷に入れば郷にしたがえ。
いやあ「ローマにあってはローマ人の為すがごとく為せ」じゃないけど、ほどのよいケモノ臭さがあって、豚骨からのコラーゲンによる粘り気もあって、振りかけられたニンニクチップも香ばしく、たいしたラーメンでした。店のなかが海の家みたいで面白かったし。
翌日の博多では中学以来の畏友と再会。「もつ幸」のモツ鍋で乾杯。話は尽きず。カナルパークの「MIMON」でエレクトロヴォイスのスピーカーでジャズを聴きながら、大名の「Erin』でマスターの軽妙な話を聞きながら、天神「JBバー」で今や珍しいMacintoshのアンプに劇場用のJBLでジェームスブラウン聴きながら。いったい何時まで飲んだことやら。深夜に小腹減ってこれは博多ラーメンでシメなあかんなあと衆議一決。
自称元祖博多ラーメンの「長浜家」へ。ほかにも「節ちゃん」とか美味しい店はいろいろあるらしいけど、酔っぱらっていたので目についたこの店に。明け方近いのに店のなかは七分の入りでございました。夜中に出歩いている人数が富山の20倍くらいはいると見た。
まあ普通の店だからって畏友は言うけど、普通でこれなら極上はどうなるんでしょう。富山に豚骨ラーメン・九州風ラーメンを名乗る店は幾店かあるけど、博多の普通レベルに対して足下にも寄れていない。ほんとに濃厚で塩っぽくて、酔った胃袋があんた、たまがりよるばい。
九州新幹線「さくら」
九州新幹線って、車内放送が4カ国語なんですね。日本語・英語・中国語に韓国語まで。やっぱりアジアの玄関なんだなあって実感したりして。博多駅構内もハングルの案内が充実していて、水中翼船ビートル号で簡単に釜山と往還できるってやっぱすごいことなんだ。
何しろ一日に4〜5便が運航していて、片道ざっと2時間半で往復が格安券なら1万5千円だって言いますから。日帰りで釜山の免税店に通う人たちを「ビートル族」と呼ぶんだと。
JR九州は車両のエクステリア・インテリアが優れていることで知られていましてね。デザインの共通性を出すためにドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治にすべてのデザインを一任しているから、どの車両に乗っても一脈通じるものがあります。デザインなんか気にもしないで「詰め込んで早く運ぶ」ことをモットーに、旅客を宅急便の荷物と同じようにしか考えていないJR西日本とえらい違いではありませんか。
普通車両の座席がこれだもんなあ。鉄分豊富な私は鹿児島〜川内間がテスト開業されたときも、開業2週間ほどでわざわざ乗りにいったくらい。素敵ですね。社内全体を木目を基調にして、窓のブラインドも木製だし。「モノ」じゃなくて感情を持った「ヒト」を感動させながら運ぶんだという決心が伝わってまいります。
これが鹿児島から博多まで走ることになったら、絶対に乗ってやるんだと決心していた。だから今年の3月12日の開業は心待ちにしていたのです。ああしかし運命の3月11日。こたびの震災と原発事故で、開通記念に浮かれて九州旅行って気分じゃなかったからねえ。オンエアわずか3日でストップしてしまった開通キャンペーンのCMをネットで見ては、ああ行きたい乗りたいと思っていて。でもこのCMはいつ見ても泣けますね。カンヌで金賞をとれるはず。
泣きたい方はこちらをクリック
http://www.youtube.com/watch?v=UNbJzCFgjnU
鎮西八幡の神もご照覧。正しい生活を送っていると神様が応援してくれるらしい。期せずして熊本エリアでの結構規模の大きな商談が発生しまして、出かけざるを得なくなりました。しかし熊本出張って言うと羨ましがる男性諸君があまりに多いのはなぜでしょうか。
お城以外にはあまり見るものもないところで。夜はVIPをご案内して郷土料理で馬刺に辛子蓮根。肥後赤牛のステーキ。その他諸々。JBAのバーテンダーがやっているいいバーがあったんでそこで深更まで。翌日の昼飯は名物の熊本ラーメンに行こうってことになって、有名な「黒亭」へおもむけば。なんとまあ10名以上の行列でして。この日35℃の熊本で仕事もあるのに熱中症で倒れる訳にも行かず。
タクシーの運転手が3軒ほど隣の「崎陽軒」を「わしらは黒亭よりこっちのほうが好きじゃ」とのたまうので、ご意見に従うことにした。郷に入れば郷にしたがえ。
いやあ「ローマにあってはローマ人の為すがごとく為せ」じゃないけど、ほどのよいケモノ臭さがあって、豚骨からのコラーゲンによる粘り気もあって、振りかけられたニンニクチップも香ばしく、たいしたラーメンでした。店のなかが海の家みたいで面白かったし。
翌日の博多では中学以来の畏友と再会。「もつ幸」のモツ鍋で乾杯。話は尽きず。カナルパークの「MIMON」でエレクトロヴォイスのスピーカーでジャズを聴きながら、大名の「Erin』でマスターの軽妙な話を聞きながら、天神「JBバー」で今や珍しいMacintoshのアンプに劇場用のJBLでジェームスブラウン聴きながら。いったい何時まで飲んだことやら。深夜に小腹減ってこれは博多ラーメンでシメなあかんなあと衆議一決。
自称元祖博多ラーメンの「長浜家」へ。ほかにも「節ちゃん」とか美味しい店はいろいろあるらしいけど、酔っぱらっていたので目についたこの店に。明け方近いのに店のなかは七分の入りでございました。夜中に出歩いている人数が富山の20倍くらいはいると見た。
まあ普通の店だからって畏友は言うけど、普通でこれなら極上はどうなるんでしょう。富山に豚骨ラーメン・九州風ラーメンを名乗る店は幾店かあるけど、博多の普通レベルに対して足下にも寄れていない。ほんとに濃厚で塩っぽくて、酔った胃袋があんた、たまがりよるばい。
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