さようなら新幹線200系電車。3月11日の誕生日は日帰り出張で。

だからなんだと言うわけじゃないけど、3月11日は私の53回目の誕生日だった。51回目の誕生日から、そういうわけでこの日を祝うことをやめにしている。一昨日の朝も、テレビをつければ津波と原発の映像ばかりが繰り返された。心に鎮魂を誓い、とはいえ出張なので朝っぱらから特急「はくたか」に乗車した。


前日は大阪から後輩ご一家が来富してきて、寿司やら酒やらを奢ったりハシゴしたりでぎりぎりに起床したので、朝飯は車内販売のお弁当。金沢始発なので金沢駅大友楼の幕の内。


かつて付き合ったことのある異性から「アナタって何があっても朝ごはんが食べられるのね」と、どちらかというと軽侮をこめて言われたことがある。そうなんです、どんな二日酔いでも悲しいときでも朝飯が食える無神経男なんです。

お茶を2本と弁当を摂取し終わる頃には越後湯沢近くに到達する。ここいらはまだまだ春に遠いなあ。しかしスキー場のメッカとしては、雪がないと商売にならんからまあええか。


昼まえに東京へ到着。汐留の某社に伺候する前に、東京で一番好きなラーメン店「支那麺 はしご」へ。豚のから揚げが乗っかった「排骨だんだんめん」に白飯をつけて。ここの特製タクアンがまたたまらんのよね。ひとりこっそりバースデーを激辛で祝うの図である。


4時間がかりの会議と打ち合わせが終わって、某社36階のロビーより千代田区の夕景を望む。その昔に皇居の中をこうして見下ろししたりしたら、不敬罪で憲兵にしょっぴかれたんだろうな。民主主義とは、傲岸不遜に平等なるモノなのですね。


どうしても日帰りでないと、翌日の富山における会議に参加できないので泣く泣く上越新幹線に乗る。3月16日のダイヤ改正で引退が決まっているJR200系新幹線が、本日のお召し列車である。誕生日に乗り合わせるとは、何たる偶然。たくさんの「鉄分」豊富な方々がシャッターを押していた。


この日の第3食は横浜崎陽軒謹製の「焼売弁当」750円なり。焼酎の水割りを呑みつつ、ひとり祝いのの晩餐とした。越後湯沢経由で富山に到着したのが23時35分。家を出てから16時間。いやはや本当に疲れてしまいました。


勤勉と労働へのご褒美なのか、翌朝起きてみれば越中にはめずらしい晴天で立山連峰がくっきりと。見ているだけですがすがしくなる。東京までも大阪までも遠い土地なれど、いましばしここで過ごすのもわるくないか。



コメント

  1. 大変遅くなりましたけれども、
    杏花さん、お誕生日おめでとうございました♪

    ちょこちょここちらへ立ち寄らせていただいておりますが、
    (自宅のパソコンがストライキを起こしてしまい、今日ようやく復帰いたしました)
    ひっそりとしたご自身のお誕生日のお祝い膳、
    ご相伴したくなりましたです。

    これからも更新を心待ちにしております。
    御身くれぐれも大切に。

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