いざ見参、冬将軍。我に備えあり。

けさの北日本新聞お天気欄を見るに、14日月曜日から木曜日までが連続で「雨または雪」となっていて最低気温も水曜からは氷点下である。金曜日にいたっては零下2度で「雪」。とうとう越中の冬がやって来た。

先週半ばから職場でも「来週はついに雪ですよ。はじめての北陸の冬ですね~」と言われていた。昨日など道路の融雪装置が試験運転していて、なにかがせまってきている雰囲気充分である。

夜はアルコール変調が効いていることも多いので、20代の頃から朝シャワー派である。たまに思い立って就寝前に湯をためて入浴することもあるけれど、それでも出勤前にはシャワーを浴びる。まあ煩瑣にして楽しき私事の世界から、資本にこき使われ人間疎外になりながらも日々の糧を得るための就労へと、次元を切り替えるための「みそぎ」として、修験者の水垢離・滝打ちにも似た神聖な気分で毎朝お湯を浴びているわけではもちろんありません。
 
まずは前夜の酒気を払うため。なんか薄ぼんやりしたまま出かけるのってやだし、もしも酒臭かったりしたらそれはもっと面倒だし。連日のごとく深酒不良をかさねてた30代まではもっぱらその意味で朝シャワーであった。いまも酒気払いは大きな理由のひとつではあるけれど。

やはり不惑の年をこえたあたりから、自分でも気がつくんですよね。あの「加齢臭」というやつが。若い頃オヤジの集団が乗った後のエレベーターに乗って、そのなんとも言えぬ不精臭とヘアクリームだかポマードの油くさい匂いと、さらにピクリン酸のかもしだす腋臭に嘔吐しそうになったことがあり、その体験がトラウマになっているらしい。

おのれが中年老年といわれる歳になったら、せめて出勤前には身体を清潔にしておこうと、これはふだん明日から二日は酒を抜いてみようとか、今月からせめて少しは貯蓄に励もうとか言った二流どころの誓いでなく、以降20年以上も守り続けている超一流どころの誓いである。自分ではまた周囲の意見を総合しても、意志薄弱で何事も持続性のない甲斐性なしと定義づけされることが多いけれど、見給え。意志力強固な所もあるではないか。

ところで現在の居住環境である。ほとんどの部分に満足している。大阪天満ですんでいた築40年の老朽アパートとはエライ違いでさながら金殿玉楼といって差し支えない。ただ、脱衣場が寒い。毎朝震えながらシャワーあがりにグルーミングをしなければならない。

昨日、高岡の取引先に営業車便乗で行く機会があり、後輩に頼んで帰途ヤマダ電機によってもらって、カーボンヒーターなる電気ストーブを購った。8460円なり。これが瞬時に暖まる優れもので、おかげで毎朝震えることなく洗面髭剃りドライヤーにヒミツの美顔術を施すことができる。これが来るべき降雪の日々に対する内なる備えである。

外的備えはどうするか。ありがたいことに明日も休みなので、地鉄バスに乗ってファボーレをおとずれて、「通勤用防水ブーツ」「ゴム長」「グラスファイバー骨のカサ」などを購入するのである。

すでに本日、降雨をものともせずスーパーへ行って、コメ・卵・野菜類・トイレットペーパーにティッシュ5箱まで調達が進んでいる。56豪雪くらいならしのいでいけるかもしれない。

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