万朶(バンダ)の桜か襟の色

さいきんのよくできたマンションには宅配ロッカーなるものがあって、留守中に来た荷物を預かっておいてくれる。私の棲むところにもあって、大小8つのボックスで構成されております。




スロットにカードを挿入して画面の指示に従えば、扉がパコンと開いて中身が取り出せる仕掛け。アマゾン中毒になっているので、毎日のように何がしかの本がとどく。あるいは出張などの着替えモノも、大荷物抱えて旅するのがヤなので、小まめに送ったり戻したりしてる。だから、長期の出張になんか出掛けるとた~いへんなことになるんですね。家に帰ってみれば、8つの扉のうち、5つを占拠していたことがございましたね。

ま、それはさておき。

今回の出張は、おのが大腸小腸との格闘でありました。なにしろ頻繁に内部が鳴動して、何物かがbrowseされてくるんで。駅のコンコースで、居酒屋で、ゴルフ場のグリーンで、ニコヤカな顔をしながらも、平成維新を叫ぶ下腹部とせめぎあいをしていたんです。これ以上具体的に書くことは、品のよさを隋一の拠り所とするワタクシには耐えられまへん。




いつぞやご紹介した、上飯野のインド料理「ビストとネギ」へ出掛けて行ったのが木曜日。前回の4倍カレーでは辛さに不満が残ったので、8倍を注文。この写真より倍くらい凶悪な赤黒のカレーが出てきましてん。ま、デリーのレッドカシミールよりゆるいかなあ~なんていいながら完食。

エライ目に会ったのは翌朝で、筆舌に尽くし難く。忍耐忍耐ただ忍耐。堅忍不抜の根性で何とか戦い抜いたのでした。わが腸壁の頑張りは金鵄勲章モノかと。それ、万朶の桜か襟の色~




痛い目にあってもすぐに忘れてしまうのがこまった性分でして。ええ。土曜日の昼には「無鉄砲ラーメン」にて、爆辛醤油ラーメンなどを注文してしまって。醤油の塩分にはたじろがない富山ケンミンも、唐辛子には弱いようで、どの店に行って「激辛」を頼んでも大したことがないから、安心して頼んでしもうたんですわ。いやこれが、辛いの辛くないのって。富山生活1年半でようやくであった凶悪さ。出来れば体調万全で取り組みたかったわん。とても完食できず。




傾斜復旧に努めるべく、激辛に遠い在阪4日間でした。会議の合間のあわただしいランチで訪れた、大好物のインデアンカレーでさえ、「ライス小盛り・卵のせ」で頼んでしまったくらい。しかしそれでもカレー喰うかなあ。

あさってからの3連休は、怠け者の節句働きという古諺にのっとってきちんとお仕事なんです。でも夜のご予定はないから、毎夜のごとく続いた宴会と、過激な食物摂取で疲れた胃腸肝臓そのほか循環器を癒すべく、おとなしい食物をえらんで、回復に努めるつもりでございます。激辛修験道をしばし返上す。




そうそう、冒頭に紹介した宅配ロッカーには「the accidental billionaires」と「絲的炊事記」「遺稿集」などアマゾンからの本が3冊に、出先から送ったボストンバッグならびにガーメントケースさらにウィスキーとビタミン剤が、今夜から明日の朝にかけて到着の予定。セルを6つくらい占拠することになるんとちゃうかなあ。管理人さんから台車を借りておこうっと。

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