越中風邪
ついにと言うかやはりと言うか、富山に罷り越してまさに2ヶ月。とうとう風邪を引いてしまった。どうにも4日前くらいから腹筋背筋に痛みが激しく、空咳をすると腹筋の上部が引き攣れるが如くでこれは内臓系の疾患にやあらんかと、丁度痛点の裏には肝臓があり先週末の大阪出張では懐かしくも恋しくもあるような面々と随分と御酒が進んだなあと回顧した。 そのツケが回ったのか知らんと不安になり、蜆エキス・ウコン粒・ハイチオールなど服用するもむしろ痛点が背後かつ下部に回る気配で、腹筋痛はなくなったものの今度は腰痛。更に全身倦怠感とたまらんほどの眠気である。 まだかかりつけの医師もいないので、とりあえずネットで病状を調べるにこれは遠くて肝硬変、 近くて風邪の所期症状と判明した。風邪と言っても普通のヤツだけでなく最近洛陽を騒がす流行り病のいんふるえんざ、の潜伏症状には更に類似している。 インフル様に取り憑かれたとなると、会社の規定で強制自宅待機となる。単身にして独身の身にはこれはツライ。が、事態の悪化を想定することは何事においても重要であることは昨今しばしば繰り返される我が国の経済政策においても明らかであって逡巡は許されない。 何となく熱っぽくなってきたのが昨日の午後帯で、定時になるや会社を飛び出して帰宅。ふらつく頭で「とにかく食料と飲料を確保せんとあかん」と思い込み、スーパーへ赴いた。 ・豚肩ロース 400g ・玉子 半ダース ・ニンニク ・おろしショウガ 業務用大チューブ入り ・野菜 長ねぎ ワケギ 白菜 ニラ モヤシ ・薄揚げ 4枚 ・うどん 3玉 更に薬局で、薬業県富山の面目を立てて地元製薬会社製 ・「ベルゲン」カプセル 神戸のイタ飯屋に同名があるので薬っぽくないが。 ・ポカリスエットほかニアウォーター6本 かなりの買物である。しかしながら、一旦新型インフルエンザと目されるとざっと5日間の禁足となる定めである。何時の世も籠城には食料備蓄が肝要と言えよう。 「対感冒症スタミナ強化特別鍋」を創作した。まあ鍋仕立ての豚汁にニンニク・ショウガとコチュジャン・キムチとその汁を投入して電気鍋でことこと煮こんで七味を振って食うだけのことながら、こいつは暖まりました。随一の欠点は家中がキムチの酸っぱい匂いで充満すること。そうそう感染症にかかっている可能性もあるからもちろ