肉じゃがを女に任せるな。オトコの独立のために。自由のために。

オトコごろしの料理なんだそうである。「男が女性に作ってほしい料理(マイナビ調べ)」で22.3%の支持率堂々第一位は「肉じゃが」なんですね。こんなもん、わざわざ女性に頼んで作ってもらうほどのもんかね。あのロジスティック無視の日本海軍でさえ作ってた簡単メニューなのに。

ちょうど新ジャガがおいしい時期なので、まるごとつかって作ってみることにした。インフルエンザも回復期になると体力も戻ってきて退屈しのぎに色々とやりたくなってきます。


新ジャガはタワシでこすって泥を落として洗っておく。皮つきのほうがワイルドでええ感じになります。人参は4つに切ってさらに乱切りに。新タマネギはくし型に切っておく。できるよね、これくらいはどんなにブキッチョな男でも。


鍋に油(私は混合ごま油を何にでも使う。ほんとに便利です)を熱して、上記材料をドカドカとぶち込んで軽くいためておく。カロリーが気になる向きには炒めずに直接だし汁を注ぐ方法もあるけど、どうにも仕上がりにコクがなくなって田舎っぽくなるのね。ああやると。


かぶるくらいにまでだし汁をそそいで。私みたいに昆布とカツオと干しシイタケでとらなくてもインスタントでも充分。酒と砂糖(大さじ2杯)と醤油(大さじ2杯)みりん(大さじ1杯)を投入して煮たてる。沸いてきたら生姜のスライスを2枚いれて、落としブタをして弱火で20分。


そうそう、「肉じゃが」だから、だし汁が沸いたところでお肉も投入する。今回は豚ひき肉にした。皮つきのジャガイモだと比較的淡白に仕上がるので、ひき肉のほうが味が絡みやすいのです。皮むいた男爵のときは牛肉にして汁気を残して煮あげます。料理は臨機応変。ボケ防止にもってこいだから、男性諸氏は老後のために鍛錬しておこうね。

大体においてオンナの作る肉じゃがって、なぜか味が薄めなんだな。自分で作ればビールや酒にぴったりの味の濃さにコントロールが可能です。初心者はめんつゆとかすき焼きのタレで加減してやるとミスが少ないようです。


おおむね汁気が飛ぶまで煮詰めて終了。人肌くらいにまでいったんさますと味が深く入ります。その間に菊菜のおひたしと味噌汁を仕上げて。まだタミフルの服用中だったからビールはノンアルコールで我慢。完治までは忍の一字。


どうです、男性諸氏。簡単なものでしょう。女性への過度の依存はオトコの独立の邪魔です。食べるものは自分で用意する。着るものくらいも自分で洗って干して管理する。身の回りくらい自分で片付ける。そうやって「独立」できるようになると、あとは・・・タイミングを見て家庭から脱走して、そう、私のように自由を謳歌することができるんですね。

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