サンダーバード。雷鳥。パープレイ。駅弁。角田光代。紙の月。

大阪へ出張する際は、ほぼ8割の確率で特急「サンダーバード」に座乗します。東海道新幹線米原経由で北陸本線を特急「しらさぎ」をつかって往還しても良いのだけれど、乗り換え時間がわずかなので、強風による遅延などで少しでも遅れると、周辺にも駅構内にも何にもない米原駅に放置されかねないから、よほど時間が微妙にならない限りは「サンダーバード」になります。

ところで富山県の県鳥である「雷鳥」の英訳は「thunder bird」ではありません。「ptamigan」もしくは「snow grouse」が正解。「thunder=雷」「bird=鳥」と直訳しちゃったJRの皆さんは当分恥をかき続けなきゃなんないですね。



6月22日は大阪本社で会議。お昼は堀川戎神社ちかくの「大阪うどん・てんま」にて天とじうどん。昆布とカツオの効いた、いかにもまったりとした出し汁の味は大阪ならでは。こんな上質の出汁を毎日味わえる幸福って、住んでる人間にはわからへんのやろなあ。


本社の会議の後は北新地「青冥」で歓送迎会。よ~飲んだ。さらに専務様が北新地の超高級バーにご案内してくださり、感激。どうやら一人当たり2万円くらいかかった様子で、恐縮の限りです。さすがに新地の一流店は雰囲気が違います。

翌日は社内コンペなので5時半おきで出発。ゴルフは大好きなんだけど早起きが苦手って、絶対矛盾の自己同一以外の何ものでもございません。


会場は名門有馬ロイヤルゴルフクラブ。高橋勝成プロが所属しており、専用のレッスン場までございます。近畿エリアではここと六甲国際がアスリートなゴルフ場としては双璧かな。


ノーブルコースの5番ショートで、3サムプレイの3人ともが1オン。しかしバーディーパットは誰も入らずともにパーでホールアウトしました。ここまではまだいい感じでラウンドしてたんやけどね。


ドライバーが滅茶苦茶に荒れていて、なんと18ホールで9つのOBを叩くことになりました。賞品がボール1ダースと電磁調理器で、ボールのほうが有り難かった気分。帰りに仲間と天満ガード下の焼肉屋で再集合して、戦いすんで日が暮れての宴会に。


懲りることを知らんと言いますか。日曜日もまたゴルフでございまして。こんどは吉川インターゴルフ場、通称「メッチャ」にてプレイです。アメリカンスタイルの何でも自分でやらなあかんコースだけど、メンテナンスはすばらしいものがありましたね。この日はOB6発にとどまったけど、人に言えるスコアではございませぬ。


プレイの後は親孝行と言いますかなんと言いますか。親類縁者のお役に立てたのかどうか。実家周りの用事を済ませて、月曜日の午前からまた富山目指して復帰の旅へ。

気を許して飲みすぎてしまい、しっかり二日酔いだったので「サンダーバード」の車内ではアイスクリームなぞ舐めてぼやけたアタマを覚醒させたりして。


お昼は大阪駅で購入した幕の内「心づくし弁当」とやら。ちっこいのに1000円したんで中身に期待したものの・・


画像がどうやっても回転しないのでご容赦を。コンピューターも万能ならず。弁当のお味のほうはまあ可もなく不可もなし。やっぱり幕の内は富山駅「源」にかぎるなあと改めて実感した次第。


車窓の風景は、湖国の夏景色。日本の国土って本当に緑の色が濃いなあと、外国から帰るたびに思いますね。住んでいると当たり前なんだけど。適度に高温多湿で、きちんと四季があって。こんなに自然に恵まれた国もそうそうないからね。もっと大事にしたほうがええんとちゃうかなあ。


週末は関西で騒ぎすぎたので、月曜の夜は吉野家の「牛鮭サラダ定食」で済ませて、恒例の禁酒禁煙とあいなりました。やっぱし週に一晩はアルコールも抜かないとねえ。


禁酒すると読書も進みます。しばらく前に買っていた角田光代の「紙の月」を、夕食を挟んでざっと3時間で読了。1億円を着服逃亡した女子銀行員の話なんだけど、カネの魔力ってすごいよね。まあ世間の犯罪は99%がカネの問題だとも言うし。

精神の飢餓感と言うか、空白感を満たすのに「買い物」「贅沢」に取り付かれたときにヒトはどう動くのか。また、逆にストイックすぎるとどんな穴が待っているのか。

僕は買い物中毒でもなく、贅沢病でもない。ブランド品にも関心がない。でもその分、酒のんでスナックのお姉様がたとたわいもなく冗談やホラを吹いて遊んでいる。それはそれで自分を救っていることにもなるのかなあ、なんて自己弁護したくなる小説でした。


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