塩麹・氷見寒ブリ。ああ極楽。

 3泊4日の関西出張から帰ってくると、越中はすでに初冬の空気感がただよっていて。西町交差点から立山を仰げば尊し。これしか売り物のない土地やけど、これだけは立派やと思う。


アアそれだけじゃないか。富山湾の海の幸も名物であったか。そういえば北日本新聞に「氷見で寒ブリあがる」って出ていたっけ。で、愛する大和百貨店へ赴いて、氷見寒ブリ(もちろん天然モノ)を購ってきた。ふた切れで798円は高いのか安いのか。

せっかくの天然モノに照り焼きも失礼だし、ここはひとつ話題の調味料「塩麹」を使ってみることにした。とにかく魚でも肉でもやたらに旨くなるらしい。


ブリの身に塩して10分。全体に塩麹をまぶして(ひと切れに大匙1杯見当)、ざっと2時間ほど冷蔵庫に放置する。その間に副菜の準備。昨夜は小松菜と薄揚げの煮びたしにホウレン草のおひたし。ゆでたホウレン草にかけまわすのは、醤油じゃなくて自家製の出汁入り加減醤油。


大根をおろして、すだちを用意して、準備万端を整えてからブリに火を入れる。後片付けが面倒だから、フライパンにクッキングシートを敷いて蓋をして中火でざっと6分間。良い加減に焼きあがった。甘気のない西京焼きって感じで、これは確かにウマい。


ああ極楽。ビールによく焼酎によく。ナンボでも飲みそうになったので、半切れを残して撤退。飯にもよさそうだったので孝明天皇の故事に倣って翌朝のオカズとした。結果的には飯にも最高で、この大流行の「塩麹」これからしばしば食卓を演出しそうな気配であります。

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