ケンミンとしての達成感。ついに富山県内全ゴルフコースを制覇。

人生は短くはかないものだからそれなりに有意義な目的を建てて、堅実に計画的に進めていくべきものだと易経に記してあったような。しかし私は孔門の徒に非ず。「無用の用」をモットーとする老荘学派なので、出たとこ勝負を本領とする。

ゴルフが人生だというほどそこに突っ込んで生きているわけじゃないけど、ゴルフは人生に似ているとは思う。紆余曲折と失望とホンの僅かばかりの達成感と。

3年と10ヶ月前に富山県へ赴任し初めてラウンドしたのは富山カントリークラブだった。午前4時まで営業所の若手と痛飲してまだ酔っぱらったまんまラウンドしてしまった。


上の写真は薬師コース1番ホールのティーグラウンドで、6オン6パットの12を叩いた。とんでもなく広いグリーンが揺らいで見えて打てども打てどもカップに寄らなかったっけ。前半に62を数えて「とんでもないヤツが大阪から来た」と思われたに違いない。後半はなんとか48で上がって、酔ってなければ普通のゴルファーであることを立証したけど。


これは今年のゴールデンウィークに同じ富山CCの薬師4番で。5月に入ってもコースのところどころに雪が残っていることに、さすが4年近くの月日が経って平気になった。

呉羽CC
越中のゴルフシーズンは短い。12月になると雪でクローズとなり4月の中旬まで4ヶ月半が全くのオフシーズンとなる。4~11月はだから相当なハイピッチで業界のコンペとかプライベートのお付き合いが発生する。そうだなシーズンには月平均6ラウンドくらいになるんじゃないか。コースとしては取引先様が経営する富山カントリークラブか呉羽カントリークラブが半分強であとが県内の各コースってことになる。

太閤山CC

あとコンペとなると太閤山カントリークラブも多い。森口祐子プロが設計したこのコースはフラットで右サイドが広くて所謂接待用コースと言われる。そのぶん左サイドはいい加減な作りなのでレフティの私には厳しい。コースにも表情が乏しいから、イージーなだけで品がなくて私は好きじゃない。

でも世の中にはスコアさえ良ければ喜ぶ底の浅いオヤジも多くて、「蘭」「茜」「楠」の3コースがいつも賑わっている。まるで安物のスナックみたいなネーミングでそのセンスからして品がないと思うのだけれど。

棚山GC18番グリーン

ところで富山県内にはゴルフ場が16コースしかないから、志を立てれば完全制覇もそんなに難しくはない。昨年秋頃に「県内のコースをどれくらいラウンドしたかな〜」と振り返ったとき16分の11まで達成していることに気がついた。

私もしがないサラリーマンなのでいつまたどこの県に異動となるかわかったもんじゃない。また我が社の営業範囲を考えるに他の営業拠点にはエリア内のゴルフコースがたった16しかないのは富山だけで、あとは兵庫県なんて100以上あって赴任期間どころか生涯をかけても全コース制覇なんて絶対に無理。

というわけで今年のゴルフシーズンは県内残りの5コース「ゴールドウィン」「観音」「千羽平」「小杉」「砺波ロイヤル」をラウンドするという課題を背負ってスタートすることになった。

観音GC

ゴルフは一人では出来ないスポーツで、県内各所に散在するコースを全制覇するとなると、お付き合い頂く知人友人が必要となる。私の物好きに共感してくださり必ずしも評判がよろしくないコースにまでご同道いただいた皆様方には感謝の限りというしかない。例えばパー65の超山岳コースでおまけにいまどきモノレールカートの「観音GC」など、魚津の地元住民以外はなかなか行こうとはしてくれない珍コースだからな。アイアンのコントロールを磨くには持って来いでもあるけれど。

砺波ロイヤルGC

時は2013年7月14日、奇しくもバスチーユ牢獄の襲撃とともにフランス革命が幕を開けたその日に、満願は達成されることになった。「自由・平等・博愛」を念じながらの18ホール。さすがに県内屈指の難コースだけにジャスト100を叩いたものの、この爽やかなる達成感といったら。

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