新じゃが丸ごと肉じゃが。出会いと別れの弥生三月。ショートホールの悪夢。祝えない誕生日とは。

めでたさも中くらいかなおらが春、正月じゃないけれど越中富山にもようやく春めいた日射しがさすようになってきて、弥生3月。かれこれ越中暮らしも6年半となった。

3月と言えば年度末で、「出会いと別れの季節」何て言われます。私の勤務先はグローバル化とやらで12月が年度末になってしまい、世間の季節感と微妙なギャップがあるけれど「春物」「新もの」などといわれるとなぜかうれしい。

というわけで三月某日の献立は「新じゃがの肉じゃが」です。毎年この時期にしか作らない季節限定メニューなり。
新じゃがの皮をうすくツルツルと剥いて、にんじん・玉ねぎと炒めます。出し汁・砂糖・味醂を加えて、落し蓋のように牛肉を広げて、さらに落し蓋をして20分。酒と醤油を加えてさらに20~30分。煮上がったら15分くらいは放置しておくこと。その間に味がしみ込むので。


肉じゃがでカーボローディングをした翌朝は、今年の県内初ラウンドを名門「呉羽CC」にて。ショートホール以外はおおむねボギーペースで回れたのだけど。
このゴルフ場は「前進4打」などという救済措置のない、まことアスリートなところなので、ショートホールは全部打ち直しなのね。池越えでOBを3発。谷越えでOBを4発。ショートホール恐怖症になってしまい、今シーズンの帰趨が危ぶまれる結果となりました。


前日の忌まわしい記憶を消去すべく、そのひどいラウンドの翌日、昼メシは大好きな「むてっぽう」jへ。「ピリ辛醤油ラーメン」に、キムチをどっさり。粗挽き胡椒と赤唐辛子をこれでもかとぶっこんで、ヒイハア言いつつハードディスクから記憶を消しにかかったわけで。

しかし脂と糖質とスパイスは、三位一体で私の活力源であると改めて認識してしまった。


県内を西へ東へ営業回りに。効率よく回っていくとメシの時間もギリギリとなる。「祭りばやし」なる回転寿司に飛び込んで、850円のランチセットを。

これですっかり満足できるから、やはり富山はいいところだねえ、とクルマの中で申し上げた。備前の国からお越しの方もご満悦だった模様かな。



そうこうするうちに今年もやってきました3月11日。日本人すべからく黙祷し、犠牲者を悼み、復興へと心を一つにするべき日である。

しかし間が悪くてこんな日が誕生日、なんて人間もいるのね。かくいう私みたいに。
ハッピーバースデーなんて言える雰囲気じゃないので、赤いナポリタンをお昼に注文して、もってひそやかに寿ぎました。


夜は金沢へ。行ったお店が「創業4周年祭」とかやっていて、店の中が花だらけだったので、自分もお祝いしてもらった気分になっちゃって。せめて自分への「ご褒美写真」だな。



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