喫茶店におけるインディアンピラフとは ニラ玉の傑作 昭和を清算する本 アヒルの到着
喫茶店のなんてことないメニューって妙に惹かれること、ありません?たぶんレトルトとか業務用大型缶にちょっと店のオリジナリティを加味したカレーとか。鉄皿に乗ったナポリタンスパゲッティとか。天満の某喫茶店にある「インディアンピラフ」もそのたぐいで、いかにも喫茶店のピラフですよ、ってピラフにカレー粉が混じっているだけ。なのについ注文してしまう、どういうマジックなのかしら。
ただこの店、入店時に検温なんかするんですよね。たかがニラ玉に餃子喰うのに大の大人が額を突き出して遠隔温度計で「ピッ!大丈夫です」なんて。
日本人ってどうしてこんなにも「物見高く」ておまけに無責任になってしまったんだろうかと、自分も含めて「戦後」という時代を生きてしまった人間の恥をあらためて感じてしまった。昭和30年~40年生まれの方々には是非お勧めしたい一冊です。
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