築地の夏もマグロ丼。お~い水島。鮭弁当の悲しみ。自家製ジャポネ風。夏風邪の後始末としての生姜焼き。

病み上がりに対して世間は情け容赦ないのである。熱が下がった翌日は大阪まで片道3時間半、往復7時間をサンダーバードに揺られて日帰り出張、さらにその次の日は夕方まで富山で仕事をして今度は東京なんである。げにすまじきは宮仕え。

築地の定宿で泊まって、朝飯はサービスで付いているけどネグレクトして築地場外へゆく。お目当てはマグロ丼。しかし世界的にもサマーバカンスなので場外市場じゅうに外国人観光客がいる。英語中国語タイ語韓国語がとびかうインターナショナルな空気のもとでかきこむマグロづけ丼と岩のりの味噌汁は、これはなかなかにいいもんであります。


え~と更新をサボりまくっておるから、これは8月8日の朝のことでマグロ丼を食べてホテルに戻ったらこんなニュースをやっていた。65年もの歳月がたっていても戦後はまだ終わっていない。小学生の時に書いた読書感想文を思い出す。「おーい水島、一緒に日本へ帰ろう」


戦争も悲劇だが木材資源の枯渇も問題である。夕方までに東京から黒部に入らねばならず、午後遅めの昼食は東京駅で購った「キングサーモン弁当」となった。これは東京駅で売っている弁当のベスト3には入る傑作駅弁ですよ。粗悪な割り箸を除いては。いつもバランス悪く割れるのだけれど、今回は中に就いて著しく長さの違う割れ方となって、あやつりづらいこと夥しい。

大宮駅の近くで、鮭の身をつつこうとした際にいかなる力学が働いたか、弁当が180度ひっくり返って床に滑落してしまった。志半ばにして傑作駅弁を放棄せざるを得ず。この悔しさをいかにせん。


黒部市でお仕事して、よるは名割烹「どうとんぼり」で地元の逸品をご馳走にあずかった。弁当が半分しか食べられなかったのは僥倖で、全部食べていたら情けないことになっていたこと必定である。げに禍福はあざなえる縄のごとし。さらに黒部のスナックで・・・病み上がりのうえ翌日がゴルフだったので深夜までは遊べなかったのがほんとに残念の極みでありました。

空けて土曜日、富山で一番好きな棚山ゴルフクラブで、ゴルフと仕事の師とラウンドした。のだけれど熱の柱が身体に残っているようで、ひさしぶりに100以上叩いてしまった。

日曜日は掃除と洗濯と自炊のみ。とにかく疲れの取れるメシにしようと、昼は自家製醤油漬けニンニクをバサッと入れて和風トマトスパゲティである。東京有楽町の「ジャポネ」ででてくる「ジャリコ」に近い味のつもり。


夜はオクラの梅肉和えにトマトとシソのサラダ、さらに豚肉の生姜焼き。当家では油を敷かないフライパンで薄切りの豚肩ロースに火を通していったん引き揚げ、自家製のタレを煮詰めながら肉に絡めていくのである。脂っこくないからわしら中高年向き。食欲増進剤に最近お気に入りの「グランドキリン」を傾けつつ。


普通にはたかが夏風邪と出張&ゴルフくらいの疲れであれば、これくらい栄養を取ったら軽く全快するはずなのだけど。悲劇はさらに数日後に訪れてくるのでありました。

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