天神橋筋商店街 玉出キャベツ長焼きの記

商店街はどうやったってやっぱり天神橋筋にとどめをさす。四国高松の丸亀商店街もエレガントだし、岡山の天満屋裏の商店街もいい感じで昭和レトロでそれぞれに味わい深いんですけれど。その庶民性と過激さにおいてはやっぱり天満でしょうと、大阪出身者としては思わざるを得ませぬ。


あのそのあの。イタリアン仏具とはこれいかに。イタリアと言えばローマカトリックの総本山であって、浄土真宗門徒が多数居住していると思えないんですけど。天満の仏具店では神仏も驚愕のフェアが開催されておりました。


大阪では珍しくないけど、スーパー玉出の店頭です。パチンコ屋ではございません。ここのプライスリーダーは例えば牛肉1グラム1円なんてセールでもやってしまう。野菜も安くて青ネギの大束が156円とかで売られていたりもする。


さすがに節電の夏。店内の照明はいつもより控えめだけど、それでもスーパーの店内とは思えない派手さでですねえ。鮮魚売り場では石川県産の天然ハマチが一尾598円で、さすがに富山の大阪やスーパーの298円には負けますが。


酷暑期間中の朝メシはおおむね素麺なんで、麺つゆは不可欠な生活なんです。関西人のこいつがないと困っちゃう商品「ヒガシマルめんスープ」4倍濃縮でリーズナブルだし、薄口醤油ベースで素麺との相性は抜群だし。こたびの震災のせいでペットボトルの供給がままならず、ガラス瓶に切り替えられていたため、宅急便で富山に送ることを躊躇していたのだけれど、ようやく生産が旧に復したらしい。ありがたし。


名物のキャベツ焼き。小型のお好み焼きに玉子をひとつポンと落としてひっくり返して軽く火を通す。ソースをたっぷりかけるといいオヤツになります。しかしこの日は別にしっかり食べたいものがあったので残念ながらあきらめました。


天神橋筋商店街の面白いところは、すべてがB級なだけでなく、ところどころにホンモノがひそんでいることにもありまして。漫画家のラズウェル細木が本邦初の鰻マンガ「う」で絶賛した鰻屋がこうやって静かに営業していたりします。


江戸風のふんわりと蒸し上げた蒲焼きもおいしゅうございます。しかし関西人の私といたしましては、カリパリッと焼き上げた上方風の長焼きがやっぱり口に合うんですね。越中富山はう鰻屋が少ない上にすべて江戸焼きなので、久しぶりに故郷の味を堪能したのでした。

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