ジョブズを目指してザビエルへといたるもの。

人は時として厳しい現実に立ち向かわなければならない。目前の惨状にたいして視線をそらすことなく直視して、冷静に問題点を抽出し課題解決の順序を組み立てるべきである。
かような時に現実を逃避するなど論外だし、まして惨状を隠蔽して見えなくしてしまうなど人としての見識を疑われる行為だと言っていい。


さて先週末から四日間行なわれましたる富山競輪、年に一度の富山記念瑞峰立山杯争奪レース。四日間を通じて三万数千円の投資に対して回収が全くのゼロとはこれいかに。私は三連単の二百円車券専門だから、二百枚以上の車券を購入して一枚も当たらなかったんだな、これが。
奇をてらって気まぐれの数字を記入していた訳ではありませぬ。きちんと競輪専門紙を購入・検討した上での完封負けなのです。博才のなさもここまでくれば悲劇を通り越して喜劇的ですらあります。


しかしバクチの負けを云々するつもりはありません。運不運を嘆いても意味がないから。

問題は別に発生したんですね。競輪場の場内テレビ(か競輪チャンネルの中継)で、車券を検討する我が姿が偶然に映し出されてしまい、今まで気付かぬ振りをしていた現実に直面してしまったってことなんです。

おお神よ慈悲深き存在よ。マークシート式の車券購入用紙に一心に予想を記入するわが後ろ姿に祝福あれかし。この世の矛盾と悲しみを癒したまえ。いと高くホザンナ。こころからハレルヤ。私の後頭部から頭頂にかけての一地帯にもあわれみと恵みを与えたまえ。


スティーブ・ジョブズみたいに前頭葉から攻勢が始まっているのなら、日々鏡を覗き込むたびに現実を直視することができるでしょう。そこからは本人の主観のままに、積極的に反攻を開始するのか、あるがままに現実を受け入れるのか考える時間というものがあります。

しかし頭頂並びに後頭部から忍び寄ってくる惨状は、ある日突然現実がふりかかってくる訳で、とりあえずは「慌てる」ことしかできないんですね。

私は勇を奮ってより現実と向き合うために、携帯電話を首の後ろから振りかざして被災地の現状を確認することからはじめました。ベトナムの密林が米軍の枯れ葉剤散布によってほとんど裸にされた姿が思い浮かべられました。あまりに惨めな写真でありかつまた他人様のご気分を損ねかねないので公開は控えさせていただきます。


脱毛の要因として「刺激物の過剰摂取」「アルコール」「喫煙」「睡眠不足」があるらしいけど全て適合してるやん。ありゃりゃ原因なき結果は現れず。とりあえず床屋へ行って相談し、何とか見苦しいことのないように、せめて清潔感だけでも保とうかと短めに刈り込むことにいたしました。
理髪師の見解としては、抜本的解決としては育毛発毛剤の飛躍的進化をまつしかないとの結論だったので、あとは前髪をたらしていたのを少しバック気味にして、現場の印象を和らげることで当面をしのいでいこうかと。私も実は隠蔽体質の人間だったんですねえ。

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