日本列島右往左往~屹立するスカイツリー

まだ日本列島を西へ東へ移動を続けている。旅先ではその土地ならではの食い物をためしたり、地酒をかっくらったり。そのほかにも色々とためしてみたいものが多くて何かと多忙なので、この日記を更新するヒマがなくなってしまう。


富山駅「源」は名物「ますのすし」の老舗であるとともに、駅構内駅弁販売を一手に引き受けている。非常に質の高い幕の内をはじめとして、「鰤かま照り焼き弁当」とか「焼き鯖寿司」などの傑作も多い。そこがつくった「ありがとう日本海号弁当」って、どんな限定品かってワクワクするじゃありませんか。先週に引き続きまたまた東京出張になったけど、イソイソと買い込んで「特急はくたか」に乗り込んだわけです。


で、麗々しい掛け紙をはがしてみると、その下から出てきたものは・・・いつもの幕の内とおんなじ紙容器じゃありませんか。見かけだけかよって、この失望感ったら。すげー厚化粧のおねいさんと、一夜を過ごしてすっぴんに戻ったときの衝撃と申しますか。

              

おまけに中身もいつもの幕の内と寸分たがわないんだよね。こりゃ詐欺だろ。どこが「特別」なんだよ。説明してほしいもんです。非常に質の高い幕の内で、旨いことは確かに旨いんだけどね。この後の東京での用事が、けっこうややこしい案件だけに、前途に暗雲を思わせてくれる事件ではございました。


でも私だってムダに51年間メシ食ってきたわけじゃなく、窓際族といいながらも、それなりの渡世を踏んできております。お仕事には何とか曙光が見えてまいりました。いつもの銀座新橋有楽町じゃつまらんと、同行のF君が申しますので、この日は両国で焼き鳥食ったあとに錦糸町へ。つねにある種の魂胆をもって行動するF君は、錦糸町の国際的呼び込み風俗乱立に魂を奪われていたようです。とりあえずはバーに飛び込んで、シーバスリーガルのハイボールをいただきます。


焼き鳥と煮込みだけじゃハラが持たなかったので、英国風のフィッシュ&チップスを注文。本場並みにモルトビネガーがついてくるあたり、やっぱり東京ですねえ。お洒落やわあ。お酢の瓶の左後方、夜景の見えるスツールでは、グレーのスーツをお召しになったお嬢さんがテーブルに突っ伏して嗚咽を漏らしておられます。あえて放置せざるべけんや。ねえねえ助けに行きましょうよと、F君は言いたげでしたが、旅先での男女トラブルは禁物。5杯のハイボールを飲んで我々は錦糸町を後にしましたとさ。信じようと信じまいと。


翌朝起きれば快晴で、ホテルの食堂からは朝っぱらから屹立してはるスカイツリーがくっきりと。疲れを知らずに直立し続けるそのお姿には、有り難いような気分もわいてまいります。人間はナニを思ってか、とんでもないものを作ってしまうものなのですね。


大急ぎで富山へリターン。せんだって奈良の杜CCで好記録を出したので、更なる研究研鑽に余念がございません。つぎは90を切るのだ、なんて。それと年度末が近づいてまいりますと、日経をきちんと読まないとあきません。決算発表やら人事やら。この新聞では「大機小機」なるコラムが気に入っています。きっと編集局の古狸が書いておられるんでしょうね。


越後湯沢でも晴天で、ほんの少しづつだけど、雪解けが始まっているような。ツララから落ちる水滴が、春のかけらを感じさせてくださいました。頼むから3月中旬以降に「寒の戻りで大雪」てのはやめてくださいよね。アレがくると、まず間違いなく手ひどい風邪を引いてしまうんで。


ところでこれは九州新幹線「さくら」でございます。東京から富山へ戻ってわずか2日をおいて、こんどは九州遠征へと急遽出かけることになったのです。片道8時間の旅は、それはそれは疲れ果てることになりましたが、その詳細はまた近々。

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