競輪必勝法〜富山記念競輪

さてお盆休みも終わって「さあ上期のシメに向かって仕事に邁進するぞ』とマナジリ怒らせて営業活動に励むようなら、こんな窓際に座ってはおらんわな。越中富山では「お盆休みの終わり=年に一度の富山記念競輪」ということに決まっておる。

25日(土)の初日。午後2時を回って競輪場へチェックイン。なぜかこの日は朝から変に多用で、昼メシ抜きで走り回っていたのだ。だから車券売り場よりもまず場内の「的中おにぎり屋」へ直行。昔懐かしいテイストの昭和なラーメンに明太子おにぎりのセットを、モノも言わずに喉に詰め込み、流し込む。ハラが減っては戦にならん。


さて予想紙を広げて検討に入る。9.10.11の3レースを買った。さすがにSS級の選手が出ているから、3連単のアタマは比較的順当に入ってくる。しかし、333mのショートコースだけに最後の競り合いは脚力に比例せず、選手同士の駆け引きや選手の経験値で2着3着がオッズや予想紙どおりに展開しない。ざっと1万5千円の負け越しで初日を終えた。


闘いには戦略が必要不可欠である。大枚の損失に色を失って帰宅し、明日からの3日間をどう展開するかあらためて考え直すことにした。かような戦略を練るにあたっては、孫呉の兵法よりもクラウゼヴィッツである。


「第一に彼には積極性と勝利意欲が欠けている。第二に通常健全な判断力を持っている彼も、こと戦略に関してはまったく考え方が間違っている。戦争においては、全てを敵の勢力の殲滅につぎ込まなければならないが、それには司令官がはっきりとそのことを自覚している必要がある」~(クラウゼヴィッツ「1799年のイタリアおよびスイス戦役」より)


競輪は当たってナンボのゲームであり、いくら惜しい1番違いの車券でもハズレは一文にもならない。翌日はキツネ蕎麦に揚げ玉を大量に投入し、おにぎりは梅にして、箸をあやつりながら車券戦略を練った。


33バンクで競り合いになったら、どんな結果が出るかはある意味で確率論的勝負になる。したがって3連単でなく、2車単に勝負を切り替えた。
有力選手を柱にして、本命対抗大穴を買い揃えたのである。急降下爆撃による拠点破壊から、ランチェスター理論による絨毯爆撃にしたわけで、ドゥーエの「戦略爆撃論」も参考にした。1レースあたりの投下金額を5000円から1万円に引き上げて、天網恢恢、もらさずに当たり車券を引き当てようという大戦略なのである。

効果はてきめんで、第8レースが落車事故のため大荒れとなって穴券が的中。万車検となってなんと7万6千円の大勝利である。この日は他にも適当に当たってざっと6万5千円の勝ち越しとなった。クラウゼヴィッツ様、ランチェスター様、ドゥーエ様に深く感謝。



満面の笑みで競輪場をあとにした。もちろん夜は桜木町で大盤振る舞い。さらに残った分でゴルフウェアなぞ購入して2日で費消した。悪銭身に付けず。

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