白山そば・牛鮭定食・歯科治療。激辛カレーに新米の味。

日中はまだ30℃を越す暑さながら、朝夕は25℃くらいで北陸にも秋が近づいている。相変わらず暇仕事をしつつ、飲んだり喰ったりの毎日。先週は仕事で金沢へ。いつ見ても金沢駅の正面口は「インデペンデンスデイ」に出てくるエイリアンの宇宙船のようで、県の玄関にこれを持って来られる石川県民は大したもんである。


金沢で仕事して、東の茶屋町でしっぽりと飲んだ翌朝は、駅構内の「白山そば」へ。富山駅の「立山そば」よりやや甘辛がはっきりした味わい。赤巻き蒲鉾の赤がにじんでいるのが金沢流か。二日酔い加減ですすりこむ、立ち食いのかき揚げそばはサラリーマンの醍醐味だな。


もっか歯科治療中であって、根管治療の時には麻酔もつかう。よく効くたちなので、お医者様が「2時間もしたら麻酔が切れますから、飲酒してもかまいませんよ」と言われても、4時間くらいしびれてしまうのである。だから麻酔治療のある日はこわくてちょっとアルコールに手が伸びない。そういうわけでこの日は吉野家で牛鮭定食を満喫し、禁酒日とした。


おとなしい一日のあとには、どうしても刺激がほしくなる。身体に悪いとわかっていてもやめられないのが激辛カレー。根塚「デリー」のレッドカシミールカレー830円。涙と鼻水を流し、舌の痛みと闘いながらの食事は、苦行以外の何者でもない。しかし食後の征服感と爽快感で、また近いうちに着てやろうと思ってしまう。どうみてもM体質と言うしかない。


カレー屋の隣に農機具販売店がある。「御契約」の札がずらりと千社札みたいに並べられている、この62万円の商品は何か。近畿山陽九州の住民にはわからんはず。家庭用の除雪機なのである。9月くらいまでが商戦で、11月から納品となる。だから夏場に除雪機のテレビCMが放映され、外気温35℃だっちゅーのに、庭先で女性が除雪機をブンブン言わせている映像が流れるんである。はじめて見たときはホントに驚いた。


たまには軽く残業して帰り、そのへんのもので適当に自炊したりもする。茄子の煮付けは得意中の得意で、完全に自家薬籠中となっておる。ピーマンは細切りの塩昆布とごま油で炒め合わせて。オクラは湯がいて京都の「ちりめん山椒」と。そのゆでた湯で、辛口の塩鮭を5分ほどゆでる。調理時間ざっと30分。ビールと焼酎でまあ満足な晩酌である。


取引先にご不幸があって、加賀温泉近くのセレモニーホールへ。真宗王国の北陸ではいまだに「家族葬」はほとんど行われず、親類縁者関係者一同を集めて通夜告別式が執り行われる。富山から営業車すっ飛ばして2時間。葬儀が終わってハラが減って。街道筋の「チャンピオンカレー」でエビフライカレー680円なり。刻みキャベツとソースのかかったフライと、濃厚きわまるカレーが「金沢カレー」の特徴である。この「チャンピオンカレー」と「ゴーゴーカレー」の2大チェーンが、北陸3県にわたって「金沢カレー」の布教につとめている。街道筋にはどちらかが必ずあるような。


9月1日より、新米の出荷が始まっており、私は8日の日曜日に前日精米したばかりのコシヒカリ新米を購入した。昨日の朝は、出し巻き玉子に味噌汁にメカブの二杯酢と納豆をオカズにして、炊きたてを二杯半も食ってしまった。体型維持に危険信号の食欲の秋である。


歯の治療は今月いっぱいくらいで完了する予定で、そのころには魚津のリンゴも赤くなる。コリコリしたスルメイカも水揚げが始まる。富山の秋は口福の秋でもある。

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