冷やし中華。ゴルフ場には山菜とカモシカと。きぐしねいです。

初夏の越中ではみなが一斉にゴルフを開始する。なにしろ12月から下手すりゃ4月の中旬まで雪でクローズだもんな。中に就いても標高300mの高地しかも立山連峰・黒部渓谷のふもとにある「棚山GC」は最後にオープンする。とにかくプレイヤーにプレッシャーをかける難コースだけど、何とも言えない「品の良さ」があって好きだなあ。


5月の下旬ってそろそろ「山菜採り」も終わりの時季なのだけど、棚山辺りではまだまっさかりで、ラウンド中もそここにワラビ・コシアブラ・タラの芽などが散見された。ちょいとコースを離れて採取したかったけど、クラブハウスにこんな掲示が出されていてはやむを得ませんな。ハラも身のうち。


関東あたりで梅雨入り宣言が出された日、越中富山は大暴風でえらいことに。風速15メートルが吹き荒れるなかどういうわけか雨は降らなかったので、コンペ強行。富山カントリークラブ有磯コース6番のショートホールでは、立っていられないほどの強風でした。165ヤードに対してドライバーを強振、グリーン奥のエッジに着地って普段220ヤード飛ぶのにどういうことやねん。まあある種経験し難い面白いラウンドにはなりましたが。


ここんとこ2ラウンドに1回くらいは100を切れるようになり、もっとスイングを安定させようとゴルフ並びに人生の師にすすめられたレッスン書も読んだりして。ゴルフ雑誌以外のきちんとしたレッスン書を買って読んだのって十数年ぶりやね。


富山カントリークラブのクラブハウスにも面白い掲示がございました。イノシシは悪さをした痕跡には幾度も遭遇したし、サルとカモシカに至っては全く珍しくなくご対面いたします。特にカモシカはド近眼とかで、なかなか逃げ出してくれないのが難点で。下手に打球が当たってケガでもさせたら、天然記念物ですからね、こちらがお縄を頂戴する羽目と相成りまする。


6月に入ると富山市内の食堂が「冷やし中華はじめました」の表示をだす。塩刈食堂の冷やし中華はそうだなあ、他府県民が想像する冷やし中華の倍は麺が入っている。それにチャーシュー入りお握りを添えるのがケンミンの流儀で、メシ茶碗2杯ぶんくらいのご飯を使っているから、完食すると深夜までハラが減りません。県内では老若男女を問わずにこれくらいは何ともなく平らげるので、毎度のことながら驚いてしまう。


まあ運動の前日にはキチンとデンプンを摂取してカーボローディングしとかないとね。つい一昨日の日曜日に後輩某君と太閤山カントリークラブへ。お取引先もご一緒に。初夏と言うより真夏の暑さの中、前日は午前5時まで桜木町で暴れていたのにプレイにのぞんだのでした。別に何と言うこともないスコアで、スループレイで軽く完走してしまった。自分の底知れない体力にオドロキを禁じ得ません。


一日おいて本日は富山の業界関係のゴルフ会。平日なのにようやるわ、などと言うのは他府県民でわしらは朝8時からラウンドして、休憩も取らずに一気に18ホールをまわるんである。13時にはホールアウトして風呂をつかって、軽食をとりつつ表彰式を執り行って14時には会社に戻るんである。それで平然と午後は仕事をして、夜は夜で三々五々集まって社交に励むのだから、意外とタフな県民性かも知れないね。


なんて偉そうなことをぶっこいていても、土日祝日は言うに及ばず平日まで遊んでいるのもまた一面の事実。つげ義春のマンガにあった
「にしらはろくな銭もねいくせに 海だ山だってけつかる 本当にたまげたもんだ」
を警句として、せっせと仕事にも励まんといかんよなあ。きぐしねいです。


弁解だけど本日はラウンド代がざっと7000円。この県ではゴルフは決して高級な遊びではない。上着なしで入場してジーンズで帰る人も多いし咎められもしない。ゴルフ好きにはある種の天国かも知れないとさえ、ケンミン生活三年半にして思うのでありますね。

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