巨大オムライスに挑む。手ごたえある読書は「佐治敬三と開高健」。

相も変わらず西へ東へ。55歳窓際族はそれなりに多忙だったりします。これは7月8日かな。富山から大阪へ。


13時過ぎに大阪着。14時からの長丁場会議に備えてしっかりと昼飯。堂島「鶴のす」でオムライスとボルシチ(小)を。新入社員の頃にこの店は毎日新聞地下にあったなあ。「ロシア料理」を標榜しつつも、それらしいのはボルシチとピロシキだけで、あとはキャッチーな洋食で。このオムライスもご飯1合ぶんくらい使っていて、完食するのにわりと手こずります。


大阪で会議と新組織の立ち上げと懇親会を一気にやってしまって、その翌朝は東京へ。新幹線は文明の利器、2時間半なんかあっという間ですね。


お昼は新大阪で購入したその名も「東海道新幹線弁当」で、カラーリングがいかにもって感じでしょう。テーブルの下には「コミックモーニング」を。漫画雑誌世代なので、こんな年になっても「モーニング」「ビッグコミック」「ビッグコミックオリジナル」「漫画ゴラク」は欠かさず購読しています。売価340円として、340×4×52=70720円で、年間にすると結構な出費でございますねえ。


弁当の中身はまあこんなもんですね。浜松を通過するのにウナギじゃなくてアナゴなのは、昨今のウナギ高騰ゆえ止むを得ませんか。しかし30年ほど前は浜松周辺が「ウナギ畑」とでも言うべきほどウナギの養殖池だらけだったのに、今はほとんど見かけません。埋め立てられて住宅とか農地とかになっています。


漫画を読み終えて、本格的読書へ。私が最も敬愛する作家、開高健と、その偉大なるパトロンであり同朋であり「兄弟血肉以上の仲」と言われた佐治敬三のダブル伝記。サントリー創業者の次男坊は、なぜ苗字を「鳥井」から「佐治」に変えて、しかも会社を継承したのか。私もこの本で初めて知りました。どんな企業にも安定するまでには塗炭の苦しみがあるのですね。ひさしぶりにむさぼるように読みました。いい本です。お勧めします。


東京でひと仕事して、本の続きを読みながら富山へ。長野を過ぎたあたりで読了。いろんな滅形を渡しに残したいい時間となりました。移動時間は、他にやることがないから最高の読書時間ですね。おまけに北陸新幹線はトンネルだらけでほとんど通信途絶になるから、PCひらいて仕事をするのもままならないし。

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