ミッドウェイ以来の


大敗を喫したのである。本業で3連敗。午前中に悲報の第一報が届き、午後一番に第二報。更に夕刻にとどめの一撃がやってきた。会社に入って28年、たった一日のうちに敗戦の報告が3つも届いたのは初めてのことである。帝国海軍ならミッドウェイ以来の負けっぷりと言っていいだろう。



一縷の望み、「飛龍」も被爆。


戦線を拡大しすぎた上に虚報にまどわされて対応に追われて敵情偵察をおこたり、二段策敵をするべき所を不十分な扇状策敵しか行なわなかった。敵の戦力補給能力を甘く見て、飛び道具は出してこないと思いこんでいた。しかし探し損なった所に敵はひそんでおり、充分な飛び道具さえ用意していたのである。

赤城・加賀・蒼龍と立て続けに炎上し、最後の望みであった飛龍もまた姉妹たちの後を追って燃えながら海底に沈んでいった。60有余年前の南雲司令部と全く同じ失敗をしてしまったのである。国民性と言うやつはなかなか改善されないものと見受けられる。


懸命の回避運動も空しく・・

ここのところ商売の調子がいいと、油断をしていたわけではないけれど、どこかで敵を舐めていたとしか思えない失敗であった。負けに不思議の敗北なし。やっぱりあかんかったかと、思いあたるフシはたくさんあって、こんにちの悲報は二ヶ月前にすでにプログラムされていたのである。

まあビジネスは戦争と違って人命が失われるわけでなく、ちょいと営業成績と本人の昇給昇格に影響が出るくらいにすぎない。次に勝てば良いだけのことであるから、多少気は楽だ。

しかし悔しいものは相当に悔しいので、誓ってかならずリベンジしてやるつもりである。窓際中年(というより、もう初老だろうが)ながら、敗北に対しては執念深い方なのだ。


新緑まぶしい松川べり

復仇の念を胸の奥にしっかり沈めた上で、反省会と称して桜木町に出かけた。屈託のある酒はとめどがないのが特徴である。憂いを払う玉箒も使いすぎては床に瑕がつく。完璧な二日酔いでのぞんだ翌日のゴルフは悲惨の一語に尽きた。ミッドウェイ敗北の後にアッツ玉砕・キスカ撤退と続いてしまったのであった。

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