「ジーパンをはく中年は幸せになれない」んだって。

今朝(H24年8月22日)の富山は朝8時にしてすでに気温35℃で、雲ひとつない快晴である。ここ10日ばかりはまとまった雨も降っていないから空気も乾燥している。こんな日こそアレをやるしかない。ゴルフ?違うね。暑すぎて熱中症になっちゃうよ。海水浴?お盆過ぎの日本海なんてクラゲが跳梁跋扈しているのに。わざわざ刺されに行く趣味はありませんね。


ジーンズを洗うんですよ、こんな日は。夕方までにはパリッと乾くからね。夜の会合前にいったん帰宅して取り入れておけばOKである。年に幾度もない絶好の機会。

ところで、私と同じような中高年の諸氏に改めて問いたいのだが、ご同輩がたは普段着にジーンズを着用しておられるや否や。心理学者の津田秀樹によるならば、ジーンズをはく中年は幸せになれないのだとか。じゃあアメリカの農民牧畜業はどうなるんだと言いたいけど。


精神的成熟と肉体的成熟を果たした人間は、あえて自分を若く見せる必要はないとおっしゃっておられる。無理な若作りは「自分に嘘をついている」ことになるし、「成熟を拒否している」ことになるらしい。そういえば昔「ピーターパンシンドローム」って言っていたよなあ。

この本の論調としては、いつまでも若作りしていたっていつかジーンズが似合わなくなる年齢がやってくるし、体力の低下~はっきりとした老齢化~死との直面という人間の運命からは誰も逃れられない。その現実を直視せずに「課題先送り」をしている現象のひとつに「いいトシこいて若作り」があるのではないか。また、先送りした課題にいつしか直面したとき、精神的に逃げ道がなくなって、いきなり不幸な人生になるのではないか、と問うてきている。

つまるところ、「人は心の持ちようで幸せにも不幸にもなる」ってことを書いている。たとえば「若さ」だけが価値観になるとそれも不幸なんだと。そして現代日本は自分を不幸に追いやる思考パターンにはいってはいないか、とも。いい指摘もたくさんあって、なかなかに考えさせられる本でありました。タイトルはどうしても気に入らないけど。

というわけで、複雑な思いをしながらも晴天の魅力に勝てずジーンズを干し、お日様のにおいがするデニムをうっとりと履くんでしょうね、僕は。


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