オリンピック東京開催決定の瞬間。カレーの衝動。カレーの多角活用。

カレーって食いたくなるときと作りたくなるときがあって、今回は両方の衝動が一気に突き上げてきたので激情に身体を任せてしまった。大阪から富山に戻った土曜日、買い物にも出ずにある材料だけでカレーに取り組んだ。

拙宅(といっても独身なので私しかいないのだけれど)のカレーは、玉ねぎニンニクに弱火でじっくりと熱を通すことからスタートする。トマトジュースと水を加える。豚肉は湯通しして一口大にしたものを放り込む。冷凍保存している特売のばら肉スライスで充分。あと今回は冷蔵庫にあったシメジをどっさりと。

煮込みだしての当初はおかげさまでとてもカレー作りに見えない。トマトシチュウのごとく。


しかしどんなに赤く煮詰まっていっても、ひとたびカレールーを溶き込んでしまうと、まごうかたなく「カレー」になってしまう。伴天連の魔術のごとくなり。今回は「S&Bゴールデンカレーバリ辛」なる夏季限定商品を利用した。でもメーカーがいくら辛いと言ったって、グリコの「LEE30倍」以外は辛口至上主義者の私の前ではお子ちゃまだからな。

当然パッケージの「バリ辛」などは信用せずに、鷹の爪からカイエンペッパーから一味唐辛子、石垣島の激辛「島唐辛子」まで家中にある辛味調味料を添加して、COCO壱番屋ならレベル5くらいの子供じゃダメだし大人も発汗必至くらいに調整した。


土曜の夜はそういうことでカレー。ありあわせの材料で作ったにしてはやはり我ながらカレーの天才だと自負できるほどのできばえである。出し汁と醤油を少々さらに白ワインを忍ばせるのが拙宅の特徴か。

ただサフランの買い置きが切れていて、普通の白ご飯になったのがいささか残念。夕食にカレーを喫する夜は禁酒と決めているので、富山名物の水道水で頂きました。翌日は5時起きでゴルフの予定だったしな。


カレーを二杯平らげて、22時前に熟睡してしまったから、目覚ましが鳴る前に起きてしまった。なんとはなしにテレビをつけてみたらブエノスアイレスからの生中継が。しかし値打ちをこくというか、発表までに気を持たされましたねえ。

日本時間9月8日午前5時20分、2020年の夏季オリンピックは東京開催に決定した。まあ本番までにこれから色々と大変だろうけど、関係者の皆さん、頑張りましょう。

東京5輪決定はうれしいけれど有り難くないのは空模様で、大雨警報が発令されそうな降りっぷりなのである。


一緒に回る予定のどなたかから「今日やめとかへんけ?」と電話かメールが入るのを心待ちにしながらの朝食。取り合わせが無茶なのは承知の上。でもさあ牛丼チェーンの「松屋」なんかカレーに必ず味噌汁つけてくるから、世間ではそんなに異常ではないのかもしれないな。


メンバーの最高齢者から「午後から雨は上がるから、昼からラウンドしようや」とのありがた~いお電話が、おかげさまで濡れることなく雨上がりのさわやかな空気のなか、スコアはともかく楽しくプレイできたのでした。それにしてもまだ9月だと言うのに一体今年はいくたび除夜の鐘を叩けば気が済むんでしょうねえ。

お帰りにスーパーに寄って食材をいくつか購入。あまりカレーが続くのも、好きだから飽きはしないけどオーバーカロリーになるので夜はあっさりと。切干大根の炒め煮に白菜と豚バラ(カレーに使った解凍品の残り)の煮びたしと冷奴で。


月曜の朝。6時過ぎに起き出してきて、何をやらかすかと言うとサフランライス炊いているのである。前夜からぬるま湯に浸しておいたサフラン水を漉して、研いだコメ2合に合わせて。炊くときにオリーブオイルを小匙2杯加えるのが、それっぽく仕上げるコツかな。


オリンピックが決まったりシリアで戦争が始まりそうになったり、世間は何かと騒がしいのにこの五十路オトコはカレー作りにゴルフにと何とお気楽なことなんでしょうね。

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