昭和レトロにランチタイム。東京五輪を思いつつ。

2020年の東京オリンピック開催が決定した。なにかにつけて7年という単位を加えてみたりする。私自身はちょうど60歳で、めでたく定年の年となる。生まれたのが昭和35年で、大阪市旭区のおばの家で昭和39年東京オリンピックの開会式をテレビで見た記憶がかすかにある。

そのころ我が家にはテレビがなかったんだなあ。親父はテレビ局勤務だったのに・・・
と書いていたのだが当の親父から抗議が来て、何はなくともテレビだけはそれ以前から実家に鎮座していたらしい。半世紀前の記憶なんていい加減なもんだな。


まだ「戦後」の匂いがプンプンしていた1960年代、外食のごちそうといえば大衆食堂かデパートの大食堂でいただく「五目そば」か「オムライス」で、おもちゃとかプリンが付いた「お子様ランチ」はブルジョアの子弟が食い散らかすものだった。

私の仮寓がある富山市新桜町の「ハッピー食堂」は、エクステリアもインテリアもメニュー構成もよろずに昭和な店である。「五目中華そば」もたたずまいが幼時の記憶を呼び覚ます。


富山市水橋のお取引先へおもむく際は、その近くにある「日本海食堂」に行くのが楽しみだ。「国際コドモ秘宝館」と名乗るだけあって、店内は昭和レトロな玩具にホーロー看板などが所狭しと並べられている。同行したS氏は店外店内を問わず撮影に余念がない。昭和40年代初期に建てられたようだが、爾後40有余年にわたり文字通り風雪に耐えてきた模様である。


ここん家のオムライスが、ケチャップ味たっぷりのチキンライスをいまどき風でなくキチンと玉子で巻いて、さらにケチャップをドロリと。この濃い味は「デルモンテ」だな、きっと。


相変わらず飲んだくれの生活を送ってはいるけれど、多分あと10年くらいは生きているはずでそうとなれば生涯二度にわたってのオリンピック観戦となる。めでたい還暦を健康に迎えられるように、すこしは生活態度を改めてみるか。

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