秋の夜はさんま。さんま苦いかしょっぱいか。白ごま担々麺に海南鶏飯。

今年は秋台風が日本近海を脅かす。おかげでシーズンまっただ中なのにゴルフのたびに絵目に祟られる。日曜日は出張ついでに三田ゴルフクラブへ伺候したけれど前半はずっと雨で気合いの上がらないことおびただしい。


冷たい雨でしんそこ冷えたから、お昼はオススメの「レトロ風ラーメン」をいただいた。なるほど昔の味がする。でもなんだか業務用スープそのままって感じもする。スープを構成するダシやスパイスや調味料がみんなバラバラに味を主張している。ちょいと熟成させるなりもうひと工夫欲しいところ。ま、あったまったからいいんだけどね。


月曜日は大阪で朝から会議打ち合わせの連続。午後3時まで昼メシも喰えず。ようやくありついたのが最近突然開店したという「堂島麻辣麺」なるお店。「担々麺専門店」を自称する。前夜の酒も大いに残っていたので、スパイスで覚醒することにした。


白ごまたっぷりの担々麺は、細いけどしなやかな麺に炒り立ても香ばしい白ごまがたっぷりと効いていて、これはこれはの傑作ぶり。サイドに頼んだ海南鶏飯も鶏のスープで炊いたジャスミンライス(タイ米)に鶏肉と香菜が添えられてエスニックで、しかもその淡白な味がこってり辛い担々麺のスープにぴったり。今夜からまた大阪なんだけど、明日のお昼にリピートしそうだなあ。


 オプションのスパイスも豊富だから、小辛〜激辛まで個人の好みでいかようにもデザインが可能になっている。今回は体調不良だったので控えたけど、次回はドカッと入れてみよう。


大阪から帰ったその夜は打ち合わせと飲み会で帰宅したのが午前様。しかし4時間寝ただけで早起きして洗濯。雨模様なので室内干しにして、午前9時出発で黒部市へ。

午前の打ち合わせが終わったら、ランチタイムはご当地ならではの品々で。まずは地元特産の紅ズワイガニを大胆に使った「カニ玉丼」740円なり。親子丼の鶏肉をカニに変えただけだけど、カニの甘みがひろがって、「うひゃひゃひゃひゃ」と笑うしかないっす。


黒部市まちづくり協議会が町おこしのためにすすめている「黒部水餃子フェスティバル」の一環で市内の飲食店は創意工夫をこらした水餃子を出す。満腹に近かったけど、物は試しと追加。ここ「はまゆう」ではトマト味のスープで手製の餃子を煮込んでいた。暖まるしトマトの酸味が絶妙だし。ぺろっと完食。


深酒が続いたので昨夜は禁酒禁煙。睡眠不足解消のために10時半には就寝した。家のロースターでサンマを焼くと始末が大変なので「大阪屋スーパー」で焼きあがりを買って来て電子レンジでチン!しかし炊きたての新米にたっぷりの大根おろし、焼きたてのサンマがあれば秋の夜は完璧に役者が揃った気がする。まあ一人で黙々と喰うのが気楽なような、ちょっとわびしいような。


さんまさんま、さんま苦いかしょっぱいか。そが上に熱き涙をしたたらせて さんまを食ふはいづこの里のならひぞや。あはれ げにそは問はまほしくをかし。佐藤春夫にとっては秋の夜長は寂しかったんだろうなあ。

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