花子とアン。原作とは微妙に違うけれど。オー!ファーザー 4人の父とは。安倍さんの遠縁。ひょっとして開高さんの遠縁?

もしもあなたに4人の父親と称する人間がいて、それぞれ父権をしゅちょうしていておまけに全員で同居しているなんて。設定してからして無茶なのに、4人の父親たちがそれぞれの個性を生かして一人の息子を救うお話。息子のほうもなかなかたいしたヤツなんだけど。映画になるらしいんで、観に行くのが楽しみです。


NHK朝ドラ「花子とアン」の原作?らしきもの。村岡花子の孫娘が執筆している。現実の花子さんは甘いものが大好きで砂糖壺を抱えて空襲から逃げ回ったらしい。体型もどっちかつーと新島八重さん的なガッチリ型の写真が残っている。

でもまあ現実とドラマは別もんですから。これからテレビのほうはどうなるか知らないけど、ご本人はこれから不倫に結婚に出産に死別に創作活動に女性の地位向上にと、まあ忙しい人生が待っています。そうそうそれから花子さんは山梨出身だけど、東洋英和女学院に入学するころには品川に引っ越していて、方言では悩まなかったはずなんだけどなあ。


わたしにとってお洒落な人といえば誰よりも吉田健一である。知性教養品格、どれをとっても引けを取る相手なし。おまけに母国語=キングスイングリッシュでお育ちなので、英文学が「肌でわかって」数々の名翻訳をものにした才人でもある。こういう人にはけして貧乏などさせずに、存分なお金と時間をさしあげて、日本が持つ知性の誇りにするべきだったなあと本当に思う。

かれの品格が幾許かも親戚筋である現首相に引き継がれていることを願ってやまない。


日本の女の子がまるで腔腸動物のごとく、世界のどんなものでも平然と喰いこなしていく。ほんとにドキュメントなのかよ、空想小説じゃないんかい?と思えるほどにそれぞれの食べ物はえげつなく(半乾きの猫の吐瀉物みたいなもんだったり)、食べる環境も凄絶(南京虫が乱舞するアジスアベバの安宿)だったりするけれど、なんか平然と喰っているのね。いやはや。

二日酔いだったり胃腸の具合が悪い時に読んだりすると、とてもエライことになるから、そういう環境におられる方はご用心。時と所を選んでお読みください。


なんか書きっぷりが誰かに似ているな~と思ったら、そうあの食豪・開高健になんとなくつながるものがあるような。文学上の遠縁とでも言いますか。

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