末期がん患者がめざめるとき。初出社前夜の禁酒。越中雪中営業記。

白石一文「神秘」は、膵臓がんで余命1年を宣告された出版社役員の主人公(わけあり独身)が、医学に頼らずに「がんと向き合う」ことで人生を開いていく物語。私も昨年11月まで咽頭がんの疑いありで、ひや~っとした時期があったから、思わず読み込んでしまった。

自分と社会との関連性を解きほぐし、自分とは何者なのかを改めて問い直すことが「がんとの共生」を産み出すってことなのだが、自分が余命1年と宣告されたときにそこまで、素直に社会と向き合えるか、不安だなあ。

とにかく「がん」と縁のありそうな方にはぜひお勧めしたい一冊だ。


ゴルフと読書と酒で生活時間が無茶苦茶になる年末年始、初出勤の前夜はここ数年「朝飯みたいなメニュー」を心がけている。豚汁に出汁巻き、大根おろしとホウレン草胡麻和え。アルコールを入れると頭が変に冴えて眠れなくなり、初日からぼうっとしてしまうから、キチンと禁酒する。


1月5日の月曜日、越中のあいさつ回りはどうしても雪の中。ことしはここ6年でも有数に雪深い仕事始めのような気がする。


仕事さえ始まって、リズムが出てくれば酒だってへっちゃらさ。薄揚げをあぶって梅肉・白ネギ・おかかとあえたひと品は、ビールより日本酒。京都から持ち帰った千枚漬けに、ホウレン草のおひたしに、メインディッシュはあんかけ豆腐で。カツオと昆布でしっかりと出汁をとってあるから、もう日本酒とのマリアージュがなんともはや・・


年始回りは続く。翌日は福光のスキー場へ。営業車の1台を4輪駆動にしておいてよかったな~と実感した。積雪1メートルをなんのその。


雪中行軍で始まった2015年の越中営業記、今年も商売繁盛にして一路平安、皆様と私の健康と繁栄を祈念申し上げます。

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