高級料亭の駅弁はいかに。辛い仕事に激辛の担々麺。ダイエットにちゃんぽん。サバとともに富山へ帰る。

北陸新幹線開業に伴って、「源」限定であった富山駅構内販売の駅弁にもう一社が参入してきた。店主が「道場六三郎の友人」をやたらに標榜する富山市内の高級料亭「五万石」が「料亭の弁当」を旗印に高級路線で入ってきたのである。


軽い昼飯にするつもりで、一番小さな二段弁当にした。1300円くらいだったかな。なんか野菜が多くてヘルシーそう、なんて軽い気持ちで購入した。


中身は春野菜のバーニャカウダと豚めし。流石に料亭だけあって味の方は申し分ない。しかし揺れる車中で(おまけに金沢でサンダーバードに乗り換えてからなら余計に!)ディップにつけて食べるバーニャカウダの食べにくいこと。豚めしのほうも、こじゃれた容器にタレが入っているので、指先を汚さずにタレをかけまわすのに、いささかの苦労がともなう。味はともかく食事のオペレーションとしては、やっぱり駅弁専門店に一日の長を感じることになりました。


辛い仕事には辛いゴハンがよく似合う。出張先の大阪では、朝から厳しい要求と規制に絡みとられながら、なんとか隘路を求めて会議が続いた。ストレス溜まるなあ、もう。というわけでお昼は激辛担々麺を求めて堂島ホテル「瑞兆」へ。汗をかくとイライラも流れ去ってまいります。


次の日もミーティングが続く。富山のお客さんがわざわざ大阪へこられるので、午前中はその準備に追われる。ちょっと野菜も取らんといかんと、駅前第2ビル地下は「どんたく」へ。こちらは大阪転勤以来30年は通っております。お昼の間だけ「ちゃんぽん専門店」で、とにかくアゴがくたびれるほどにキャベツモヤシニンジンと乗っかっていて、その見かけによらず油脂分が少なくて、実はかなりのダイエットメニューなのです。おかげで地下のくすんだ店舗だというのに、女性客がひきもきらない。ただし行列必至のランチタイムに女性客が多いと、一気に回転率が落ちるのね。20代の頃は、こいつの大盛りにオニギリを2ヶつけて、10分以内に完食するのがわしらのメルクマールだった。あのころは胃にも歯が生えていたとしか思えない。


たまに意識を失うほどに呑んでしまうことあり。この夜は酔っ払った挙句に終夜営業の中華料理店に乱入して、焼きそばに半チャーハンまで平らげていたらしい。日頃は小食を装って、自分をそこへ追い込んでいるんだけどね、たまに本性が爆発してこんなことをやらかしてしまう。ストレスって怖いですね。


日曜の午後に富山を立って、月曜火曜水曜と会議と厳しい交渉と組織作りにくたびれて、ようやくに富山へ戻る。こういう時のビールは沁みますねえ。


富山へついて(22時すぎ)家にまっすぐ帰るわけもなく、行きつけのBARに直行いたしました。頭の中がゴチャゴチになっている時は、アルコールでほぐすのが一番。


そうそう、JR大阪駅桜橋口の奥にまた新しい弁当屋さんが開業していて、炊きたての「白米」「玄米」「十穀米」を選択できる。私は当然のごとくメインに鯖を選んで、メシは十穀米に。それぞれのおかずの味が優しくて、以降ご贔屓にさせていただきます。


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