銀座「はしご」、高崎駅「鳥めし弁当」、富山「ブラックラーメン」と昭和の味を三連発。鈴木さんにもわかる「ネット社会の未来」について。

お盆休みは施設に入っている親を見舞ったり、大阪ドームにてルンルン気分で阪神の快勝を応援したり、三田ゴルフクラブで大叩きしたり、なかなかに多彩でした。しかし楽しい夏休みはあっという間に終わってしまい、再び出張続きの日常が戻ってまいりました。休み明け早々にさっそく東京へ。


長野駅でホームに蕎麦スタンドを発見。いいよなあ。富山駅は駅弁の売店しかない。蕎麦はおろか新聞も雑誌もホームで買えない(しかも県庁所在地の!)新幹線駅ってどうなのよ。


東京に入って仕事やら翌日の会議の仕込みやら。夕食をしかるべき時間にとりそこねてしまい、銀座の「はしご」へ。私のサイトにおいて登場回数がたぶん圧倒的に一位の食べ物だと思う。この店との付き合いがほとんど会社人生の長さと重複するから、まあ昭和以来の無事息災を祝いつつ箸をとりました。


今回の往復では新聞の書評欄で見かけたこの本を。「鈴木さん」というのはジブリのプロデューサーで、アナログで、しかも人の話を長時間聞けない、まあ典型的なオヤジですね。そんな人間にも「ネット社会の成り立ち」「ネット社会の現在」「これからのネット社会」を簡潔にして懇切丁寧に、専門用語に頼らずに解説した快著です。

私じしんがそれなりにネットに浸って生活しているわりに、いろんなreason whyを知らずにいたことを知った次第です。作者はニコニコ動画の親分なのだけど、「地上波テレビはなくならない」ことを
しっかりとした理屈で説明していることにも好感が持てました。


帰りの北陸新幹線には昼飯時だというのに弁当を買う寸刻すらなくて「駆け込み乗車」状態に。こういうときに車内販売ってありがたいですね。「高崎名物 鳥めし弁当」を無事に購入できました。


昭和9年の発売というからかれこれ81年前となるか。その間に大きな戦争があり荒廃と繁栄があり、実業と虚業が交叉して・・・しかし昭和ひとケタの味って、そうとうに甘辛いものなんですね。使われている砂糖と醤油の量が半端じゃないと舌が伝えてまいります。あとそぼろご飯なんだからスプーンがついているとうれしいかな。


富山へ戻って翌日の北日本新聞。行き帰りの新幹線がほとんど満席状態だったから、今年の「おわら風の盆」はえらいことになるやろうな、と予感はしておりましたけど。来客ひとりあたま5000円くらい徴収して、もっと静かな祭りにしてくれないかな。あの情緒で無料というのは、金をおとさない無駄な人間を寄せているだけで、観光資源としては至極もったいない気がします。


会社の本社幹部が視察なのか監察なのか、やってきておりまして、「富山ブラックラーメン体験」を所望されたので「西町大喜」へ。昭和22年創業の当店は「ご飯のおかずになるラーメン」をめざしただけのことはあって、生醬油をそのまますすっているような塩からさがで、「塩分による脳天延髄切り」とまで言われているのだけど。

お試しになった幹部曰く、「次に試すのは半年後でいいかな」と。


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